こんにちは! NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
G20サミットも終わり平穏を取り戻した感じの大阪です。
そんな先週末は、アメリカの大統領も大阪にいる状況下、アメリカ本土ではMajor Leage Fishing の BassProTour 第8戦がウィスコンシン州で開催されていました。
第7戦は日本人選手がかなり頑張ってくれて応援し甲斐がありましたが、第8戦もなかなかいい感じのスタートだったのですが~
第8戦の結果も気になるところですが、これでBPTのレギュラー戦が全て終了し、年間順位が確定しました。
こちらも気になるところです。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
第1予選のShotgun Round
まずは、2グループにわかれて、それぞれ2日間で行われる『Shotgun Round』
Shotgun Round の開催フィールドは、『レイク・ウィネベーゴ』
今回の試合では、日本人選手の大森選手と深江選手、両名はグループBでの開始となっています。
まず最初に行われたグループAの初日の結果は、日本でも非常に有名なベテランプロのゲーリー・クライン選手が38尾のキーパーをキャッチして60ポンド1オンスで首位に立ちました。
そして、注目のグループBの初日の結果は、第7戦のWinnerであるジェイコブ・ウィーラー選手がTOP。
33尾で51ポンド4オンス(約23kg)という結果。
最大Fishが2ポンド14オンス(約1.2kg)、平均ウェイトが約700gということで、飛び抜けて大きな魚が入っていない中で、高い次元で安定したスコアという感じです。
気になる日本人選手の結果は、大森選手が31尾で47ポンド14オンスをキャッチ。
平均ウェイトは、694gなので、アベレージ的にはTOPに肉薄する勢いの釣果となっています。
一方、深江選手は35位と苦戦。2日目の奮起に期待というところです。
そして、グループAの2日目。
マイケル・アイコネリ選手が持ち前の爆発力を発揮して、ダントツの57ポンド2オンスをキャッチし、初日の8位から一気にジャンプアップして首位に躍り出ました。
BPTでは、各ラウンドでウェイトがリセットされるので、予選の順位は実質関係なくなってしまう(予選通過すればそれでOK)のですが、それでも予選で釣れていると言うのは、同じ水系で釣りをしているだけに次のステップ(ラウンド)でも期待が持てるというものです。
更に、グループBの2日目。
初日2位の大森選手の首位奪還と、深江選手の予選通過に期待がかかりましたが、大森選手の2日目は18ポンド台で大ブレーキ。
予選は通過しましたが、10位まで順位を落としてしまいました。
一方、初日首位のジェイコブ・ウィーラー選手は好調を維持して予選TOP通過となりました。
また、深江選手ですが、あまりウェイトは伸ばせず、31位で予選で終了となってしまいました。
先にも書いた通り、セミファイナルはまたウェイトがリセットされる上に、フィールド(湖)も変更になるので、大森選手のセミファイナルでの活躍に期待という状況となりました。
セミファイナル Knockout Round
迎えた大会5日目となるセミファイナル。
フィールドは『レイク・ビュート・デ・モーツ』へと変更され、ウェイトもリセットされてスタート。
この日、TOPウェイトをキャッチしたのはブレント・エーラー選手。
マイケル・アイコネリ選手の2日目に肉薄する56ポンド7オンスをマークしてのTOP通過!
その他、予選で調子のよかった、ゲーリー・クライン選手やジェイコブ・ウィーラー選手などは順当に10位以内でクオリファイしたものの、予選で活躍した大森選手は18位で決勝ラウンドへの進出ながらず~~
残念!!
また、マイケル・アイコネリ選手も爆発力を維持できず、13位でセミファイナルで姿を消すこととなりました。
有名選手が必ずしも上位に残れないのは、選手層の厚さでしょうか?
群雄割拠のBPTの実態が垣間見れる感じがしました。
決勝 Championship Round そして年間順位
そして、最終日。
10名で競われる決勝ラウンドですが、またまたフィールがチェンジ。
水系は同じと言いつつ、決勝はグリーン・レイクでの開催となりました。
最終日はかなり荒れたフィールドコンディションとなったようです。
この日活躍したのは、クリフ・ペイス選手。
何と!セミファイナルを10位ギリギリで通過した選手でしたが、ウエイトがリセットされるレギュレーションならではの結果という感じ。
その日調子の良い選手が勝つ!!というところでしょうか。
一日で81ポンド(36kgちょっと)を釣っているのえすから圧巻です。
2位のボビー・レーン選手も68ポンドを釣っていますので、このウェイトで優勝でも全く不思議ではないのですが・・・
3位は、今大会、全般に好調だったブレント・エーラー選手という結果でした。
そして、冒頭でも書いた通り、これでレギュラーシーズンの試合は全て終了。
年間順位を見ると、エドウィン・エバース選手が1位を獲得されました。
獲得ポイントは471ポイントでしたが、2位の選手ジェフ・スプレーグ選手が468ポイントだったので非常に僅差をものにした感じです。
その他も名だたる名前が並んでいますが、日本人選手では大森選手が29位
もう少し上に行っているかと思ったのですが、好調/不調の波が大きかった為にポイントが稼げなかった感じですね。
BPTの場合は、とにかく、決勝ラウンドに進んで初めて年間成績が狙える、ということが今年の試合を見ていて良くわかりました。
2日間の予選ラウンドのクオリファイは必須という感じです。
年間30位までが、REDCREST Championshipへの出場権獲得なので、大森選手はクオリファイ!
深江選手は年間64位でクオリファイならず。
また、来シーズンに期待です。
ここで驚きなのは?あのケヴィン・バンダム選手も54位なのでチャンピオンシップ大会に参加できず~
改めて、厳しい世界ですね~
MLF BPT 最終戦 まとめ
と言うことで、初めてのプロツアーであるBassProTourのレギュラーシーズンが終了しました。
釣れるだけ釣ると言うトーナメントのシステムに少し違和感を感じたのは正直なところですが、魚をキープして持ち帰らないという点ではネストの魚を釣ってもその場で逃がせればネストにすぐに戻れるので、魚類保護の観点では見習うべき点も多いのかと思いました。
個人的には記録性(持って帰らない)でも良いので、リミットを決めて入れ替え制でも面白いのでは?と思ったりするのですが。
オフィシャルが同船していてその場で公正にウェイトが確認できるのであれば実現可能な話しかと思います。
トーナメントでクオリティフィッシュを持ち帰る意味、みたいなのに、少し拘りを感じてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか?
そして、チャンピオンシップに出場を決めた大森選手。
チャンピオンシップはBASSのバスマスタークラシックのようなイメージなので、クラシックWinnerである大森選手の活躍には期待が膨らみます。
開催日程は8月21日~25日
楽しみにしています。