カブクワ

【カブクワ】菌糸ビン交換の準備

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

最近は毎回この話しを書いていますが、流石に11月を目前にして気温が下がってきましたね。

10月上旬~中旬に着ていた服装では厳しく、そろそろ冬の出で立ちの準備を感じます。

そんな中、カブクワ飼育も成虫はそろそろ冬眠の準備というところです。

エサを入れていてもほとんど食べなくなってきていますね。

と言うことで、来年の春~夏を意識した幼虫飼育への集中の時期というところです。

今回は優良血統のオオクワガタ向けに準備中の菌糸ビンのお話しです。

では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

累代飼育で実は大事な菌糸選び

オオクワガタの幼虫飼育には、一番メジャーな菌糸飼育以外にも、マット飼育(発酵させたクヌギなどのオガクズで飼育する方法)と、材飼育があります。

オオクワガタの場合、本来の自然界では朽ちた木の中で幼虫が育つ訳なので、材飼育はある意味自然状態に一番近い飼育方法なのですが、やはり材の消化としては幼虫にとって効率的ではないので、大きな幼虫を生み出すには向いていないようです。

ただ、菌糸ビンなどのように、木を砕いたオガクズと違い、木の密度が高いので、菌糸ビン飼育と比べて材の交換をする頻度は少なくて済むのがメリット?

ただ、せっかくクワガタの飼育をしている中では、少しでも大きな成虫に繋げたいのが多くの方の希望かと思いますので、大型個体の作出には菌糸ビンに軍配が上がるようです。

また、マット飼育ですが、ヒラタクワガタのように、元々木の根元の腐葉土などで育つ種類は普通に有りのようですが、木の中で幼虫時代を過ごすオオクワガタにはあまり向いていない、というか大型作出には向いていないと言える感じ。

と言うことで、オオクワガタの幼虫飼育には菌糸ビンが一番メジャーで大型成虫の作出がし易いというのが結論

因みに、菌糸ビンの場合は、ヒラタケなどのキノコの菌糸の発酵にてオガクズを分解し、結果として幼虫が食べた時に消化効率が良いので幼虫が早く大きくなり易い、という構図になっています。

ここで、最近、私が気にしているのが、親世代で使っていた菌糸の種類なのです。

幼虫飼育用の菌糸ビンや菌糸ブロックは様々な業者にて作られていますが、見た目は白い菌糸ビンになっているのでどれも同じに見えます。

身近なところで言うと、ホームセンターなどのペットコーナーでも普通に売られています(割高ですが・・・)

しかし、この菌糸の菌床の製造においては、それぞれの企業様がいろいろな工夫をされており、いわゆる『添加剤』と言われる形でいろんな混ぜ物がされています。

この『添加剤』は菌床を食べて育つ幼虫に栄養(プロテイン等)を与える為のものもあれば、幼虫が食べる菌床の分解を促進する目的で加えられているものなど、いろいろなものがあり、一言で菌床や菌糸ビンと言っても、内容に違いがあるのです。

人間でも『おふくろの味』ではないですが、生まれ育った過程で食べてきたものが美味しくて食が進むのと同じで、クワガタの幼虫も育成の過程であまりコロコロと違う種類の菌糸ビンに変えてしまうと、明らかに幼虫の成長に影響が出る(小型化する)ようです。

なので、自分が産卵セットから組み、卵から育てる場合は、飼育の過程で使う菌床の種類は同じにした方が良いと言われています。

また、他人から幼虫を購入する場合で、2令以降の菌糸ビン飼育に入っている幼虫を入手する場合は、前の飼育者がどのような(どこの企業の)菌床なのかを確認し、できるだけ合わせた方が幼虫へのマイナスインパクトを減らすことができます。

3令幼虫などの場合、菌糸の種類を安易に変えてしまうと、本来育って大きくなるはずの幼虫の体重が減ってしまうという事態に陥ることもあるのです。

更には、親虫の体質やDNAの関係もあるので、親虫を育てた時に使った菌床を次世代の幼虫に使った方が良いと言うことです。

親から引き継がれた消化力については、親虫べた菌床に合わせた方が、より幼虫の発育が良い例が多いようです。

と言うことで、まずは幼虫飼育に利用する菌糸ビン(菌床)についても、大きな成虫を作り出したいなら、その幼虫に食べさせるエサであることを十分踏まえた選択が必要と言うことです。


菌糸ビンの準備についての選択肢

さて、このようにある程度の気遣いが必要な菌糸ビンですが、その準備の方法については大きくわけて2手段あります。

ひとつは、菌床を作成されている企業様でビン詰めされたものを購入する方法

一番オーソドックスで標準的な手段かと思いますが、ポイントはコストが高くつくということです。

当然、ビンやボトルに菌床を砕いたものを入れ、再度菌糸が回って白くなるまでの準備を他者に頼る訳ですから、その稼働と労力見合いの他社への支払費用は発生するのも当然ですね。

一方、もう一つの方法が、一次発酵がなされている菌糸ブロック(いわゆる菌床)を購入し、自分でビンやボトル、はたまた初令幼虫用の小型カップに詰めて自作するというものです。

こちらについては、自分で詰める手間が発生しますが、コストは大幅に抑えられるというメリットがあります。

クワガタの幼虫飼育を続けていると、菌糸ビンやボトルの使用済品が手元にたまってきますので、その利活用を行えば、容器を追加調達しなくても良いので、お財布にも優しいし、エコでもありますね。

特に、菌糸カップなどは大量に必要な場合は、完成品を購入するとかなり割高になりますので、自分で作りメリットはかなり大きくなってきます。

私自身、10年ほど前にブリードをやっていた時は自分で菌糸ビンを詰めていたのですが、自分でやっても結構できるものです。

カビなどが生えないよう、砕いた菌床のマットを詰める時に、マットプレスに使う道具はしっかりとアルコール除菌しておくなどの配慮があれば決定難しいものではありません。

もっと言うと、菌糸ビンへのマットの詰め具合についても、カッチカチに詰めるのか?少し余裕を持たせて詰めるのか?と言う調整も可能になってきます。

なので、ブリードを始めた頃はどうしても既製品の購入に頼ることになりますが、2年目、3年目と続けていくのであれば、自分が気に入った菌床を決めて、自分で詰めていくのがおススメというお話しでした。

因みに、コスト感の違いについてですが、菌糸ビンは800cc~1000ccのサイズでWebなどで安く調達して500円~600円の単価が標準というところです。

これが菌床ブロックの場合、3800ccくらいで500円~600円くらいの単価。一つの菌床ブロックから800ccなら4本~5本作製できますので、コスパの違いが大きいことはご理解頂けるかと思います。

ただし、自分で作成する場合は、当然失敗しても自己責任

ただ、やってみなければ何事も始まらないし、レベルも上がらないので、私個人的には自分で作成することについては大賛成派になります。

菌床については、いろいろ試し中

と言うことで、ここまで種類に拘るような話しを書いてきたので『では、どこの菌床や菌糸ビンが良いのか?』というご質問もあろうかと思いますが、スマトラヒラたについてはDOSさんの菌糸、オオクワガタについては関西ファームさんのOVER80に固定して使ってみようかと思っています。

スマトラヒラタについては、幼虫も大きくなり、最終的にはかなり大きな菌糸ビンが必要になることから、同じラインナップで特大ボトルの販売もされているDOSさんを選択しました。

一方で、オオクワガタについては、多くのブリーダーさんが愛用されており、地元関西の企業さんであるということもあり、関西ファームさんの菌床である『OVER80』にしてみました。

因みに、バス釣りで良くいく淀川城北ワンドと非常に近いところに関西ファームさんがあることから、私は先日直接受け取りに行かせてもらいました。

菌糸系はサイズもかさばるし、何より重くなるので送料がバカになりません。

その点では、車で受取に行ける距離感に菌床企業さんがあるというのは心強い限りです。

因みに、今回購入した菌糸ボトルは1000ccのブロー管。

購入時は、まだ菌糸が回りきっていない状態でした。

そこで、真ん中に空気が取り込める穴をドリルで作成。

穴を開けた状態がこちら。これで菌糸の回りが良くなるはずです。

普通に手でくり抜くことも可能ですが、電動ドリルで作業をすると楽チンで効率も良いです。

現在、自宅にて約1週間保管中でこの状態。

気温が低くなってきたせいか?仕上りが遅いように感じますが、もう少し菌が回りきるまで待つこと。

最後に、過去に試してみた菌糸関連品としては、ドルクスダンケさんの菌糸ボトルと、月夜野きのこ園さんのオオヒラタケ系の菌糸ボトルとなります。

ドルクスダンケさんの製品はクリアボトル品が無いことから、最近では使っていません。

菌糸そのものの性能としては決して悪く無い感じはしますが。

そして、月夜野きのこ園さんの製品については、クリアボトルラインがあるので昨年はオオクワガタ飼育用にいくつか纏めて購入して使ってみています。

が、購入時の送料などの総コストを考えると、関西ファームさんの製品に軍配が挙がるというのが私の感想です。

やはり、何かにつけて近いというのはメリットが多いものですね。

クワガタの幼虫飼育 菌糸ビンについて まとめ

と言うことで、クワガタの幼虫飼育に使用する菌糸ビンのお話しでした。

カブトムシの幼虫飼育はマットだけで良いので、この菌糸ビンの準備の手間が無くて魅力的ですが、一方では外国産のカブトムシは幼虫も大型になるので、1頭ずつクリアケース小くらいの容器が必要になるので、場所を確保するのが大変です。

当然、温度を管理する為の準備も大変になる訳で、専用のブリードルームを持っていない私には無理ですね。

また、菌糸ビンについては、栄養系の添加物が沢山入っていれば幼虫が大きくなる訳ではないと言うのもポイントです。

幼虫は基本的には発酵したオガクズがエサの中心なので、如何にこのオガクズをしっかり食べて消化できるか?が幼虫を大きく育てることができるかどうかの分かれ目になります。

この基本を意識した幼虫飼育を忘れないようにしていきたいと思います。

最後に、1500ccの菌糸ビン(DOS製)で飼育中の『世子(セジャ)』血統の幼虫も菌糸を順調に食い上げてくれています。

オスについては、次は2350ccの菌糸ビンを準備して投入する予定です。

9月にビン交換をしているので、次のビン交換の時期は2021年1月くらい。

どの程度しっかり育ってくれているのか?が楽しみです。

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