こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

週末に本州を襲った台風24号。

今回はありがたいことに、前回の21号のような大ダメージを受けることなく済んだ感じです。

ただし、沖縄本島及び周囲の島などは停電なども含めて災害の爪痕が残されてしまい、早く正常な状態に復旧されることを祈るばかりです。

前回の21号襲来時の地元の被害はメディアなどで報道されていないものでもTwitterなどではいろいろと情報が載せられており、高潮のMAX時には実質5m近く海面が上がっていたことが確認できる写真や動画をいくつも目にしました。

今回も紙一重でルートが違ったことで実際の被害には大きな差が出ましたが、裏を返せば今後の台風で同じことが起こる可能性も大いにあると言うことで、災害対策には真剣に取り組まないといけないと感じています。

既に発生している25号が大きく発達することのないよう祈っています。

さて、今回のこちらでの記事のネタは新しいラインのリリースに関してになります。

少し前にもエステルラインの考察記事を書いた際に、各メーカーさんから新しいエステルラインが続々と市場投入されているという記事を書いています。



そんな中、タイミング良くと言いますか、待ちに待った東レからのエステルラインのリリース情報が飛び込んできましたのでその内容についてピックアップしてみたいと思います。

では、お時間のある時にお付き合いいただければと思います。


これまでエステルラインを出していなかった東レの理由?

さて、東レのソルト用ラインにおいては、ライトゲーム用として【アジングシリーズ】と【メバリングシリーズ】で構成されていました。

それぞれに、フロロカーボンラインとPEラインがあり、フロロカーボンラインについては号数に違いが、そしてPEラインについてはラインのカラーに違いがありました。

しかし、実際には細かい違いがメインでターゲット別に選択しないといけないこともなく、ユーザ側からすると、見た目のバリエーションが多くて選びにくい(必要なラインを絞り込みにくい)という状況でした。

それが、今回の変更で【スーパーライトシリーズ】として1本化され、シンプルになります。

pe
fluoro

また、サブタイトルにもある通り、ライトゲームではメインストリームになってきたエステルラインについては発売されていませんでした。

理由としては、ソルトラインシリーズのフロロカーボンライン自身にエステルラインの代替として機能するように設計されていたからです。

アジング・メバリングに特化した原糸選定で、バス用のラインよりも線径は細いけど強く、バス用のラインよりも伸びが少ない、という特性が持たされており、結果的に極細ラインでも伸びが少ない(エステルラインに近い)特性を発揮するラインになっていたのです。

フロロカーボンラインの通しで釣りができれば、リーダーの結束をする必要が無いので、リグの交換などでリーダーが短くなることを面倒くさがることもなく、結果としてマメにリグ交換をすることで釣果が上がるというのはフロロカーボンラインのメリットかと思います。

しかし、ここに来て、やはりエステルラインをリリースしてくれました。

やはりフロロカーボンラインだけではカバーできないエステルラインのメリットについて改めて考えていただけたのだと個人的には非常に喜んでいます。

フロロカーボンラインのメリットは上記の通りですが、デメリットもあります。

これについては、長くなりますので、本ブログの最後に参考として記載しておきます。

関心がある方はそちらをご一読ください。


ラインナップは、オーソドックスな3種類で200m巻き

さて、製品としてリリースされるラインの番手やカラーについて見てみたいと思います。
estel

まず、番手については、0.2号、0.3号、0.4号の3番手に集約。

0.2号で0.9lb

0.3号で1.3lb

0.4号で1.6lbです。

【サーティフォー 34 ピンキー】と同クラスの強さ。

【よつあみ チェルム アンバーコード S-PET】よりは弱い設定です。

実際、豆アジングでは0.2号で十分ですし、湾奥で釣れる中アジクラスでも0.3号で十分です。

エステルラインは張りは無いけど素材的には伸びが無くて硬く感じるので、0.4号まで行くと慣れていないとかえってライントラブルが発生し易いので、通常利用であれば0.2号と0.3号がベストですね。

もっと大きなサイズのアジやメバルが釣れるエリアで狙って釣る時には0.4号の選択も有りかもしれません。

なお、根に擦られるリスクがあるメバルなどを狙う時は、根ズレに強いフロロカーボンラインの使用をお勧めします。いくら太くしても、ライン自身の擦れに対する耐性特性があり、エステルラインはその特性が低いからです。

走り回られてもOKだけどサイズは大きい魚が釣れる場所では、感度を優先させてエステルの0.4号という選択も良いのではないでしょうか?

そして、ラインカラーはクリアです。

カラーについても、こちらのブログで何度か取り上げていますが、リーダーを結束することが多い(必須ではない)エステルラインでは、クリアなリーダーと色付きのメインラインの方が結び易いのは事実です。

しかし、これは慣れの問題で、慣れてしまえば見た目でラインの素材の違いもわかるので、実質あまり大きな差は感じません。

ナイトゲームでラインが見えやすいという点も、ライトを照らした時は顕著に差がでますが、実際に釣りをしている間では色付きもクリアもほぼ違いは感じません。

逆に、クリアカラーだから魚にプレッシャーを与えないと言うのも、どの程度インパクトがあるのかは不明です。

デイゲームなどでは、差が出るかもしれませんね。

最後に、糸巻量を見ておきます。

200m巻きで、定価が1,700円。

実売価格で何割かディスカウントがある可能性に期待すると、【サーティフォー 34 ピンキー】や【ティクト ジョーカー・ジャックブライト】などよりは安いのではないでしょうか?

ピンキーなどでは200m巻きで2,000円くらいですね。ジャックブライトだと、楽天では1,600円くらいで販売されていますね。

一方、格安感のある【よつあみ チェルム アンバーコード S-PET】や【ゴーセン ルミナシャイン】よりは少し高い設定になるかもしれません。

後は、実際に使ってみて自分の体で確認してみたいと思います!




<参考>フロロカーボンラインとライトゲームロッドとの相性

改めて、フロロカーボンラインの特性からくる問題点について書いておきたいと思います。

スピニングリールでは、ライン放出時(キャスト時)に横巻きされたスプールからフリーでラインが放出されます。
shimano

確かに、ベイトリールのようにスプールが逆転するようなこともなくラインがフリーに放出されるので、ルアーやリグが何も負荷を受けずに飛んでくれるイメージを持ちます。

しかし、実際にはキャスト時の放出されるラインの速度はものすごく速いので、その結果としてスプールから螺旋状に放出されるラインは外に広がろうとします。

一旦外に放出されたラインの螺旋は、まず第1ガイドに当たって収束され、更に第2、第3とガイドを通っていく過程でどんどん収束されていきます。

そもそも設計やテストがちゃんとされていないロッドでは、このラインがガイドに当たる抵抗が大き過ぎてルアーやリグが一気に失速してしまいます。

ちゃんと設計されているロッドでも、どんなラインの使用を前提として設計されているかを意識しないと、ミスマッチの落とし穴にはまってしまいます。

ここで、ライン特性を見ておきます。

フロロカーボンラインは一番硬くて張りがあり、その次にナイロンライン、エステルライン、そしてPEラインという順で張りやコシが弱くなります。

ラインの張りやコシが強いとどうなるか?と言うと、キャスト直後にスプールから放出された螺旋の直径が大きくなってしまいます。

その結果、硬いラインは第1ガイドに大きく干渉して飛距離を落としてしまいます。

逆に言うと、張りが無くコシも弱いPEラインなどは、ほぼリールのスプール径と同じくらいの螺旋の直径になるので第1ガイドに干渉しにくく、小さいガイドを使用しても影響が出にくいことになります。
daiwa

例えば、バス用のスピニングロッドなどはフロロカーボンラインの使用を前提にしている(バスフィッシングは障害物に擦れる機会が多い釣りなのでエステルラインは不向き)為、最新のロッドであっても第1ガイドは結構大きなものがセットされています。

一方で、最近のシーバスロッドなどでは、ほぼPEラインの使用を前提としているので、第1ガイドから小さなものがセットされているロッドがたくさんあります。

磯ヒラ狙いなどで使われる【AIMS フラックアローシリーズ】などは、ナイロンラインも使うことがある(磯釣りではPEラインは風に流されて磯に当たり切れてしまう)シーンを想定してガイドは全般的に大き目がセットされています。

そして最近のアジングロッドのトレンドはマイクロガイドセッティング。

なので張りがあるフロロカーボンラインはあまり相性が良くなく、張りの弱いエステルラインの方が相性が良いということになります。

因みに、ベイトタックルでも同じことが当てはまります。

ダイワのTウィングシステムなどは、クラッチを切った時のライン放出がほぼスプール幅と同じくらい広くなりますが、この時に第1ガイドが小さいと、そこがネックとなってライン放出が詰まり飛距離を殺してしまいます。

Tウィングシステムの優位性を活かすのは、第1ガイドが少し大きめのロッドなのです。

逆に、ABUやシマノのリールのように、あくまでもラインガイドの1点からしかラインが放出されないリールについては、第1ガイドが小さくてもOKですし、むしろその方が早くラインのバタつきが収束させられるので飛距離が伸びたりします。

以上、参考であり補足でしたが、ラインの特性とロッド(特にガイド)との相性についてでした。

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