皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回はデイゲームでのチニング釣行記です。
ここ最近、寒かったり風が強かったり、そして雨が降ったりと、気象条件が悪い日が多かったのですが、久々に快晴&弱風ということで湾奥調査に行ってきました。
ある程度は予測していたのですが、釣り場はどこもかなりのクリアウォーターとなっており、かなり苦戦を強いられました。
クリアウォーター恐るべし。
とは言いつつ、思いつく中でいろいろと試して何とか複数の魚をゲットすることができました。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
湾奥はどこもクリアウォーターでショートバイトに大苦戦
さて、この日は中潮で午前中は下げ一本のタイドグラフ。
それなりに潮位差が大きいので、下げの流れに期待して”魅惑のリップラップ”からチェックすることにしました。
状況次第では長居をするつもりもなく、まずはフィールドコンディションのチェックのつもりでポイントに入りました。
ポイントでは予想通り、いい感じで潮の動きが出てくれていたところまでは良かったのですが、水質がスケスケのドクリア―。
5月下旬に入るこの時期に、ここまでクリアウォーターと言うのもどうなん?と思いつつ、釣りを開始します。
最初は食わせを意識して【アクアウェーブ クリーパーバグ 2.2in】で開始してみましたが、アピール力が弱く魚に見つけてもらいにくいかと思い、【O.S.P. DoLiveHog 2.5in】の”タフコンシュリンプ”にチェンジしてみました。
すると、数投目に
ビビンッ!ビビビンッ!
と勢いのあるバイトをキャッチ。
一瞬食わせの間を入れてみましたが、そのまま食い込んではくれず、すぐに同じラインを通したのですがおかわりバイトは出ませんでした。
かなりしっかりしたバイトだったのに食い込まないのは、ルアーを見切って深いバイトにつながっていないせいなのか?
魚は居るということで、しばらく周囲を探ってみましたがバイトは無し。
そして、ふと気付くと、少し沖の方の中層にボーっと浮かぶ真っ黒なマチヌの姿を発見。
この日はハードルアーを持ってきていなかったことと、見えチヌは警戒心が強くて釣れた試しが無いことから、このポイントは諦めて湾奥シャローに移動してみることにしました。
湾奥シャローもスケスケで反応無し
湾奥シャローも水質は良いのは間違い無いので、少し諦めムードでの2ヶ所目開始となりました。
ウェーダーで立ち込んでいくと、ここ最近でもMAXと言えるくらいのクリアな水質で、かなり沖の方の底質やシモリなども見えてしまう状態。
クロダイは目がいいと言われているので、これは厳しいと覚悟して釣りを開始しました。
手前は捨てて、とにかく遠投して沖のシモリを中心に探っていきます。
しかし、お触り程度のバイトもなく時間が経過。
ふと気付くと、キャストすれば届くくらいの範囲でアジサシが次々に海に突っ込んでいます。
自分の立ち位置からは確認できませんでしたが、かなりの小魚がシャローフラットに入っているようです。
シーバス狙いならいい状況なのですが、チニングではあまり意味がありません。
ただ、魚の活性は全体的に高そうなので、運よくクロダイにルアーを見せることができれば釣れるかも、と諦めずにキャストを続けます。
広いシャローエリアをひと通りチェックし終えて、残念ながらノーバイト。
この日は諦めようかと思いつつ、ダメ元でもう1ヶ所チェックしてみることにしました。
沖のシモリにて待望のバイトが連発!
冒頭で示した通り、この日の干潮はかなり潮が引くので、湾奥エリアでは普段は狙い目になりそうな場所まで立ち込むことができました。
立ち込んだ位置から、岸に並行に投げて、ブレイクに絡むシモリをチェックしてみましたが、残念ながらバイト無し。
ここで、思い切って狙い目を沖に変えてみることにしました。
普段は届かないエリアなので、底質の状況がわからないのですが、ゆっくりルアーを通してボトムをチェック。
沖でも所々にシモリが絡むようなハードボトムがあることを確認。
そこを集中的に狙っていくと、小さな前アタリをキャッチ
そして~
ガツンッ!
ルアーに追従してくることなく、ほぼ一口でワームを食ってくれました。
コンコンと小気味よく頭を振って抵抗してきます。
見えない岩などがあると擦られて切られるので、ロッドを高く構えてファイトを開始。
サイズ的にはあまり大きく無さそうで、しばらく引きを楽しませてもらったところで無事にランディング!
上がってきたのは37cmくらいのキビレちゃんでした。
一瞬マチヌかな?とも思いましたが、この顔の銀色具合はキビレっすね。
ワームは【ケイテック クレイジーフラッパー 2.4in】の”ライトウォーターメロンシュリンプ”でした。
やはりクリアウォーター系には強いカラーですね。
フッキングは【ダイワ シルバーウルフ SS スクリューキーパー】がガッチリとカンヌキに掛かってくれていました。
この魚をリリースし、もう少しバイトのあったエリアをチェックしてみることに。
潮位が下がっている時でないと攻めることができないので、貴重な機会でしっかり情報収集です。
ワームは【O.S.P. DoLiveHog SW 2.5in】の”グリーンパンプキンペッパー”にチェンジし、少し離れたところの魚にも気付いてもらえることを意識。
水質が良いので、少々離れていても魚は気付いてくれそうです。
すると、しばらくして
ココンッ!ココンッ!
またも明確なバイト!
一気にティップを持っていくとは無いのですが、ティップで少し魚の反応を聞いてみると、クイクイとまだ食っている感覚が伝わってきたので、一気にフッキング。
しっかりロッドに重みが乗り、フッキング成功です。
この魚も引きはほどほどでサイズアップは無い感じ。
しかし、貴重な魚なので丁寧にやり取りをし、無事に2匹目をゲットしました。
この魚は黄色の発色が強く、かなりキビレらしさがあります。
しかも、お腹はパンパン。
しっかりエサを食っている個体とは思いますが、黄色の発色が婚姻色だとしたら、春の産卵を意識している可能性も考えられます。
まぁ、お尻が赤くなっていないので、単にエサをしっかり食べているのかとは思いますが。
なお、フッキングについては結構微妙で、クチビルに薄く掛かっているくらいの感じでした。
もう少し身をよじらせて暴れさせていたら針が外れていた可能性も大いにアリ、という感じの掛かり方でした。
アブナ・・・(汗)
この魚もリリースして、3匹目を狙いましたが、ほぼ干潮となり潮止まり。
風が少し強く吹いてきたので、潮止まりでも釣りはできそうな雰囲気はありましたが、別件の用事も含めて時間切れなので、この日の釣りはここまでとしました。
チニング Day-27 沖のポイント狙い撃ち まとめ
と言うことで、またまた前半戦は大苦戦の釣行となりましたが、きっかけが掴めて何とか複数匹ゲットまでリカバリをすることができて良かったです。
やはりクリアウォーターは鬼門。
まぁ、これは私だけの問題ではありませんが、チニングにおいては適度な濁りが釣りを成立させる為に重要な要素であることは間違いないと思います。
昨年のシーズンはクリアウォーターでもよく釣れたイメージがあるのですが、今年は昨年釣れたポイントも沈黙を守っている場所もあり、なかなか厳しい状況です。
ある程度安定に濁りがあると思っていた淀川でも綺麗な水質だったりして、ここ近年は排水規制などで汚い水が放出されないので、海水中のリンなども減少している感じがしますし、プランクトンなどがかなり少なくなってしまっていることが影響しているのかもしれません。
まぁ、魚が居るのは間違い無いので、どうやってこの環境にアジャストしていくか?が自分の課題として釣りを続けたいと思います。
また、食いの悪さ対策をイメージしてワームをひと口サイズにしてみたりしていますが、今のところは良い効果は得られていません。
やはり『ワームを小型化⇒バイトも小型化』『ワームサイズをアップ⇒バイトも明確化』という構図は間違いない、という気がしてきました。
”マッチ・ザ・ベイト”は大事な対策で、マイクロベイトを捕食しているシーバス狙いなどは小型のプラグやワームしか食ってくれないといった事実はあるのですが、”ひと口サイズ=食わせ易い”という構図は成立していないんじゃないかと感じます。
今回の釣行でも、ヒットした魚のサイズはここ最近でも小さい方ですが、バイトもハッキリしていましたし、一発で食い込んでくれるケースも多いのがFACTです。
これからどんどん暑くなるのでデイゲームには厳しい時期になっていきますが、いろいろと実釣で検証していきたいと思います。