こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing (N.C.F.) GONTAです。

さて、今回は、前回のブログで頭出しをしているチューニングオイルについてです。

いや、もっと言うと、オイルの性能どうこうではない新たなテクノロジの導入についてのお話しです。

今回はそんなチューニングオイルについて、その歴史?について私の認識の範囲で触れながら書いてみたいと思います。


元々のオイルの役割は劣化防止だった?

釣りのリールにオイルを点すのは当たり前の作業として皆さんされているかと思います。

リールを買えば、その箱にはオイルが付属して入っているのが当たり前でした。

そもそも、オイルを点す必要性というのは、錆びを防止し、パーツの初期性能を維持するのが目的だったと言っても過言ではないんじゃないかと思います。

例えば、リール本体内のギア、そして回転パーツの各所に使われているボールベアリング。

どちらも金属製品であり、水分に晒されると錆びを生じてしまいます。

錆びが生じれば、ギアの噛み具合は滑らかさを失いゴリゴリしますし、ボールベアリング無いの金属ボールが錆びてしまうと回転しなくなってしまいます。

なので、これらのパーツを錆びさせることなく使えるようにするのがリールオイルの役割でした。

また潤滑性を維持させる為にはグリスもありますが、より外部の面しており水や海水に晒されるヶ所には粘度が高くて付着効率が高いグリスを。そして、ギアなどの内部構造部には粘度が低く滑らかさを引きだせるオイルを、という使い分けです。

いずれにしても、どちらも錆びるという劣化を防止するのが目的でした。

また、この錆びを防止すると言う観点では、シマノさんの【A-RB】など表面加工により錆びに強いボールベアリングが使われるようにもなりました。
ARB

確かに、通常工業品のボールベアリングよりは錆びにくい特性を発揮してくれてはいましたが、使用に伴い錆び防止の表面処理は失われ、一定期間使用するとやはり錆びるという状況でした。
※錆びずに性能を維持するという話しでは、セラミックベアリングという選択肢もありましたが。

また、ダイワさんのマグシールドも、水の侵入による劣化防止の機能であり、マグシールドベアリングがボールベアリングとして高性能か?と言われると、それはまた別の話しというところです。

実際、マグシールドオイルが無くなった状態で水が浸入したマグシールドBBがサビサビになった映像などは良くネット上に掲載されていました。

このように、釣りにおいてはギアやボールベアリングの劣化は快適な使用を阻害する要因であり、それを防止することが一義的に注目されてきていました。


最近の目線は性能アップ・チューニング

しかし、いつからか(結構前からだと思いますが)リールのチューニングオイルというものが販売されはじめました。

古くは、【Office ZPI F-0(エフゼロ)】などが初期から発売されていた商品ではないかと思います。
F0

これらの製品は、性能劣化の防止は元より、摩擦抵抗の低減による回転性能などの改善が目的としてリリースされたものになります。

まさに、メンテナンスオイルではなく、【チューニングオイル】なのです。

例えば、一番わかり易いのがベイトリールのスプール受け部のボールベアリングです。

スプールが逆転してラインが出ていく構造のベイトリールにおいては、回転がよりスムーズに行えた方が飛距離が出るという発想です。

スプールの回転軸を受けているボールベアリング内部のボールに対して、回転時の抵抗を小さくしてあげれれば、スプール回転性能は改善されます。

この回転性能改善は、ボールの周りにオイルの被膜をしっかりと保持することが求められます。

しかも、ドロドロとした粘度の高いオイルが塗布されても回転性能は上がりませんので、より薄くサラッとしたオイルの被膜が理想とされており、よりこの理想に近いオイルが研究されて販売されていきました。

ここ数年でリリースされている商品などを見ると、釣りの世界で研究されたものではなく、車やバイクのレースの為に開発された製品が導入されています。

私はフィネスラインローラーの“零”で有名な、M.T.C.W.さんのオイルを使っていました。


車やバイクのレースと比べるのは大袈裟に見えますが、実際、ベイトリールなどをルアーフィッシングでフルキャストした際に発生するスプールの回転数は非常に大きく、中途半場なオイルを使用しているとオイルが飛んでしまってオイル切れを起こすので、レースの製品を導入するのは決して大袈裟な話しでは無いのです。

また、例えをベイトリールのスプール軸受け部に絞って記載しましたが、スピニングリールのラインローラー部などもライン巻き取り時には常に負荷が掛かっていますし、且つ、ラインに付いてもどってくる水分にも晒されますので結構過酷な条件の元で使用されています。

・高回転に晒されても油膜切れしない。

・より薄くて強い皮膜が形成できる。

・粘度が低くてサラサラしており、回転抵抗を妨げない&改善する。

これらの観点でチューニングオイルは進化してきています。

まさに、ナノ単位でオイルの被膜を作り、より表面を滑らかにして回転抵抗を殺す。

そんな役割を果たしてくれるのがチューニングオイルでした。


被膜からコーティングに進化!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここから今回紹介する新しいチューニングオイルの紹介です。

まぁ、いきなり新しいチューニングオイルの特性を紹介しても、従来の製品の特長がわかっていなければ何が凄いのかがわかりませんので、その為の前置きということでご了承ください。

ここでご紹介するのは【アースフィールド CNTリキッド】
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表題にも使ってる“CNT”

これは、“カーボン・ナノ・チューブ”の略です。

私も技術的に細かい部分までは不勉強なのですが、ナノ単位の細かいカーボンが、密に結合することで被膜層を形成するのが“CNT”の正体です。
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要は、従来品のように細かいオイル粒子でなかく、カーボン粒子が結合して被膜層を形成するので、非常に強い被膜層となり、ボールベアリングのボールの表面やリール本体内のギアの表面に付着して滑らかさの発揮とと保護性能の発揮をしてくれるというものです。

一度、このカーボン被膜層が形成されると、非常に強いが故に除去することが困難なほど強いようです。

販売されているアースフィールドフィッシングの平山さんによると、除去するには焼くなどの処理をしないと溶液などで除去できないほどだそうです。
※カーボンなので、焼けば除去できるようです。

販売されている状態は液状で、オイルのようになっていますが、オイルはあくまでもカーボン粒子を撹拌して塗布しやすいように使われているだけで、肝心なのは中のカーボン粒子という感じです。

このオイルを塗布すれば、超高性能の高いボールベアリングでなくても性能が良くなるようですし、ギアについてはカーボン被膜が緩衝剤のようになってギア同士の当たり感がほぼ無くなるくらいの感触になります。

自分のリールではまだ試していませんが、ショップに置かれていたソルティガのハンドルを回させてもらったのですが、大型リールとは思えないほど滑らかな巻心地になっていました。

また、巻心地が滑らかになっただけではなく、摩擦熱が抑えられる影響なのか?ギアの故障や滑りなども軽減・解消するそうです。

パワーフィッシングには非常にありがたい効果ではないかと思います。

とりあえず、私は手持ちのリールで簡単に使える部分に使ってみました。

スピニングリールについては、ラインローラー部のボールベアリングに。

ベイトリールは、スプール軸受け部のボールベアリングに使用。
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実釣で効果のほどを確認してみたいと思います。

と言うことで、本製品に関心のある方は【アースフィールドフィッシング】さんにお問い合わせください。
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ホームページにはWEB問い合わせもあります。

平山さんが親切にアドバイスや特徴の説明などをして下さると思います。

因みに、車のガラスコーティングが新車時でないと効果を発揮しないように、リールも初期の状態でこのCNTリキッドでコーティングしておくのが一番効果が高いと言われていました。

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