こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回は、最近FaceBookなどでも良く見るライフジャケットの着用について書いてみたいと思います。
皆さんは釣りの最中に落水したことがありますか?
因みに、私はボートでのバス釣りをしていた時に落水したことがあります。
実際に落水したことがある人は意外と少ないと思いますので、その経験も踏まえて落水についてと、ライフジャケット着用の重要性について書いてみたいとおもいます。
お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
意識の低い海の沿岸部での着用
先にも書いた通り、ボート利用時のライフジャケット着用は、淡水域でのバス釣りのボートフィッシングや、遊漁船利用時などでほぼ浸透している感じがします。
ここ最近通っている海上釣堀などでも、沖の釣堀設置場所まで乗せてくれる船でさえも、走行時にはライフジャケット着用必須が浸透しています。
しかし、ライフジャケット着用の義務は、ボート利用時だけではありません。
私の地元の大阪湾でも、条例により防波堤などで釣りをする場合はライフジャケットの着用が義務付けられています。
※ただし、安全柵などが設置されている場所では、この限りではありません。
しかし、過去にも記事に書いた通り、そもそも安全柵などが無い場所での釣りにおいても、ライフジャケットの未着用をよく見かけるのが現状です。
特に、誰からも指導や制限がされにくいのが陸続きの釣り場の気楽さであり便利さなのですが、気軽に誰でも釣りができるが故に、安全対策についてはこれと言った指導が行き届く訳でもなく来ているのが現状のように思います。
落水すれば必要性を痛感する
さて、わたくし事ですが、いざ落水した時のことを書いてみたいと思います。
私が落水したのは、まだ水温が最低のレベルを維持している3月上旬でした。
ボートフィッシングであり、服も着込んでいたので落水しても泳ぐことが難しく、ライフジャケットが無ければ危険な状況でした。
しかし、自動膨張式のライフジャケットがちゃんと機能してくれたので、周囲の釣り人に補助してもらい、無事に自分のボートに戻ることができました。
落水時は、昼間でも何が起こったのか認識し辛く、水面がどちらにあるのかも意識し辛いということが落ちてみてよくわかりました。
ましてや、港湾部などの足場の高い場所で、且つ、夜などに落水した場合はなおのこと自分の状態が把握しにくいと思いますので、ライフジャケットが無いと浮いていることさえ難しいかも知れません。
痛い目にあって始めてわかる話しですが、経験すればライフジャケットの必要性と有り難みは良くわかるというお話しでした。
ライフジャケットも機能的になってきている
ライフジャケットですが、一般的にライフジャケット=救命胴衣のイメージは、オレンジや黄色の派手なカラーの浮力体だけのベストを思い浮かべますね。
見た目もあまりよろしくないし、浮力材としての機能以外は特に意義が無いものなので、余計に着用がおっくうになるのではないかと思います。
しかし、シーバスアングラーなどでは既に浸透している、システムライフベスト(ライフジャケット)などは多くのポケットなどが装備されていて、タックルボックスを収納しておくひとつの釣り具として位置を確立している感じがあります。
要は、救命胴衣を着ているというよりは、タックルボックスを収納する為のジャケットを着ていて、そこに浮力体が内蔵されていて、結果的にライフジャケットを兼ねている、という感じです。
一方で、堤防などでのエサ釣りをされている方は、そもそもクーラーボックスやタックルボックスを持ち込まれるので、タックルを装備する為のライジャケは着る必要性が低いという感じがします。
だからと言って、ライジャケ未装着を擁護する話しにはならないのですが、釣り場に持ち込む道具は極力少ない方がいいので、必要性を感じないものを敢えて持っていかなくなる流れは、理解できないではありません。
しかも、真夏などともなると、Tシャツ1枚でも暑いのに、それに浮力体の詰まったライジャケを着るのは確かに二の足を踏む気持ちもわかります。
少し話しは逸れましたが、ライフジャケットも、高機能タックルボックスを身に付けていると考えれば、着用する気になるハードルは一気に下がるのではないかと言うお話しでした。
更に気軽に着用できるベルト・ポーチタイプ
さて、更にライフジャケットは進化していると言うお話しです。
バス釣りのボート釣りを始めたことは、シーバス用のシステムライフベストのような発泡材が浮力体として入っているものを着用していましたが、何年か経過した頃に、ウエストにベルトのように巻きつけるタイプのライフジャケットが出始めました。
これは、浮き輪になるものが折りたたまれて内蔵されており、落水時にボンベから空気を充填して浮き輪にするとうものです。
空気の充填のきっかけは、落水時に水で濡れることでボンベに穴を開ける激針が作動して自動でボンベに穴を開けてくれて、自動で膨らむタイプと、自分で引き手の紐を引いてボンベに穴を開ける手動タイプがあります。
先にも書いた通り、落水時は状況把握が難しいので、少し値段が高くなりますが、よりおススメなのは自動膨張式ですね。
また、ベルトタイプから更に進化して?最近ではポーチタイプのものがあります。
これは、ポーチ部に輪っか型やベスト型の袋が入っており、ボンベから空気を送り込むとそれが膨らんでポーチから飛び出てくる構造になっています。
ここで気をつけたいのは、ライフジャケットを買って装着していることで安心して終わってはいけないということです。先に書いたように、中に入っている袋がどんな形をしているかは、膨らむまでは見えないので、どんなものが浮力体として出てきて、どう装着するかをわかっていないといけないという話しです。
ベスト型が出てくるなら、落水後にそれを着込まないといけません。
ポーチ型は確かにコンパクトで場所も取らず、装着感も良いのですが、何もせずに着ているだけで浮かんでいられる従来からのベストタイプや、膨らんだ時に自動的に体の周りで浮き輪状態になってくれるベルトタイプと比べると、若干の安全度の違いがあるな、と感じました。
最後に、ライフジャケットは正しく装着することが大事
さて、最後になりますが、どんなに高機能なライフジャケットを持っていても、正しく装着していなければ、その機能を享受することができない場合があります。
一番有名なのは、ベストタイプのライフジャケットを利用する場合は股紐をちゃんと通して着用することです。
これをしていないと、落水した時の勢いで、体がライフジャケットから抜けてしまい、全く意味がないことになってしまいます。
落水した時の勢いは、どのくらいの高さからかにもよると思いますが、高い堤防などから落ちた場合には、それだけの入水時の抵抗があるということを意識しておかなければいけません。
また、ベルトタイプやウェストポーチタイプについては、着用している衣類の一番上から装着しなくては意味がありません。
良く聞くのが、レインウェアなどを着る時に、ベルトタイプのライジャケの上からレインウェアを着てしまい、せっかくのライフジャケットが上手く膨張せずに浮き輪としての機能を果たさなかったという話しです。
命を守るライフジャケットは、まず持っていること、そして釣りに行く時に着ることが大事ですし、着用する時には、自分の持っているライフジャケットの機能を事前に十分理解し、正しく装着しないと意味がないということを常に意識しておかないといけないと、わたし自身も改めて気を引き締めた次第です。
せっかくの楽しい釣りが、事故などにより一気に命に関わる話しになってしまいます。
事故をすればいろんな人に迷惑がかかりますし、ましてや人身事故となると大変な問題になります。
釣り人としての最低の義務は果たさないといけないというお話しでした。
ライフジャケットは、メーカー品・ブランド品は結構いい値段しますが、それらに拘らないのであれば結構安い製品も沢山出ています。
見た目よりも機能優先と言う方は、大いにアリの選択肢ではないでしょうか?
まったくその通りですね。
私は足場のいい柵のある場所ではウエストタイプを。
テトラ帯に降りる時はベストタイプを使っています。
万が一落ちた時にも背中と前がクッションになるので。
しかし、ライジャケを着けてない人が居過ぎですよね。
コメントありがとうございます。
確かに、ライフジャケットは着ていれば良いというものではなく、状況に応じたものを着用しないといけないですね。
ベストタイプのライフジャケットも、体を衝撃から守るという意義はありますね。
勉強になりました。