こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回は、昨夜のミラクルな釣行について書いてみたいと思います。
何がミラクルって、完全に諦めていた負け試合で、9回裏のツーアウト、ノーランからの逆転劇が起きたのです。
自分以外の方の似たような話しは聞いたことがありますが、まさか自分にもそのチャンスが巡ってくるとは…
もう、メバリング、止められませんね(^^)
完全に”背水の陣”状態
私は、ソルトルアーフィッシングの総合SNSサイト”fimo”で開催されているネットトーナメント”凄腕”のメバル王シリーズにエントリーしていました。
凄腕は、これまでにもシーバス、チヌ王など、いろいろと参戦してきましたが、メバル王は去年の12月が初参戦でした。
ライトゲームを始めて、まだ1年も経っていなかったので、なんちゃってでエントリーしてみたのですが、そのキーパー設定に苦戦を強いられました。
シーバスでは、ほぼ40cmがキーパー。チヌでは30cmがキーパーです。どちらも、それほどキーパーが高い壁には感じないレベルなのですが、メバルの大会はキーパーが20cm。。。
これって、先の2魚種と比べてかなり高いハードルだと思います。特に私が釣りをしているエリアでは、いい魚だな~と感じても、だいたい18cm~19cmで、なかなか20cmを超えてきません。
やはり、人口集中地域なので、めぼしいポイントはどこも叩かれまくっていて、いいサイズのメバルが残っていない(残ってはいるんでしょうけど少ない)のが現状です。
そんなこんなで参戦し始めた”メバル王”戦ですが、今年の1月はやはりキーパーの壁に泣かされてリミットさえ揃えることができず仕舞いでした。
そして、2月頭から開始された今回の大会”メバル王戦第2戦”。
今回は、大会初期に自己記録となる25cmが釣れて、試合展開としては比較的楽に進めることができかに見えましたが、やはり、サイズアップの壁は高く、22cm~23cmまで引き上げるのに一苦労しました。
大会は3匹総長寸の勝負ですが、2月の大会はエントリーも少なく、2月末~3月頭の頃に3匹の合計が70cmになったところで、一旦頭打ちとなりました。
しかし、諦めることなく、1cmでもサイズを伸ばしたいとの思いで、土日と秘密会議のある月曜日以外は、仕事の終わりが遅くなっても出撃してフィールドの変化を逃さないようにしてきました。
そして迎えた、大会開催期間の最終日の一日前となる3月5日の土曜日。恐れていたことが現実となりました。
私と同じ近畿ブロックとしてセグメントされている日本海側の地域で参戦されている方が、良型を筆頭にリミットメイクでエントリーされてきて、一撃で逆転されてしまいました。
しかし、その差1cm。。。
たかが1cmの差ですが、メバルにおいては果てしなく大きな差です。しかも、残り時間がほぼなく、その残り時間も、私は通常釣りにいかない土日です。
頑張ったけど、やっぱり今回もダメだったか・・・と諦めざるを得ない状況に陥っていましたが、日曜日は一日、悔しくてこの事が頭を離れませんでした。
「阪神間でここまでサイズアップしたんだから、十分だ」と自分に言い聞かせつつ、実際には諦めきれない自分がそこに居ました。
ダメ元でも納得いくまでやる!
そして、日曜日の夜。家族も寝静まった22時過ぎ。
釣りビジョンで録画している番組でも見ながらビールでも飲もうかと思っていたのですが、時計を見ると、まだ終わっていない、という思いが脳裏から離れません。
“デカイのは居るよ、きっと”そうLINEで私に伝えてきた師匠のコメントも頭から離れません。
ここまで想うなら、行ってみてダメだった、と言う方が諦めがつく。そう思い立ち、急遽準備をして出撃することに。しかし、その時間から出撃しても釣りを開始できるのは最短で23時くらいから。
凄腕”メバル王”の終了は23時59分。
実質、釣りをできるのはMAXで40分くらいか?という感じです。
移動中も、どういうタックルセッティングで行くかを頭でシミュレートして、準備に無駄な時間を掛けないよう頭の整理をして現地に向かいます。
そして、現地に到着し、即準備。
この日は、前々から試してみようと思っていたPEラインタックルに決めてタックルをセットします。
PEライン0.09号(4lb)に4lbのフロロカーボンラインのリーダー。
少々のサイズは抜けるはずなので、動きの邪魔になるネットも持ち込まず、ロッド&リールと、俺のバッグだけをもってポイントに入りました。
タイドのタイミング的には、ほぼド干潮。しかも中潮の始まりなので、かなり潮位は低い状態。
風もなく、潮の動きもなく、ライズもなく・・・
普通ならそのまま帰りたくなる状態です。
しかし、せっかく来たんだから、タイムリミットまでやってみる、と心に決めて、まずは表層~中層を探れるように【サーティフォー ドライバーヘッド】1.0gに、信頼の【サーティフォー オービー1.6in】で開始します。
沖目には反応がないし、時間も無いので、ショートピッチで近距離戦を展開していきます。
少しレンジを入れても反応が無いので、思い切って表層をと思い、探っていくと~
ゴゴン!!
とひったくるようなバイトで、一撃フッキング。
極細PEラインなので、アタリは超明確です。ここ最近のフロロの釣りとのバイトの違いに驚きましたが、引き的にはメバルの引きです。
そして、上がってきたのは、かなりカワイイサイズのメバルちゃんでした。
釣れてくれて嬉しいけど、やはりこのサイズか・・・
ヒントを信じてミラクルが開始
サイズは残念な1匹でしたが、この1匹の結果を大事に捉えて、狙いを表層1本に絞ることにしました。
潮位も低いし、メバルも居場所の選択肢が限られてきていて、表層でアピールしてやれば中層からも食い上がってくるかも知れないと考えました。
そこで、表層付近で探るにあたり、不要な不自然さを排除する為に、ジグヘッドを0.2gにチェンジしました。
普通なら、フロートリグで使うレベルの重さですが、フロートにチェンジしている時間も勿体ないですし、近距離戦なので、何とかなる、と言うか何とかするしかありません。
実際、釣ってみるとほぼノー感じ。幸い、風が無いことと、ロッドの感度が良いので、かろうじて、リグが水中に入っている感触は認識できるくらいのレベルです。
ダメ元で半信半疑で釣りを再開すると、1投目でいきなり
ゴツンッ!!
とバイトが!
先ほどのメバルとはかなり違う引きですが、せっかくPEラインセッティングにしてきたので、迷いはありません。カツオの一本釣りさながら一気に抜き上げます。
足元に横たわる魚はメバル。しかも結構いいサイズ。
さっそく、サイズを測ってみることに。
25cmあれば、目標達成です!!
しかし、やはりと言うか、そこまでサイズが伸びず、あと一歩の24cm!
ガ~~~ン!せっかく釣れたけど、これではダメです。
1cmアップだけでは超えることができません。
時間はどんどん経過していきます。
この魚でさえも、ここ最近で釣れた中ではMAX超のサイズ。
やはり、万事休すか、、、と言う感じでした。
ここまで来たら、時間の限りやりきるだけ。
短時間に釣れているので、狙いのレンジも合っているし、時合的にも下げ止まりギリギリでメバルにスイッチが入っているのかもしれません。
バイトについても、どれもこれも、ここ最近では考えられない激しいバイトばかり。
気を抜かずに集中していると、またも、ひったくるような激しいバイトが!
しかし、瞬殺で抜きあげてみると、今度はムラソイ。
時々混じるお客様ですが、今のタイミングで釣れてくるか・・・とテンションが下がります。
普段なら、いい息抜きの相手をしてくれる貴重なターゲットですが、この時ばかりはそんな余裕をこいて見ることができる状況ではありません。
しかし、たまたま、気分をチェンジする為に使った【サーティフォー フィッシュライク1.5in】の34サークル会員限定カラーである”るり”カラーで反応があったので、アミパターンに効果があるとは聞いていたのですが、実際にその効果があるのかも知れない、と思い、ワームは変えずにアタックを続けます。
そして、答えは出ました!
表層フワフワ狙いで、焦る気持ちを押さえて、できるだけ丁寧に丁寧に探っていくと、またも
ガガンッ!とヒット。
この引きもセイゴなどではなく、メバルの引き。
結構元気に引くので期待を込めて抜き上げたのですが、プロポーションは抜群ですがサイズが・・・
普段なら大喜びのサイズですが、今の状況では、後ふた声くらいの感じです。
しかし、ここまで考えられないペースでのヒット。
プレッシャーが掛からないように場所を変えつつ探ってはいるのですが、それにしても驚きのヒット率です。
ここまで活性が高く、数も出ているのに、サイズの良い魚がいればとうに反応しているはず。
やはり、後一歩、及ばなかったか・・・
と思っていたところ~
ガッツンッ!!!
といきなりの激しいバイト。
反射的にロッドを立ててフッキング&突っ込みに耐えます。
リアルクレセントがグングンと引き込まれますが、できるだけドラグを出さずに耐えます。
これまでに無い、かなりの引き、そして抵抗感です。
これは、キョウイチのサイズと臨戦体制を整え、魚の動きを見つつロッドで引きをためて、魚が浮いたタイミングで一気に抜き上げました。
暗闇で足元に横たわる魚体。
この引きをする魚のサイズや如何に?と、サイズを測ってみます。
来た!予定外の25cmフィッシュ。
24cmで良かったのに、おまけが付いたサイズでした。
狙い以上の魚が釣れたのに、意外と冷静でした。
写真を撮り、時計を見ると23時45分。
出撃するかどうするか?悩んだところからスタートした今回の釣行でしたが、諦めずにやり通したことで、奇跡的な結果がついてきてくれた瞬間でした。
そして終戦。ミラクルメバリング まとめ
この魚が釣れたことで、完全に自分の中で完了のホイッスルが鳴りました。
写真をアップしようとサイトを確認すると、状態は変わっていません。
この約30分ほどの釣りで、一気に2匹の入れ替え。
これで、ギリギリに大きな魚で入れ替えられたら、そこは諦めるしかありません。
現場でアップ作業を終え、残り5分を残してタックルを片付けて帰路につきました。
今回の結果は、まだどうなるかわかりませんが、間違いなく言えることは、最後の最後まで諦めてはいけないということでした。
おかげ様で、やりきった感・完全燃焼感はどっぷり味わうことができました。
たかが遊びの釣り、されど真剣にやっている釣り。
元来競技志向の強い私の釣りにおいて、いろんな形がありつつもトーナメントは切っても切れない縁があります。今回の結果は、きっと今後につながってくれる。そんな気持ちにさせてくれた釣行でした。
<参考>タックルデータ
今回に限らず、この第2戦のシリーズは、ほぼこのタックルでやり通しました。
感度、操作性、魚への追従性、どれをとっても私にとって最高の相棒になってくれました。
ロッド:リップルフィッシャー リアルクレセント 65JH/TZ
リール:シマノ ソアレCI4+ C2000PGSS
ライン:PE 0.09号(4lb)+東レ バウオ エクスレッド 4lb
ルアー・リグ関連
■サーティフォー オービー1.6in
■サーティフォー フィッシュライク1.5in
るりカラーはサークル会員限定カラーなので、会員にならないと買えません(^^;
■サーティフォー ドライバーヘッド
■ヤリエジャスパー アジメバアーミー
■ラッキークラフト FCTストリームドライブ45CB
■タックルハウス ショアーズ オルガリップレス43
■オーシャンルーラー アクティブフロートLC(ロングキャスト)
実店舗では売り切れのところが多いのが残念です。
コメントありがとうございます。
出るだろうと言うのは、魚でしたか?私でしたか? (^^;;
ここ最近、サイズがほぼ出ない状態になっていたので、半ば、自分を納得させる為の出撃のようになりましたが、それに結果が付いてきてくれて本当に有り難い話しです。
また、いろいろ引き出しの中を見せてください !