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【タックルメンテ】ジャリジャリのダイワ PE-SVを恐る恐る開けてみた!

こんにちは!

昨夜は一旦釣りに向かったのですが、予報が外れて雨が止まず、風も爆風で風裏探しもできなかったので、諦めて大人しく帰宅の途につきました。

そこで、先週に調達していたベアリングリムーバーを利用して、巻き心地がおかしくなっている【ダイワ モアザン PE-SV】のメンテをしてみることにしました。

このPE-SVですが、昨年の秋に使用中に異音を発するようになったのですが、その時にすぐにメンテナンスに出さずにいて、その後も約半年、放置プレーになっていました。

結果から言うと、予定していたスプールのボールベアリングは外れずで何もできなかったのですが、改めて錆度合い(塩ガミ度合い)に驚きました。

では、ダイワ PE-SVのメンテ前状態について紹介してみたいと思います。

まずはスプールを外して異音の原因調査

さて、【ダイワ モアザン PE-SV】の症状を先に書いておくと、使用期間としては、主に河川とサヨリパターンの時のシーバス狙い限定での使用で、約2年使ってきました。

メンテの方法は、使用後にペットボトルの水でじゃぶじゃぶと洗い流して、そのまま自然乾燥で放置です。

導入初年度は、この維持管理レベルで特に問題は出ず、なかなか上部で良いリールだと喜んでいました。

とにかく、キャスタビリティの面では非常に優秀で、シマノのDCのような特殊な電子制御なくして、フルキャストでもほぼノーサミングでバックラッシュしないという、驚異的なストレスフリー性能を発揮してくれていました。

しかし、昨年秋のサヨリパターンでの釣行(5日連続で6時間/日の釣行)において、最終日かその前の日くらいからリールを巻くとシュルシュルという大きな異音が発生するようになり、巻き心地もシャリシャリ感が露骨に感じられるようになりました。

まぁ、ウェーディングの釣りで、一晩に数え切れないほどのキャストを繰り返し、ビッグベイトも投げ、毎晩それなりにグッドサイズのシーバスをパワーゲームで釣り上げたので、ある程度のガタがきても仕方ないと納得はしていました。

ここ最近の傾向では、サヨリパターンでのシーバス狙いが、私の中でのシーバスゲームの締めくくりなので、サヨリパターン終了後、メンテナンスを失念したまま放置となってしまいました。

そこで、先日、ほったらかしにしていたことを思い出し、恐る恐るリールを開けてみる事にしました。

サイドプレートの固着は無く、すんなりスプールを取り出す事が出来たのですが、スプールに取り付けられているピニオンギア側のボールベアリングは塩が浮いてボロボロ。

辛うじてベアリングのハウジングは回りますが、ゴリゴリ感満載で、中のボールが錆びている事は容易に確認できました。

因みに、このボールベアリングは通常のボールベアリングで、マグシールドBBではありません。

そして、ピニオンギア側はこんな感じ。

写真だけではちょっとわかりにくいのですが、全体的に錆が固着しているのと、ピニオンギア側に装着されているマグシールドBBの磁性オイル漏れか?茶色い液体が付着しています。

これが、磁性オイル漏れなのか、錆がオイルに混じっているだけなのか?私には判別できません。

と言うことで、一旦、スプールを取り外した状態でハンドルを回してみると、スプールが装着されている時よりは回転はスムースにはなりましたが、それでもシュルシュル感は消えません。

ギアが入っている側を開けてみないとわかりませんが、どうも本体側(ギアが入っている側)の中にも塩ガミや錆が発生している感じがします。

本来、ここはマグシールドで守られているはずなのですが、ピニオンギアがこれだけ塩害を被っているとなると当てにはならない感じです。
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(ダイワはパーツ表が公開されていないので、シマノさんのパーツ表を流用させて頂きました)

慣れた人であれば、開けて確認、となるところかと思いますが、私のスキルと経験では、ここを開けるのはかなり高いハードルです。

と言うことで、ここはヤフオクなどで修理出品されている方に出してみることにしました。

せめてスプールのBB交換だけでも自分で!

さて、トラブル時のメンテナンスだけでなく、通常利用における性能改善の観点でも、最近の高性能ボールベアリングを活用していきたくて、自分でボールベアリングの交換をする為のツールを調達しました。

ひとつは、スプールシャフトに刺さっているピンを抜くリムーバー。

そして、もうひとつは、ボールベアリングのチェッカーです。

どちらも楽天市場のヘッジホッグスタジオさんにてポチリです。

ベアリングチェッカーは勢いの要素が大いに有りですが、ベアリングリムーバーは前から一つは持っておきたいと思っていたツールでした。

ダイワやABUのリールにおいては、このベアリングリムーバーが無いとピンは抜けないようです。

また、シマノのシャフトピンは力技で抜けないこともないようなのですが、メンテナンスに長けている釣り友さんに意見をお聞きすると、ベアリングリムーバーを使った方がシャフトの曲がりなどのトラブル回避に良い、と聞いたので買ってみました。

早速、見よう見まねでツールにスプールをセットしてシャフトのピンを抜いてみました。

ハッキリ言って、抜くこと自身は非常に簡単にできました。

ツールに付いている穴が、ちゃんとピンが抜ける位置に設定されているので、慌てず騒がずにゆっくりと十字レンチを締め込んでいくことで、簡単且つ綺麗にピンを抜くことができました。

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しか~~し、落とし穴は、ピンを抜くところ以外に潜んでいました。

ツールにスプールをセットして、十字レンチを回して締め込んでいくのですが、レンチの先がピンにちゃんと当たっているかを注意するあまり、下の写真のネジ山部がスプールエッジに当たることに気付いていませんでした。
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結果、大ダメージではない(と私は思っている)とは言いつつ、下の写真の通り、スプールエッジに傷を付けてしまいました。

確かに、ヘッジホッグスタジオさんのツールの利用法を解説するページには、ここでスプールエッジに傷を付けないように注意するよう書かれていました。

全く気にしていなかった・・・

まぁ、既に満身創痍のスプールなので、このくらいの傷はいいっちゃいいんですけど、自分で傷を付けてしまったのがちょっと残念でした。

コツとしては、ベアリングリムーバーとスプールエッジに間に、ジップロックのようなものを挟んで作業すると、このような傷を付けるトラブルは発生しないことがわかりました。

いろんなツールが、いろんなメーカーから出ていますが、皆さんもこの点は注意された方が良いかと思います。(私がドンクサイだけですが)

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最後は、肝心なBBの固着で万事休す

さてさて、バタつきながら、何とかピンも抜くことができ、肝心の錆びついたボールベアリングを外そうとしたのでうが、何と、抜けるどころかビクともしません。

ピンを抜いた以外に、何かしないといけないのか?と釣り友さんに聞いたところ、電蝕や塩ガミ等々で固着しているのではないのか?とのアドバイスが。

ここで登場するのは、やはりKUREのCRC 5-56ですね。

何度かスプールシャフトとBBの間めがけて吹き付けて、ペンチで挟んで抜こうとしたのですが、頑として動かず。

あまり無理をすると、スプールそのものを変形させてしまいそうだったので、一旦この日は断念することにしました。

まさに、ミッションインポッシブル!!

ここまでバタついて、結局何も問題は解決しませんでした。

残念!

後は、本体も要メンテ状態なので、専門家にお任せするしかなさそうです・・・

調達したベアリングリムーバーは、17カルカッタコンクエストBFSのベアリング交換に活用することにします。

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