こんにちは!

いつもブログにお付き合いいただきありがとうございます。

さて、今回はバストーナメントについて書いてみたいと思います。

私自身がバストーナメントから離れて数年というところですが、知人が今も出場していたりすることもあり、各種トーナメント結果については注意してウォッチをしています。

そんな国内バストーナメントにおいて、TOPトレイルとして象徴的存在で君臨する『JB TOP50シリーズ』の今シーズンについて振返り、今後の展開について期待も含めて書いてみたいと思います。


前半戦は順当とサプライズの複合戦

8月を終えようとする今の時期は、国内トーナメントにおいては中間を折り返して秋からの終盤戦を迎える時期に当たります。

4月には第1戦、九州・遠賀川戦。

6月には久々のエレキ戦となる第2戦、中国・弥栄湖戦。

そして、第3戦はクリアレイクでありビッグバスの聖地である奈良県・七色ダム戦が開催。

年間5戦のトーナメントトレイルとして、まさに折り返したところという状態です。


第1戦の遠賀川戦では、今江プロが初日TOPとなり、2日間の予選結果としもTOP。

帝王復活の期待が高まる試合でしたが、3日目にまさかのノーフィッシュで失速してしまい残念ながら優勝とはなりませんでした。

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<出展:JB/NBC公式HP

優勝したのは、『まくりの市村』こと市村直之プロで、2日目までの2位からの優勝。
最終日は698gフィッシュ1匹で、ウェイインした選手の中では最下位でしたが、トータルウェイトで6,180gと2位の佐々一真プロに150gほどの差をつけての優勝でした。

まさに、1匹釣るのとノーフィッシュでは雲泥の差。
トーナメントの明と暗を垣間見るような第1戦でした。

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<出展:JB/NBC公式HP

第2戦の弥栄湖戦は2009年の千葉県・高滝湖以来の8年ぶりとなるエレキ戦となりました。

エレキ戦は機動力が劣るので、弥栄湖のような大規模なリザーバーでは朝一のエリア選択が非常に大きなカギを握ることになります。

狙いをつけて行ったポイントが不発となった場合、場所移動に時間がかかるのでリカバリが非常に難しい展開を強いられることになります。

時期的にフィールドコンディションはミッドスポーンであり、プリもアフターも混在するような状況。

TOP50の試合は10年ほど開催されておらず、選手もフィールドもフレッシュな環境の中で、初日のTOPウェイトを叩きだしたのは、完全に日本のTOPトーナメンターとなられた青木大介プロで驚愕の6kg台。

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<出展:JB/NBC公式HP

同じくTOPトーナメンターの五十嵐誠プロも6キロ台で続き、3位には若手注目株の2015クラシックウィナーである三原直之プロが5キロ台で続くというハイウェイトな試合展開となりました。

個人的に注目していた今江プロは、2,796gを釣られていましたが、ハイウェイト戦の中に埋もれて30位スタートとなってしまいました。

しかし、事件は2日目におきたのです。

2日目は全体的にウェイトが落ちる中、初日TOPの青木大介プロは単日5位の安定のスコアで予選TOP。

リザーバーに強い三原直之プロも好スコアをマークし、予選2位にランクアップしており、最終日が楽しみな展開に。

そんな中、今江プロがロクマルで3,592gのビッグフィッシュをウェイイン。
会場を沸かせると共に、順位も一気に12位までジャンプアップさせ、こちらも最終日が楽しみな展開となりました。

最終日は福島健プロが躍進し、最終日ながら5キロに迫る4,995gを釣って単日TOPウェイト。
福島健プロも安定の実力者であり、そのポテンシャルが発揮された感じの最終日でした。

そして、予選2位の三原直之プロも、単日4位の好成績でフィニッシュしましたが、3日間のトータルウェイトで競うレギュレーションにおいて、予選の1kgを超えるビハインドは埋められず、青木大介プロが優勝を飾りました。

常勝のイメージがある青木大介プロですが、意外にもTOP50戦での優勝は7年ぶりとのこと。

試合展開的にも2日目も3日目も試合終了間際にキッカーフィッシュをキャッチしたとのことで、釣果から見える結果以上に苦戦されたようですが、TOPトーナメンターとして“持っている”ポテンシャルが大いに発揮された感じの試合でした。

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<出展:JB/NBC公式HP

そして、第3戦の奈良県・七色ダム戦。

言わずと知れた全国屈指のビッグフィッシュレイクであり、TOP50のメンバーがどこまでハイスコアを絞り出してくるかが注目の大会でした。

また、クリアレイクだけにサイトが得意な選手が有利であることや、七色ダムがホームレイクの山岡計文プロが居るなど、誰が上位に入るか見えない試合でもありました。

しかし、初日の結果としては、強気のパワーゲームが得意なイメージの小林知寛プロがあわや10パウンダーという4,315gフィッシュを含めて5,805gで初日のTOPウェイトに。
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<出展:JB/NBC公式HP

そして、今江プロもビッグフィッシュで揃えて5,375gを叩き出し2位に。

更に、3位には安定度抜群の青木大介プロが5キロ台で続くなど、今シーズン注目且つ実力メンバーが上位を占める展開となりました。

予選2日目も、小森嗣彦プロが2位、青木大介プロが3位と、実力メンバーは安定の上位をキープ。

そして注目すべきは、初日に出遅れた三原直之プロが4,100gを釣って単日4位に。
初日38位の出遅れを取り戻し、予選の順位では17位にジャンプアップとなっています。

一方、初日TOPの小林知寛プロは大きくスコアを崩して単日36位。
今江克隆プロも25位と、初日上位陣の崩れも顕著となりました。

予選の結果は、第2戦に続き勢いで青木大介プロがTOP。
小森嗣彦プロが2位など、簡単には崩れなさそうな上位陣の状況に。
今江克隆プロは6位。小林知寛プロは10位。

しかし、最終成績は3日間のトータルウェイトで決まるので、TOPの青木大介プロと10位の小林知寛プロとの差は1,656gであり、最終日の結果次第ではまだまだ逆転もあり得る状況となりました。

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<出展:JB/NBC公式HP

そして迎えた最終日。

そのまさかが現実のものとなることになります。

予選TOPの青木大介プロが2,880gでスコアを伸ばしきれずにウェイイン。
同じく、小森嗣彦プロも2,336gとスコアを崩しました。

そんな中で、1匹で3キロ近いスーパーキッカーフィッシュを持ち込んだのが小林知寛プロ。
今大会で2匹目となるビッグフィッシュを持ち込んで、単日5,226gで2位に!
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<出展:JB/NBC公式HP

総重量制ではあり得ることと言いながら、まさかの大逆転劇が現実のものとなりました。

他には、最終日でTOPウェイトを叩きだしたのは地元の山岡計文プロで5,620g。
もう少し早くこのウェイトが出ていればと悔やまれる結果でしたが、総合でも5位に食い込んでフィニッシュ。

まくりの市村直之プロは3位、ワールドチャンプの北大祐プロは4位に。
やはり、釣る人は釣るという結果。

また、予選で6位というお立ち台が十分臨める位置に付けておられた今江克隆プロは、残念ながら最終日は伸び悩み、最終8位でフィニッシュ。それでもシングル入賞ですから凄いのですが。

と言うことで、パワーゲームスタイルを貫き通した小林知寛プロの劇的な逆転優勝で幕を閉じた第3戦となりました。

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<出展:JB/NBC公式HP

残りの2戦を踏まえて、勝手に年間予測

と言うことで、改めて現時点での年間成績を確認してみましょう。

優勝こそ無いものの、各試合でコンスタントに上位入賞を果たし、ハズしていない市村修平プロが163ポイントを掲げて現時点での暫定TOPになっています。

しかし、2位には若き帝王青木大介プロが3ポイント差の160ポイント。

更には、往年の帝王復活を狙う今江克隆プロが8ポイント差の155ポイント。

更にさらに、2014年のワールドチャンプである小林知寛プロが154ポイント。
昨年のワールドチャンプの北大祐プロが5位で150ポイント。

13ポイント差となると、なかなか厳しい感じも受けますが、残り2戦で上位陣が予選落ちなどの大ハズしをするようなことがあれば、逆転も大いに可能なスコアと言えます。

そういう観点で見れば、6位以下のメンバーも十分可能性有と言えるかも知れませんね。

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<出展:JB/NBC公式HP

残りの試合は東北・福島県の檜原湖。そして、茨城県の霞ケ浦水系。

檜原湖はクリアレイクのスモールマウスバスレイクとして有名で、スモール戦に強い選手に有利なフィールドです。

過去の成績を見ると、ここ最近では五十嵐誠プロが好成績が多く目立ちますが、かつては今江克隆プロもスモール戦では無類の強さを発揮されていました。

スモールマウスバスの特性・習性を十分体得できている選手は明らかなアドバンテージがあると言える試合になるかと思われます。

また、スモールマウスレイクの試合でキーとなるのがラージマウスバスの存在。

個体数は圧倒的に少ないけれど、サイズ的にもウェイト的にも優位性のあるラージマウスバスをどれだけ意識的に混ぜていける戦略が取れるかどうかで、大会の結果は大きく変わってきます。

この観点では、サイトフィッシングに長けていて、ストロングスタイルを得意としている三原直之プロは、ラージマウスバスを交えて上位入賞し、年間争いで上位に食い込む可能性が大いにあるのではないかと注目しています。


そして運命の最終戦、霞ヶ浦水系戦。

霞ヶ浦は自分が関東で居た時に何度も通ったフィールドですが、正直、あまりにも広くて、そもそも機動力がなければ戦うことさえ難しいフィールドです。

風が吹けば、周囲に風裏をつくる地形がほぼ無いので、どの向きから風が吹いても激荒れになります。

そんな天候の影響を受けやすいフィールドな上に、超広大。

北浦までエリアに入るかどうかがわかりませんが、北浦もエリアに入るとなると、大移動ではバスボートを使っても平気で1時間を軽く超えるロングドライブは当たり前です。

そのような広大なフィールドから、確実に魚を見つけ出すのは十分な経験に加えて、入念なプラクティスでフィールドコンディションを把握し、メインパターンからバックアップパターンをどれだけ多く持つことができるかどうかが非常に重要になってきます。

プラクティスで見つけていたパターンが崩壊するのは当たり前に起こりますし、試合が始まっても3日間でどんどん釣れるパターンが変わることも普通に起こり得るフィールド。

霞ヶ浦水系での過去の戦績を見ても、勝ちパターンも様々ですし、優勝者もバラバラで、圧倒的な強さを推し量れる選手を決めるのは非常に難しい感じがします。

ただ、関東勢はプリプラクティスに入り易いので、デフォルトで優位性があると思います。

また、水質がマッディであるが故に、ストロングスタイルで撃ったり、巻いたりできる選手がクオリティフィッシュを持って帰ってくるイメージが強いフィールドでもあります。

これらの話しと、上位陣の選手の顔を眺めてみると、オールラウンドプレーヤーの今江克隆プロや、関東勢の青木大介プロ、そしてサル番長こと関和学プロなどは上位に入って来る可能性が非常に高いと感じます。

また、北大祐プロも練習量からくる経験値が凄いですし、小林知寛プロも経験値に加えてストロングスタイルの爆発が気になります。

そういう意味では、最終戦は『大きくハズサナイ』

これに尽きるのかも知れません。

しかし、ハズそうとしてハズす選手は居ません。

全ての選手が高いレベルでプラクティスを行い、本戦に臨むのですが、それでも必ず歯車が狂い貧果に苦しむ選手が出てきます。

これはプレッシャーの影響が少なからず大きいのではないかと思いますが、プレッシャー耐性の切り口で見ると、やはり場数は大きな武器になると思います。

現在の暫定TOPの市村修平プロは、追われる立場のプレッシャーにどこまで平静で対応できるのか?が気になるところですが、マスターズシリーズにも参戦して全国トレイルをされていることを考えると、強さを発揮してくれるかもしれません。

過去2年は毎年、第4戦が檜原湖で、最終戦の第5戦が霞ヶ浦です。

■2016年の結果
檜原湖戦
2016hibara

霞ヶ浦戦
2016kasumi

■2015年
檜原湖戦
2015hibara

霞ヶ浦戦
2015kasumi

檜原湖戦での五十嵐誠プロの強さと、青木プロ、沢村プロの強さも目立ちますね。


とまぁ、勝手にいろいろなことを書きましたが、『ところで、あなたは誰が勝つと思うのか?』ですよね?

順当に考えれば、青木大介プロ当たりが大本命なのかと思いますが、残りがスモールマウス戦とマッディレイク戦でることを踏まえて、小林知寛プロ、来るんではないかと思います!!

さて、この予想がどうなるか?

第4戦の檜原湖戦がそもそも楽しみですが、やはり10月20日から始まる最終戦が楽しみです。

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