こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今年についてはアメリカのバストーナメントシーンをこちらのブログでも追いかけてきたところであり、特にB.A.S.S.のプロカテゴリーであるElliteシリーズとOpensシリーズの状況をピックアップしてきました。
また、この2つのカテゴリーには日本人選手も複数名エントリーしてチャレンジされていることもあり、日本人選手を応援しつつ、名だたるTOPアングラーの結果を追いかけてきました。
そして、最近の話しで言うと、Angler of the Year を決める【TOYOTA Bassmaster Angler of the Year championship】の結果を掲載しています。
ナイトゲーム釣行記! NABRA Chase Fishing : 【B.A.S.S.】TOYOTA Bassmaster Angler of the Year Championship https://t.co/2kdC7MeFCq pic.twitter.com/2DpLWrMkKc
— GONTA@fisher (@ryotan2357) 2018年9月25日
このElliteシリーズの最終戦は、その年のA.O.Y.を決める大事な試合であると同時に、2019年に開催されるクラシックへの出場権を決める重要な試合でもありました。
ここでは、本大会に出場した深江選手が44位、大森選手が49位。
クラシック出場権は基本が35位までなので、お二人とも出場資格を逃した形で終わっています。
残るは、Openシリーズ枠からの出場を狙う宮崎選手の結果待ちというところです。
まぁ、いずれにしても、アメリカのバストーナメントシーンの中心にはB.A.S.S.があり、そこのTOPカテゴリーへのエントリーそして勝利を目指す日本人がいるというところがポイントなのであり、夢を託す形で応援をしてきました。
しかし、ここでとんでもない情報を発見してしまいました。
それは、KenDさんが運営されている【Deep Stream】というブログサイトに掲載されていました。
因みに、【Deep Stream】はバスフィッシング(ルアーや釣法、大会結果など)を中心にしつつ、浜名湖などのシーバストーナメントの情報など、非常に面白い情報が掲載されており非常に勉強になる記事が多いのでおススメのサイトです。
さて、そこに掲載されていた記事とは!
「大森選手、エリート引退!?風雲急を告げる米国トーナメントシーン」
という記事でした。
大森選手と言えば、クラシックウィナーでもあり、アメリカのバストーナメントに最も深く根を張って取り組んでこられているアングラーであり、TOPカテゴリーを引退することなど考えられません。
何があったのか??と思って記事にかじりつきました。
すると、そこには、アメリカで新しいバストーナメント団体【MFL(Major Leage Fishing)】が立ち上がり、その団体にて【バスプロツアー(BPT)】が来年から開催されるとの話しが。
しかも、そちらの大会に現役のElliteシリーズ参戦アングラーが移るという内容が書かれていました。
K.V.D.選手やマイク・アイコネリ選手、スキート・リース選手、そして大森選手も移籍が確定していると言うのです!!
詳細は、【Deep Stream】にて、背景も踏まえて非常にきっちりと纏められておりますので、そちらをご一読ください。
■Deep Stream 大森選手、エリート引退!?風雲急を告げる米国トーナメントシーン
(KenDさん、記事リンクの許可快諾ありがとうございました!)
とにかく、自分の目でも確認したくて、MLFをネットで調べてみました。
全て英語のみのサイトなので、翻訳ソフトを駆使しつつサイトの中をチェックしてみました。
すると、80名規模でバスプロツアーを実施することが掲載されていました。
また、参加アングラーの紹介ページもあったので見てみると、ズラズラと名だたるElliteシリーズの選手の写真が出てくるではありませんか!!
全部を掲載することはできませんが、やはりK.V.D.やアイク、ジェイコブ・ウィーラー、アルトン・ジョーンズ、ゲーリー・クライン、アーロン・マーティンス etc 現役Elliteシリーズ選手だらけです。
そして、やはり大森選手の写真も。
昨年度のbassmasterのA.O.Y.を獲得したパラニュークの名前もあり、若手からベテランまで根こそぎ移籍すると言っても過言ではない状況です。
ここまで被ってくると、bassmasterの方へのエントリー選手がいなくなってしまうじゃないか!
言ってもダブルエントリーするのでは?
と思ったのでうすが、【Deep Stream】に引用されている雨貝健太郎さんのTwitterによると、日程がかなり重複しているのでダブルエントリーは実質不可能とのことです。
これでは、2019のBassmaster Classicに出場する選手が居なくなるのでは??
と思ってもおかしくない状況です。
また、MLFはただ単に新しいプロリーグを立ち上げるというだけでなく、トーナメントのレギュレーションもごっそりと変えてしまうつもりのようです。
例えば
トーナメントレイクのプラクティス廃止。
持ち帰る魚の数(リミット)の廃止。
etc
日本のバストーナメントもJB TOP50と各地域の大会などでは少し違いはあるものの、基本はアメリカのB.A.S.S.のレギュレーションに準拠したものばかりです。
JBとは別団体のWBSでも、2名同船スタイルなど少しの違いはありますが、キーパーサイズが決まっていて、バックリミットは5匹というのは同じです。
この、ある意味、あまり考えずに当たり前としてとらえていた部分にメスを入れていると言うのがかなりの衝撃です。
なお、このような大きな動きは何年もかけて準備がされてきたようなことも、About MLFには書かれていました。
日本のバスプロトーナメントも、私が参加していた頃は毎年大きくレギュレーションが変わったり、カテゴリーが変わったり、クラシックへの出場権の条件が変わったりして、振り回されている感がありました。
しかし、今回の件を踏まえて改めて考えると、盛り上げていく為にはいろいろな変化を仕掛けていくことは大事なことなんだな、と感じました。
選手として参加する側は、いろいと変えずにいてくれれば、自分の過去の経験も活かしやすくなりますし、場数が成績につながりやすくなるので楽な面があるのですが、それに甘んじることなく競技として見る者を魅了するフォーマットや仕掛けが必要なんだ、ということを考えさせられました。
追伸:仲間内でやっているSAFCの大会ですが、毎回メンバーでレギュレーションを決めて楽しんでいます。その時に狙う魚種や、状況を見て一番面白いと思える競技ルールを考えるのですが、これはこれで間違えていない、とちょっと自信につながりました!
因みに、B.A.S.S.もMLFのバスプロツアー開始を受けて、次年度のElliteシリーズは80名に再編成するとのことです。
さて、来年がどうなるのか?が非常に気になるところではありますが、結果的にバストーナメントが魅力のあるものに成長してくれれば嬉しいし、そんな変貌を見てみたいと思います。
来年もアメリカのバスプロトーナメントシーンから目が離せません。