こんにちは。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
アングラーにとって、ラインとは常に気になるアイテムですよね?
理想は、扱いやすくて、耐久性があって、少々のことでは切れないライン
もっと言えば、それが安ければなお良い (^^
そんなライン考察において、ちょっとだけちがった切り口「線径」について書いてみたいと思います。
ラインの線径とは?
ラインの線径とは、まさに、ラインの太さのことです。
ナイロンやフロロなどのラインにおける理想は、ラインがつぶれていない均一な真円が良いと言うことで、ソフトなテンションで並行巻きされているものが沢山出ていますね。
綺麗に並べて巻くことで、ライン同士の重なりによるライン潰れが少しでも軽減されるように、という工夫です。
且つ、場所により線径のバラつきがあるようでは、細い部分により負担がかかってしまうので、そこから切れ易くなってしまいます。
なので、全体的に均一な線径(太さにバラつきがない)、というのもラインにとっては重要なんですね。
結構、メーカーさんによってはムラがあるようですのでご注意ください。
で、線径の話しも戻りますが、釣り糸を太さで表すのは、「号数表示」ですね。
また、ルアー釣り用のラインで多用されるのは、強度表示の「ポンド表示」です。
長年、私の中では「1号=4ポンド」という基準を持ってラインを見てきました。
が、最近では多様なライン素材が研究・市場投入されていて、必ずしもその図式は成り立たなくなっているのです。
では、具体的に見てみましょう。
最近、ライトゲームにて愛用しているラインです
東レのソルトライトゲーム用ライン
【東レ ソルトライン メバリングフロロ】
今年に発売されている新たなラインですが、このライン、原糸に、これまでよりも強い素材を使っているようです。
スペックを見ると~
2ポンドで、線径は、0.104mmです。
では、従来からあるフロロラインを見てみましょう。
同じ東レの【バウオ スーパーハード スーパーフィネス】
こちらのラインでは、2ポンドの線径は、0.122mm
その差、0.018mm
超どうでもいい差に見えますが~
この差を、ライン本体の割合で見ると~
0.104mmのラインにとって、0.018mmという太さは、17.3%に当たります。
まさに、0.018mm太くなると、2割弱、太くなる、という計算になります。
フロロは、元々硬い素材なので、2割弱も太さが変われば、扱い易さにも影響が出ると思います。
ラインの扱いやすさには、強さだけではない要素も多いので、一概に、メバリングフロロの方が良いラインであるとは言えませんが
事実としては「強い」ということです。
因みに、サンラインさんの、スモールゲームFCと比べてみると~
線径表示がカタログ上でないのでわかりませんが、2ポンドで、0.6号の表示になっています。
メバリングフロロなら、2ポンドで0.4号
逆に、0.6号の太さにすると、2.8ポンドになります。
このように、同じフロロカーボンラインでも、商品によって、こんなに違いがあるのです。
因みに、同じ東レさんのラインナップで、「アジングフロロ」と言う製品がありますが、こちらも線径は同じですね。
1スプールの巻量が違うくらいかと思います。
アジングフロロは100m、メバリングフロロは150m巻です。
ラインの扱い易さについて
ソル友師匠も、フロロカーボンラインの使用感としてスピニングリールで使うなら、2ポンドを境に、糸ヨレによるライントラブルの頻度が変わる気がする
と言われています。
確かに、バスフィッシングでも、昔はライトリグのラインの基準は4ポンドでしたが糸ヨレが気になって、巻き替え頻度は多い方でした。
が、最近では、3ポンド~3.5ポンドがメインになり、頻度は少し下がった気もします。
それだけ、ライントラブルの頻度が下がっているのかと (^^
実際に、3ポンドで50cm近い魚を(ボート釣りではありますが)上げています。
ラインが進化して強くなっていることに合わせて、扱い易さを求めて、ラインのクラスも落ちていったんだろうと、自分のことながら考える次第です。
以上、アングラーにとっては、魚と自分をつなぐ命綱ともいえるライン。
少し目線を変えることで、新たな良いラインに出会えるチャンスがあるかも知れませんね。
因み、ライトゲームで良く使われている、エステルラインについても、また書いてみたいと思います~
ちょっと辛口になるかも知れませんが (^^;
東レインターナショナル(TORAY) ルアー用ライン東レインターナショナル(TORAY) ソルトライン … |