こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
梅雨も明けてめちゃくちゃ暑い日が続きますね。
そんな中、私は新型コロナ(いつまで新型なの?)に罹ってしまい自宅療養中です。
昨年末の2022年12月に初めて新型コロナに感染したのですが、約半年を経てまたまた感染してしまいました。
初めて感染した時よりは少し楽ですが、喉の痛みなどは結構なものですね。
厚生労働省が発表しているコロナ感染者数も、5類になって全数把握を止めているので、実際の感染者の数は誰も把握していない現状。
病院や薬局でも、感染者がかなり増えてきているという話しを聞きましたので、皆さんも人混みに出かける時はマスクくらいはした方がいい感じですね。
しかし、インフルエンザと違い、季節性が無く年中流行する上に、タミフルのような特効薬が無い新型コロナは厄介極まりないですね。
で、自宅でおとなしくしていたところ、郵便物が到着。
少し前にダイワの【タッチ&トライキャンペーン】に応募していた商品が届きました。
フロロカーボンのリーダーなのですが、ダイワさんが満を持して投入した新製品ということで、その中身についてチェックしてみたいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
DAIWA SALTIGA FLUORO LEADER X-LINK
さて、届いた製品はダイワさんから新たにリリースされるフロロカーボンのショックリーダーになります。
【ダイワ ソリティガ フロロリーダー X’LINK】
こちら、ダイワさん曰く”頂上リーダー”ということで、強さと扱い易さを強化したリーダーになります。
こちらの製品にはいくつかの強化PRポイントが挙げられていますので、それぞれについて見てみたいと思います。
TOUGH RESIN
まず最初は素材そのものの特徴。
ダイワ独自の特殊樹脂原料を採用しているということで、素材自身で強度をアップしているということです。
チニングをしていると、リーダー部がささくれるように痛む頻度は非常に高いので、素材自身の強度が高まってくれるのはありがたいとです。
フロロカーボンラインを自社で製造している国内メーカーは数少なく、ダイワさんはその中に入っていなかったかと思いますが、製品としては”Made in Japan”となっています。
X’LINK(クロスリンク)
次に構造面での強化ポイントになります。
”X’LINK”という分子間に架橋構造を持たせるつくりになっているそうで、これもライン自身の強力アップに貢献する機能となっています。
このような構造面でのつくりの話しは見た目でわかるものではないので、実際に使ってみないと何とも言えないですね。
NANO CONTROL
続いて3点目としては、ラインの操作性を向上させる仕組みとして”NANO CONTROL”を導入しているようです。
ラインのゴアツキが無く、ロングリーダーでも扱い易いとなっているのですが、ベイトタックルでは結束部をスプールに巻き込むくらいロングリーダーで使うので、この特徴は非常にありがたいポイントです。
製品の説明では”糸としての特性を引き出し、結束強力をアップ”としか書かれていないので、具体的な工夫点が何なのか?わからないですね。
この辺りは、アバウトに”扱い易く操作性アップ”と言わずに、もう少し仕組みについて詳しく説明があれば使い手としては有難いですね。
専用スプールベルト
最後に、ラインそのものではなくパッケージング面での特徴ですが、リーダーでありながら通常のラインと同じサイズのスプールに巻かれています。
リーダーの場合は携行性を意識して、小さくて薄いスプールに巻かれている製品がほとんどなのですが、こちらの製品は違います。
また、スプールベルトも号数毎にベルトのタグの色を変えているので、一目で必要な号数のラインを間違うことなく選べるのと、ベルトの真ん中からラインを引き出すラインホールが設けられていてロッドのガイドのように滑りの良い素材が使われているので、ラインにストレスをかけることなく引き出すことができます。
また、タグ部分を持ってベルトを回転させることで、長く出し過ぎた場合にもラインを収納することが可能です。
しかも、このスプールベルトですが、従来のリーダー製品に付いているような輪っか状のものではなく、ベルクロのベルトになっています。
なので、使用後はロッドベルトなどに転用することが可能です。
数値面だけではわからない強度や操作性
と言うことで、【ダイワ ソルティガ フロロリーダー X’LINK】の主要な特徴をチェックしてみました。
よく村田基さんが言われていることとして、『強いと言われているラインは太い場合があるので注意して』という話しがあります。
そこで製品記載のスペックを見てみると、【ダイワ ソルティガ フロロリーダー X’LINK】は12lbで3号の標記であり、線径は”0.285mm”となっています。
ラインの線径表示をちゃんとされている【東レ ソラローム エクスレッド Type-NS】を見てみると、12lbのラインで線径は”0.285mm”なので、同じ。
どちらも3号という太さの表示に対して強度は同じということになります。
しかし、実際に釣りで使う際には、キャスト時のガイドなどへの擦れで傷が入ったり、水中で障害物に擦れるなどして強度が落ちるので、実釣を重ねた際にどこまで強度が維持されるのか?がポイントですね。
少し前に、安さだけで選んだ某フロロカーボンのリーダーは、根掛かりの際にも簡単に切れてしまいましたし、釣りをしている間にラインに入る傷で、スタックを外す際に切れたりと使い物にならないラインもありました。
実釣強度については使ってみて確認するしかないのが辛いところですが、少なくとも私の経験したことは嘘偽りなくブログで紹介してみたいと思います。
続いて、扱い易さ・操作性について。
フロロカーボンラインは素材の特徴として硬くてゴワつくのがデメリットポイントになりますが、そのデメリットを少しでも軽減しようとして”NANO Control”が採用されています。
この工夫点は、私が普段愛用しているバス用のメインラインの【東レ ソラローム エクスレッド Type-NS】や【ショックリーダー スムーズロックプラス】などでも”NANOスリット”を搭載しており似ているかと思います。
ラインのしなやかさについては、釣りの動作の中での扱い易さだけでなく、結束部の強度や確実性にも大きく影響します。
実際、最近私はダブルクリンチノットをメインで使っていますが、某メーカーのフロロカーボン製リーダーを使った時に2回連続で結束部がすっぽ抜けたので、余り糸をカットする際に少し長めに余り糸を残すようにしたくらい、締め込んだ時のフィット性は重要なのです。
ダイワ 最強フロロ ソルティガ X’LINK まとめ
と言うことで、新しく届いたラインの考察でした。
【ダイワ ソルティガ フロロリーダー X’LINK】はラインそのものの改善や工夫点も多くて魅力的ですが、パッケージングについても工夫されているところはダイワさんらしい、と感じます。
釣りのラインというのは、魚と釣り人を繫ぐ命綱(ザイル)のようなものなので、私は非常に重要視しています。
フロロカーボンラインは、素材がリチウムバッテリーの方に回されていて、釣り糸の方にほとんど回ってこない為に価格が高騰しているところですが、リーダーとして使う場合にはフロロカーボンラインは捨てがたいところです。
強くて扱い易い素材を使うことで、魚が掛かった時だけでなく、リグがスタックした際にも回収できる確率が上がるなどのメリットも出てくるかと思います。
あまりにも値段が高くなるとさすがに使えなくなってしまうかもしれませんが、できれば価格よりも信頼性を優先させてラインを選びたいものです。