こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
昨年の秋以降、カブクワネタが出せていませんでしたが、チェックしてみるとかなり菌糸を食い上げてきていることを確認したので、菌糸ビン交換をすることにしました。
現在ブリード中のクワリンの幼虫は、スマトラヒラタクワガタの『世子』血統と、国産オオクワガタの『GORDON』血統なのですが、スマトラヒラタクワガタの方は2000CCオーバーの菌糸ビンの調達が必要となり、調達に時間を要するので、まずは国産オオクワガタの方を先に交換することにしました。
去年の秋の菌糸ビン交換の記事
オオクワガタ 初令〜2令幼虫https://t.co/myWHPnLhp1
— GONTA@fisher (@ryotan2357) February 11, 2021
国産オオクワガタは2令初期の小さな状態からのブリードですが、面白い結果が確認できましたので、それも含めて報告したいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
調達した菌糸ビンは関西ファームの『OVER80』を調達
さて、菌糸ビンですが、スマトラヒラタクワガタ用にはドルクスオーナーズショップさんの菌糸ビンなのですが、国産のオオクワガタ用としては関西ファームさんの『OVER80』を利用しています。
幼虫調達時に『OVER80』で飼育している幼虫を調達したので、累代飼育としても同じ菌糸ラインでの飼育を踏襲する形にしています。
初令~2令幼虫調達が2020年10月だったので、ちょうど3ヶ月経過での菌糸ビン交換となります。
交換期間的にも一般的な最適タイミングです。
前回に利用したのは1000ccのブロー瓶だったので、今回は1600ccのブロー瓶を利用することにしました。
オオクワガタならこのサイズで羽化までもっていけるかと思います。
寒い時期なので、丸一日、床暖房の上に置いて菌糸を温めておきました。
加温された状態から、急に冷たい菌糸に移されるのも幼虫にとってはストレスでしょうから。
では、次に掘り出しの結果についてお見せしたいと思います。
最初は小さかった個体が予想外の成長
では本題の割り出しです。
ビンによっては菌糸の食べ具合の良し悪しがあるのですが、全般的に良く食べてくれている感じです。
一部は少しタイミングが遅いかな?と思わせる個体も。
一応、加温して飼育しているので、冬季ではありますが順調に成長してくれています。
投入時の幼虫体重は0.8g~1.3gなのですが、さて、どのくらい成長してくれているのか?
まずは、少し大きめの幼虫体重が1.0gの個体から掘り出します。
ボトルの底の方はほぼ食べている感じでしたが、掘り出してみるとボトルの上の方に居ました。
体重は8g。
う~~ん、3令でこの体重は・・・と思いつつ、次のボトルの掘り出しに移ります。
続いて、初令~2令体重が1.2gの個体ですが、こちらは少し大きい?
測ってみると、13g。
少し大きいですが、期待の体重では無い感じです。(画像は撮り忘れ~)
あまり大きな個体は期待できないのかな~と思いつつ、引き続き1gオーバーの個体の掘り出しを進めます。
次に1.3gの個体を掘り出してみると、今度はかなり大きく育っている個体が出てきました。
体重を測ってみると、22g!!
間違いなくオスになる体重ですね。
更に、投入時の体重が1.0gの幼虫を掘り出してみると、21g。
これも20gオーバーでオスとなる個体ですね。
更に掘り出しを進めます。
ここからは、1g未満だった幼虫たち。
メスなのかな?と予想しつつ、あまり大きくなっていない想定で掘り出していくと~
今度は19gの幼虫でした。
少し軽いですが、これも恐らくオスになる個体。
最後に、0.8gという一番小さかった個体の掘り出しを行います。
こちらも、最初が小さかったのであまり期待せず、メスだろうくらいの気持ちで掘り出してみると、一番ボトルの底の方から何やら大きな幼虫の背中が?
取り出してみると、今日イチの大きさ!
測ってみると、なんと26gありました。
0.8g⇒26g!!
予想に反して一番大きく、成長率も当然TOP
さすがにこのサイズになると、迫力が違います。
ファミリアしょう吉さんも言われていましたが、2令~3令で伸びる個体はこういう個体を言うのかも知れません。
ということで、6匹の幼虫は全て元気に育っていてくれました。
国産オオクワガタ 幼虫掘り出し まとめ
と言うことで、無事に幼虫の菌糸ビン入替作業は無事に終了。
少なくとも☆になっている個体が無かったのは有難い結果でした。
因みに、スマトラヒラタクワガタの方は4匹の幼虫を投入しましたが、結局1匹は菌糸に巻かれてしまったのか?食痕を確認できない個体が出てしまいました。
これだけはどうしようも無い話しですが、難しいですね。
結局、6匹を掘り出して、10g未満が1匹、10g台が2匹。20g台が3匹という結果でした。
10g台は2匹ですが、1匹は19gなので、恐らくオス。
と言うことは、2匹がメスで4匹がオスという結果になります。
嬉しい誤算ですが、オスの方が多い結果となりました。
また、先にも書きましたが、初令~2令初期の体重が重かった個体がそのまま大型化していた訳でもなく、一番小さな個体が一番大きくなっていました。
まぁ、孵化したタイミングを見ていないので、孵化が遅かった個体が大きくなったように見えただけかも知れませんし、因果関係はわかりませんが、成長のタイミングのキモは2令期にあるのかな?と感じさせられました。
これらの個体は恐らく6月頃には成虫になると思います。
大きさも気になりますし、羽化時に翅バカにならないか?心配ごとは尽きませんが、楽しみに待ちたいと思います。
次のカブクワ日記はスマトラヒラタクワガタの交換用の菌糸ビンが届いたタイミングになりますが、既に注文しているので近日中には記事としてアップできるかと思います。
こちらも、見る限りはかなり大型化していますし、何より『世子』血統ですので、体重がどこまで重くなっているのか楽しみです。
こちらの掘り出し記事もお楽しみに!(^^