釣りTips

【釣りTips】潮回りと釣果について

皆さん、こんにちは!こんばんわ!

いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

3月下旬にせっかく暖かくなって桜も咲いていたのに、ここ1週間くらいかなり冷え込んでしまいましたね。

実は、ちょこちょことフィールドチェックに行っているのですが、バイトはあるけど釣れない・・・って感じです。

毎回、バイトはあるので魚は居る感じですが、フックに乗らない感じです。

しつこく追従バイトしてくるのに、最後の一押しが無い感じです。

これも水温が低いままで推移している影響ですかね?

と言うことで、今回は実釣から少し離れて、潮回りと釣果影響に関する話しを書いてみたいと思います。

私自身の経験に加えて、著名なアングラーさんが言われているコメント・意見なども踏まえつつ書いてみたいと思います。

では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

大潮は時合が短く、実は釣り辛い

まず最初は、誰でも期待が膨らむ大潮回りの釣りについてです。

タイドグラフと月齢の関係は、釣りをされている方ならほとんど方がご認識されているところかと思います。

月と太陽の位置関係で、海の潮汐の変動が影響を受け、大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮の準で変遷します。

そして、満月と新月のタイミングが大潮になります。

大潮は満潮と干潮の潮位差が一番大きなタイミングで、潮の動きが大きいので、魚の活性も高くなり釣りやすいイメージがありますよね。

しかし、皆さんも思い起こしてもらいたいのですが、大潮の時に良い経験をされたこと、どのくらいありますか?

意外と期待を裏切られるシーンも多いように感じています。

また、干潮時に潮位がマイナス水位まで下がってしまったりと、釣りそのものが成り立たない状況になってしまう時もあります。

私の個人的なイメージでは、大潮前後の中潮が一番釣りやすいイメージです。

実際に釣果が出る・出ないの話しと直接の因果関係が無いのですが、大潮は潮が良く動くタイミングが比較的短いのが釣果を上げにくい理由として考えられると思います。

満潮前後、そして干潮前後と、タイドグラフが切り替わるタイミングが狙い目ですが、そのタイミングが非常に短いのが大潮です。

そして、上げ潮も下げ潮も大きく潮位が動いている時間帯は、流れが強すぎたりしてリグが流され過ぎて釣りにくかったり、そもそも釣りにならなかったり・・・

と言うことで、釣りの好チャンスの代名詞でもある大潮ですが、意外と釣果につなげるのが難しいという認識です。

また、潮位の問題以外でも、ナイトゲームだと月の明るさの問題も影響します。

満月がいつ南中(ちょうど真南辺りにくる)するか、皆さん認識ありますか?

小学校の理科で習うことですが、満月は真夜中の0時前後が南中のタイミングになります。

月は東の空に出てきてから西の空に沈むまでが約12時間なので、深夜0時に南中すると言うことは、夕方の6時頃に東の空に満月が現れるということです。

要は暗い時間(夜間)ほぼずっと出ていることになります。

大潮でも、満月の時と新月(月が地球の影に隠れて真っ暗な状態)の時がありますが、満月の時は明るすぎて魚も警戒心が高まるので釣果を出しにくいと言われています。

逆に、大潮でも新月であれば真っ暗なので魚も警戒心が薄くなり釣果が出やすいという意見が多く見られます。

と言うことで、大潮はそもそも潮位差が大きいので、魚が釣りやすいタイミングが短くて釣りにくい。

且つ、ナイトゲームの場合は、明る過ぎる満月よりも新月のタイミングを狙った方が釣りやすいというのが私も含めた多くのアングラーさんの認識です。

ただし、特殊なシチュエーションだけは別です。

それが”バチ抜けパターン”と考えています。

”バチ抜け”とは、イソメやゴカイ類などが春に産卵の為に水中に出てくる事象を表したもので、普段は海底などの砂や泥の中に居る”バチ”が水中で大量に漂っている状態はかなりグロテスクな感じです。

イソメやゴカイなどは、普通に海釣りなどでエサとして使用するものなので、このエサが大量に泳ぎまわるとなると、魚が知らん顔をしている訳がありません。

なので、バチ抜けは比較的簡単にシーバスやクロダイ、メバルなどが釣れるパターンとして認知されています。

このバチ抜けが、大潮が最も活発になるので、狙い目のタイミングは大潮になります。

日没と満潮のタイミングが重なる時が最もHOTで、更に大潮と言っても新月よりは煌々と月明かりが降り注ぐ満月が良いのです。

バチも広義での虫なので、光があればそれを目指して動く習性があり、満月の夜は大量のバチが表層付近に集まるのでトップで熱い釣りが展開できます。

と言うことで、春のシーズン特化という少し特殊事象の件にも触れてみました。

小潮~若潮などはダラダラチャンスが続く?

と言うことで、タイドグラフで見ると釣果が得られやすいように思える大潮が意外と釣りにくいというお話しでした。

一方で、タイドの満ち引きだけを見ていると魅力を感じない”小潮”や”若潮”が意外と釣り易いというお話しです。

その理由としては、干満差の話しが挙げられます。

潮回りが緩いタイミングでは、大きな潮位差が発生することはありませんが、逆に、ポイントによっては長く(長時間)潮が動くというメリットがあります。

満潮と干潮について、1日のスケジュールの中で見るとあまり魅力を感じないところですが、満潮~干潮にかけて時合が長く続くケースがあるのです。

これはリバーエリアでシーバスを狙われている方に顕著なのですが、大きな潮の動きにあまりこだわらない方が釣りやすいという声が多いように思います。

通常のタイドグラフでは満潮と干潮は一日に2回ずつあるのですが、若潮などは満潮&干潮が1回しかなく、いかにも釣れなさそうな印象を持ちがちです。

しかし、河川絡みのポイントでは、デフォルトで下流に向けての流れがあるので、干満差の小さい潮回りの下げ潮の時は長時間流れが緩慢にならないので釣りやすい状況が発生します。

後は、タイドグラフ以外の要素、例えば日没や日の出などの要素と合わせて時合を見極めていけるので、釣りやすいタイミングがわかりやすいということも言えるかと思います。

私自身の経験でも、小潮の時がよく釣れていたりしますので、見た目の潮位差だけに振り回されないようにすることが大事ではないかと思います。

大潮の後の中潮が安定感あり?

続いては中潮です。

長潮や若潮と言われる潮回りは1日で終わってしまいますが、中潮は大潮の前後で数日続きます。

ちなみに、春の時期、大潮は4日前後続きます。

中潮はその前後で2日~3日続く感じです。

大潮よりは干満差は小さいものの、満潮と干潮のメリハリはしっかりしていて、時合の判断がしやすいのが特徴かと思います。

そして、多くのベテラン釣り師が、魚が釣れやすい良い潮回りとして挙げるのが”後中潮(あとなかしお)”です。

大潮の後の中潮なので”後中潮”と言われます。

大潮により良くも悪くも大きく変わる環境の後に、魚に安定感を生み出すのか?それとも大潮ほど潮の動きが発生しないので、釣り人側が釣りをしやすいのか?

自然相手の話しなので確たる根拠の検証は難しいのですが、経験則的な話しで言うと安定して釣りやすい潮回りと言えます。

バチ抜けでも、大潮のインパクトの余韻を残すせいか?後中潮は高い実績を持っています。

前述した通り、数日続くことや、河川などの元々流れがあるような場所以外でも潮が動くことにより、どんな状況でも釣果が得られやすい潮回りと言えるのではないかと思います。

潮回りと釣果の関連 まとめ

と言うことで、私自身の経験と認識も踏まえて、潮回りと釣果の関連について書いてみました。

ちなみに、一言で大潮は潮汐の差が大きいと言っても、実際には地域によって大きく事情が変わってきます。

太平洋沿岸を標準的と考えると、日本海側は太平洋側に比べて著しく潮位差が発生しません。

理由は、日本海がユーラシア大陸との間にある小さな水たまり?だからだでしょうか?

大潮でも数十センチくらいしか無いため、干満差による潮の動きはほとんど発生しません。

米子市の淀江漁港のタイドグラフを参考に見てみると、大潮でも満潮と干潮の潮位差は最大で22cmです。

それでも、そこに棲む魚にとっては状況変化の大きな要素であり、魚の活性には大きく影響があるようです。

他方で、太平洋側と一言で言っても、瀬戸内海は太平洋に面している地域と比べて明らかに大きな潮位変動が発生します。

大潮のタイミングでは、干満差が数メートルにもなるほどで、満潮の時に護岸ギリギリの潮位が干潮になると海底がむき出しになるほど潮位が下がったりします。

ちなみに、広島市の中心部を流れる河川の河口部のタイドグラフですが、先ほどの鳥取県米子市と同じ日(大潮)のタイドグラフはこんな感じ。

潮位差は3mを超える機微で変動があります。

なので、広島市内のリバーシーバスゲームなどは、大潮の下げのタイミングだと激流の中での釣りになったりします。

流れが強いと、魚にとっては上流から流れてくるエサも豊富になるので活性が高くなりやすいのですが、キャストしたリグやルアーがあっと言う間に流されるので、流れの中での釣りに慣れていない人にとっては非常に難易度が高い釣りになると言えます。

と言うことで、タイドグラフの見た目や潮位差の大きさによる流れなどの発生が大きいので『大潮=釣れる』というイメージを持ちがちですが、実際のフィールドはそんな単純なものではない、というお話しでした。

なので、いろんなタイミングでフィールドに出向いて自分の中で”釣れる法則”を見つけて引き出しを増やすのも大事ではないでしょうか?

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