皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、今回は面白いNEWロッドを見つけたので取り上げてみたいと思います。
その製品とは【ジャッカル ビヨンドゾーン BEYOND ZONE】というロッドになります。
ジャッカルさんはルアーメーカーなので、ルアー釣り用のロッドになるのですが、何かの釣りに特化したロッドではなくボーダレス系のロッドになります。
ロッドのレングスも今までにあまりないですし、ロッドの仕様もルアーロッドとしてはかなり斬新で考えられた製品だと思います。
ジャッカルさんは常に新しい発想で製品を出されていくところが素晴らしいと思いますが、今回紹介するロッドもなかなか斬新。
個人的にはエサ釣りなどにも使えるな~と関心を持っています。
では、興味のある方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
13フィートの振り出しルアーロッド
ジャッカルから新しくリリースされる【ジャッカル ビヨンドゾーン BEYOND ZONE】は、冒頭でボーダレスロッドと書きはしましたが、ベースのターゲットジャンルは”ショアジギ”のようです。
ルアーのキャスティング用のロッドだと、磯ヒラシーバス用や青物狙いのショアギジロッドで12フィートくらいまでのロッドは見たことがありますが、13フィート(約4m)という長尺のロッドは例を見ないと思います。
しかも、ルアー用のロッドとしてはめずらしい”振り出し式”のロッド。
シマノさんからシーバス用ブランドのエクスセンスなどでも一時振り出しロッドが出ていましたが、キャスティングの釣りではガイドが回るなどの課題などもあり、あまり流行らなかったというのが私の認識。
しかし、振り出し式にすることで、仕舞寸法は確実に短くなるので、モバイル性は格段にあがると思います。
今回の製品を見て特徴的だと感じたのはガイドの仕様。
まさにこの部分に、このロッドのメリットと市場浸透の可能性が凝縮されていると言っても過言ではないかと思いますので、ここを掘り下げてチェックしてみたいと思います。
特殊なガイドの仕様は、まさに目から鱗のつくり
その特徴的なガイドですが、まず、ガイドは少し長さのあるカーボンパイプにエポキシたっぷりで固定されています。
なので、従来の振り出し竿よりもガイドの付け根の部分が長くなっているのが画像でもわかって頂けるかと思います。
従来の振り出し竿はガイドの根元の小型の丸いリングをスライドさせてロッドに固定する仕組みになっていますが、このロッドはカーボンパイプでブランクに固定するので、設置面積が広く、ズレが生じにくい仕様になっています。
しかも、リング部分のサイズが大きいので、固定する際にも収納する際にも力が入り易いことで、伸ばした時はガイドがズレにくく、収納する際にも手でしっかりねじって緩めることができるようになっています。
エサ釣りよりも明らかに重いものを使ってフルスイングするルアー釣りでは、ガイドがズレにくくしっかり固定できることのメリットは計り知れないと思います。
更に言うと、ガイドのズレが嫌で振り出し竿が浸透しなかったルアー界において、今後展開が広まる可能性も示唆してくれていると思います。
ガイドがズレなくて、コンパクトに収納できて持ち運びが楽というのであれば、振り出し竿を積極的に選択する釣り人は増えると思います。
ショアジギ以外にも転用をイメージできるロッド
このロッドの利用シーンですが、基本はショアジギなどの重めのルアーのキャスティングゲームになると思います。
13フィートと言う長尺にして、かなりの重さのルアーが扱える(後ほど仕様チェックで詳しく記載します)ので、これまでのロッドで狙い撃ちできなかった沖の方のナブラなども射程圏に入ってくると思われます。
また、小型のルアーで遠距離を狙いたい場合は、ジャッカルさんのジェットローなどのアイテムを利用することで攻略可能。
メタルジグだけでなく、スピンテールジグや大型のペンシルベイト、ミノーなども遠投できるようになります。
また、個人的にはルアーのキャスティングゲームだけでなく、青物のノマセ釣りや、飛ばしサビキの釣りなどでも活用できると思います。
ある程度の重量まで背負うことができるので、いろいろなアイテムを沖に向かってぶっ飛ばす釣りには何でも使えるはず。
また、ちょっとしたブッコミ釣りなどでも、ある程度ティップ部が柔軟性を持っているようなので十分使えるのではないかと思いますし、まさにボーダレスな釣りに使える可能性を秘めたロッドなのではないかと思います。
今回リリースされるモデルは”M”と”MH”の2機種
最後の、ロッドの仕様について詳しく記載しておきたいと思います。
まず、こちらのロッドは2機種準備されていますが、ロッドのレングスについては2機種とも13フィート(3.96m)となります。
違いはロッドのパワーの違いで、MクラスのロッドとMHクラスのロッドの2機種になっています。
Mクラスのロッドは、扱えるルアーウェイトのMAXが60gで、適合ラインは2.5号以下のPEラインとなっています。
28gが1ozな訳ですから、2ozくらいまでは背負って投げることができるロッドということになります。
MHクラスの方は80gのウェイトのルアーまでキャスト可能で、適合ラインについてはPEラインの3号まで。
どうせ製品に差を持たせるなら、もう少し幅と言うか違いがあっても良かったのかな?という気もしますが、まず最初に買うなら自分的にはMクラスのロッドかな、と思っています。
仕舞寸法は118cmの4本継なので、片付けた時のサイズは非常にコンパクトです。
ガイドについてはPEラインの絡みを回避できるKガイドが付いており、専用のティップガードも標準で付いていますので、装備関連の充実しています。
最後に、気になる価格ですが、32,780円(税込)と言うことで、実売でどこまで値引きされる可能性があるかわかりませんが、ワンチャン3万円未満で入手できるロッドではないかと思います。
ジャッカル ビヨンドゾーン まとめ
と言うことで、ルアーロッドとしてはかなり斬新な【ジャッカル ビヨンドゾーン BEYOND ZONE】についてピックアップさせてもらいました。
振り出しのロッドでルアーロッドと言うことで、かなり珍しいところですが、これを出すジャッカルさんが素晴らしいと思います。
ショアジギ用のロッドとして見ると用途が限られたロッドに見えますが、このロッドのスペックなどをフラットに考えると、ショアジギ以外のいろんな釣りに使える面白いロッドであると思います。
最近ではマルチピースのロッドが増えてきていますが、継ぎのロッドであれば仕舞い方にも限界がありますし、そもそもロッドにラインを通した状態で保管するのが難しくなります。
それが、振り出し竿になったことで、ラインを通したまま収納できるので、事前に仕掛けの準備をして釣り場に入れるなどメリットも多いと思います。
後、一番私が期待するのは、今後、このロッドのガイド仕様を活かしたロッドが次々に登場してくれることでしょうか。
ジャッカルのNEWコンセプトロッド、今後も目が離せません。