こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今年のGWは寒すぎませんか??
5月になろうとしているのに、この寒さは少々驚きです。
で、今回のブログはアメリカのバスプロトーナメントの情報です。
日本人選手が多数エントリーしている【B.A.S.S. Bassmaster Central Open】ですが、第2戦が開催されました。
第1戦で日本人選手が多く活躍しているだけに、期待の高まる第2戦です。
では、その3日間の内容をトレースしてみたいと思います。
Day-1 日本人選手には厳しい初日~
今回のフィールドはアラバマ州のスミス・レイクです。
初日のエントリーアングラーの服装を見ていると、結構寒かったのでは?ということを想像させてくれる感じでした。
スタート時の写真を見ていると、イヨケンさんもいつものスマイルを発見。
<出展:Bassmaster.com>
第1戦があまり良いスタートではなかっただけに、大事な第2戦かと思います。
スタート前は恒例の国歌斉唱。
こういうシーンを見ると、アメリカにおいてはバストーナメントは国民に定着したスポーツなんだな、と感じさせられますし、羨ましいと感じます。
残念ながら日本ではあまり見られないシーンです。
<出展:Bassmaster.com>
天候としては悪くないスタートだったように見えますが、結果や如何に?
初日のトップウェイトは17ポンド8オンスを持ち帰った、ジョーダン・ウィギンス選手。
それほど驚くハイウェイトでもないかと感じましたが、日本人選手の正式としては北大祐選手の30位がトップで、イヨケンさんが35位。青木大介選手が43位、キムケンさんが48位、片岡壮士選手が50位、伊藤巧選手が52位、加藤誠司選手が66位、と厳しいスタート状況。
伊藤選手や片岡選手は初戦が好成績だっただけに、このままで終わってもらう訳にはいきません。
ただ、幸いなことに、順位で見るよりも実際のウェイト差は小さいのが救いという感じ。
2日目の結果でどこまで順位の巻き返しができるか?が焦点という感じの初日でした。
サムライ!一気に巻き返しのDay-2
2日目のトータルウェイトでの上位12名が決勝に残れるという運命の予選最終日。
上位陣は大きく順位の変動は無く、初日1位のジョーダン・ウィギンス選手は2日目も手堅く13ポンドオーバーを持ち帰り2位で予選を通過。
代わりに予選TOPとなったのは、初日3位のデビット・ウィリアムズ選手。
2日目のスコアは15ポンド11オンスで、トータルが30ポンド12オンス。
その他の順位を見ると、初日52位と苦戦スタートに見えた伊藤巧選手が15ポンドを持ち込んで5位タイまでジャンプアップ!!
こんなことあるんですね!!
ウェイト差が少なかったと言いつつ、しっかり15ポンドオーバーを持ち帰った結果ですね。
見事に上位で予選をクオリファイです。
他には初日48位のキムケンさんが10位までジャンプアップに成功。
Bassmasterの公式サイトでのウェイト掲載記録が正しく表示されていないので2日目にキムケンさんがどのくらいのウェイトを持ち帰ったのか?の詳細がわかりませんが、いずれにしてもこちらも予選クオリファイです。
その他の日本人選手では、加藤誠司選手が惜しくも17位で予選敗退。
イヨケンさんは22位、初日に日本人TOPウェイトの北大祐選手は30位でジャンプアップならず。
青木大介選手は58位で振るわず。
そして、初戦で活躍の片岡壮士選手は67位で大会を終了となっています。
片岡選手、残念!!
次戦が超大事な試合になりそうですね。
何かと波乱の決勝 Day-3
12名で競われる決勝のDay-3!
この日、活躍を見せたのが、予選を8位で通過したケレイブ・クーファル選手。
最終日のTOPウェイトとなる16ポンド13オンスをウェイインして一気に7人を抜き去り見事、大逆転優勝となっています。
<出展:Bassmaster.com>
予選を5位タイで通過した伊藤巧選手。
緊張のトレーラーウェイインです。
<出展:Bassmaster.com>
しっかりと魚を持ち帰っておられたのですが、順位を上げることはできず。
8位で大会終了となりました。
しかし、2戦連続でシングル入賞は素晴らしい結果です!!
<出展:Bassmaster.com>
また、10位で決勝にコマを進めたキムケンさんはウェイトを伸ばして順位を更にアップ。
伊藤選手の更に上を行く7位でフィニッシュ。
初日の順位を考えると奇跡のジャンプアップです。
素晴らしい爆発力 (^^
最終日は結構よい魚が入ったようですね。
アメリカのトーナメント経験もかなり蓄積されてきているキムケンさん、さすがっす!!
<出展:Bassmaster.com>
Bassmaster Central Open 第2戦 まとめ
と言うことで、今回も日本人選手の活躍を見ることができました。
伊藤巧選手は2戦連続でシングル入賞ということで、やはり年間ポイント争いでTOPに立っておられます。
2位のジョン・コックス選手とは7ポイント差。
今後の活躍に期待です。
キムケンさんは、今回で活躍したものの初戦が悪かっただけに、233ポイントで58位です。
その他の年間順位を見ると、イヨケンさんが5位に食い込んでいます。
片岡選手は17位。ポイントでは331ポイントと上位とはかなり離れてしまいましたが、まだ2戦目!
これからが勝負というところです。
ちなみに、北大祐選手も331ポイントで18位。
本人は納得されていないでしょうけれと、ある意味そつない順位ではないでしょうか。
加藤誠司選手は23位、青木大介選手は27位。
こちらのお二人も実力は間違い無いだけに、次戦以降の巻き返しに期待です。
なお、優勝のケレイブ・クーファル選手は、スポッテッドバスをスイムジグで。
ラージはフリッピングでキャッチしたとのこと。
<出展:Bassmaster.com>
伊藤巧選手は、なんと!
【ジャッカル カワシマイキー】とのこと。
亀山のスーパーロコ、川島さんのプロデュースルアーですが、シャローのカバー撃ちでもされたのでしょうか?
■ジャッカル カワシマイキー
日本でもこれからの季節には活躍してくれるルアーですね!
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ノリーズのプラグでは無いところが非常に興味深いです。
シマノ→ジャッカル→カワシマイキー、というところでしょうか?
ちなみに、ロッドはノリーズのグリーンのブランクスが密かに眩しいですね。
<出展:Bassmaster.com>
キムケンさんは、デプスのスイムジグとフロッグ。
写真ではハッキリとルアーが確認できませんが、コンツアーでしょうか?
■デプス ラバージグ コンツアー
オールラウンド系のラバージグです。
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ラージはフロッグでキャッチしたようなコメントが写真にされていました。
まさに、ハイウェイを窮地でひねり出すパワーウェポンというところでしょうか?
<出展:Bassmaster.com>
しかし、こうやって見ると、日本で考案されたルアーが本場アメリカのトーナメントで結果を出しているというのは、日本人としては嬉しい限りです。
かつて、Megabassのルアーがアメリカでも人気になったことは記憶に鮮明に残っているところですが、その後も見た目のリアルさの次元ではなく、ルアーの基本性能の高さが通用するようになってきている感じがとても素晴らしいと思います。
日本とアメリカのトーナメントの差は大きいと言われていますが、ルアーという観点においてはその差はほぼ埋まってきているのではないでしょうか?
そうやって考えると、恵まれたルアー環境で釣りができている私たちは、もっとバス釣りのレベルを上げていかないといけないと痛感した大会結果でもありました。
Central Openの次戦は8月1日から開催のミシシッピー・リバーです。
伊藤選手はA.O.Y.目指して踏ん張りどころ。
引き続き応援していきたいと思います!
その他のメンバーも年間上位に向けて重要な試合になります。
しっかり応援したいと思います。