こんにちは!
NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
国内のバストーナメントも、色々なシリーズで最終局面になってきています。
次週には国内TOPカテゴリーのTOP50の第4戦が霞ケ浦で開催されますね。
こちらは三原選手がどのような結果を残されるか!が楽しみな大会となっています。
そして海外では、今年から始まった新トーナメント団体であるMajor Leage Fishing(MLF) のTOPカテゴリーであるBass Pro Tour(BPT)の最終戦となるChampion Shipがミシシッピー川で開催されました。
往年の老舗トーナメント団体であるBassmasterから名だたるTOPプロが離脱して始まったことで注目を浴びたBPTですが、1月末開催の第1戦から始まり6月開催まで一気に8試合が展開されました。
こちらのブログでは、全ての試合はピックアップできませんでしたが、掲載した記事を読んでいただけた方はご存知の通り、地獄のスケジュールの大会フォーマットです。
80名が2グループに分けられて開催される予選が2Day
それぞれのグループの上位20名(合計40名)が準決勝のKnockout Roundに進出でき、準決勝の上位10名が決勝戦となるChampionship Roundに進出できるのです。
試合数にすると、決勝まで残る選手は4日間戦うことになりますが、最初の予選は2日間待つ日が入るので、拘束日数的には実に6日間大会に係わることになります。
JBのTOP50もプラクティスを含めると5日間の拘束となりますが、それよりもハードな日程がどれほど大変か?想像しきれない感じです。
1試合でこれだけ大変なのに、これを6ヵ月間で8試合!!
気が遠くなります。。。
まさにバストーナメント本場のアメリカの中でもTOP選手だからこなせるスケジュールという感じですね。
そんなBPTも、この8月に開催されたChampion Ship戦で終了となりました。
最終戦に出場できるのは、第8戦までのポイント上位30名だけなのですが、その中には日本人選手のレジェンドである大森選手もクオリファイされていました。
まずは最終戦の状況をピックアップしつつ、年間の状況も振り返ってみたいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
少し異なるレギュレーションながら大森選手は準決勝に進出
決勝戦のフィールドはミシシッピーリバーです。
広大な河川フィールドですが、この最終戦は少しだけ大会レギュレーションが異なっていて、最初の予選は1グループで全員で順位を競い上位20名が準決勝に進みます。
準決勝となるKnockout Roundが10名ずつの2グループ制となり、ここで5位以内に入った選手(合計10名)が決勝のChampionship Roundに進むことができます。
決勝戦を戦う人数は最終的には10名で一緒ですが、準決勝で5位以内に入らないといけないのが結構大変??
<出展:MLF>
実際、今大会にクオリファイされた大森選手は予選ラウンドはクリアされたものの、準決勝ラウンドで惜しくも9位となってしまい、決勝進出はなりませんでした。
中身的には、大森選手のグループでTOP通過したグレッグ・ハックニー選手が42尾をキャッチして71ポンドオーバー(約32kg)を釣ったのに対して、大森選手は12尾のキャッチで21ポンド。
予選通過ラインは48ポンドだったので、今回は大森選手に良いポイントは見つけられなかったということのようです。
厳しい世界です。
そして、舞台は決勝戦に。
ここでは爆発的な釣果を叩き出した選手が圧勝で優勝をもぎ取っていっています。 決勝は次章につづきます。
驚愕のキャッチ数とウェイトで、エドウィン・エバースが優勝
さて、決勝に進出した選手では、ブランドン・パラニューク、マイケル・アイコネリ、グレッグ・ハックニー、エドウィン・エバース、ブレント・エーラーなどが有名どころとして注意を惹きます。
特に、グレッグ・ハックニー選手は準決勝を圧勝のスコアで勝ち上がってきているので気になります。
しかし、ふたを開けてみると、予選をギリギリ通過してきたエドウィン・エバース選手が圧倒的な釣果で優勝。
<出展:MLF>
釣果の内容は63尾キャッチで、驚愕の85ポンド6オンス(約39kg)!!
いくら数釣り形式の試合と言えども、一日で60尾以上を釣れと言われてもなかなか釣れたものではありませんよね。。。
2位にはやはりと言うか、グレッグ・ハックニー選手がつけてきたのですが、2位でも22尾で40ポンド。
3位のグレッグ・ビンソン選手は20尾で29ポンドなので、以下にエドウィン・エバース選手のスコアが飛び抜けているかがわかっていただけるかと思います。
因みに、MLFの公式サイトではエドウィン・エバース選手の決勝の模様が動画でアップされていますが、まさに怒涛の入れ食い状態。
<出展:MLF>
秤(電子ハカリ)でウェイトを計測して記録する方が気の毒に感じてしまうほどの勢いで釣られていました。
動画がYouTubeではないのでこちらで動画紹介ができないのですが、お時間がある方は一度MLFのサイトを見てみてください。
この動画を見ると、数釣りの大会ってどうなの?と正直思っていたのですが、意外と見応えがあって面白いことに気づかされました。
MLFはBassmasterのサイト以上に動画が充実しているので面白いです。
また、話しが逸れますが、『このタックルボックスはどの選手のものだ?』というのを当てる動画などもあるので面白いです!
時間のある時に、一度見てください!
年間ランキングを見つつ、軽く2019年シリーズを振りかえってみる
見事に最終戦を勝利で締めくくったエドウィン・エバース選手ですが、第1戦は2位、第2戦は優勝。
そして第3戦は4位、第4戦は7位と前半戦は飛ばしまくり。全て決勝進出です。
後半戦はさすがに少し失速して、第5戦~第8戦は決勝ラウンドには進めていませんが、年間では510ポイントを獲得して見事に年間優勝となっています。
その他、年間ランキングで見ると、第3位はブレント・エーラー選手。 ジェイコブ・ウィーラー選手が4位。ジョーダン・リー選手が7位。ボビー・レーン選手が9位。マイケル・アイコネリ選手が12位。
日本でも有名なアーロン・マーティンス選手が14位。アンディ・モントゴメリー選手が15位。
そして、我らが大森選手は25位。
若手エースのブランドン・パラニューク選手が27位なので、大森選手さすが!という感じです。
意外なのは、帝王ケヴィン・ヴァンダム選手はまさかの50位。
甥っ子さんのジョナサン・ヴァンダム選手は54位と、おじさんに勝てず。
深江選手は64位で、改めて来期の活躍に期待と言うところです。
スーパースターがこれだけ集まると、壮観ではありますが、昔の名前で出ていますというだけでは上位に残ることができないのも結果を見ているとわかりますね。
BassmasterのElliteシリーズでは降格・昇格がありますが、BPTについては降格のハードルラインがあるのか?がわかりません。
また、調べておきたいと思います。
が、80%ラインくらいが入れ替えラインになった場合、深江選手は少々危ないかも知れませんね。
MLF BPT チャンピオンシップ&年間振り返り まとめ
と言うことで、Bass Pro Tourのチャンピオンシップのチェックと年間成績の振り返りでした。
知っている選手がいる方が、試合を見ていて盛り上がるのですが、この観点では正直BassmasterのElliteシリーズは魅力がなくなってしまいました。
宮崎選手も出ているので応援しないといけないのですが、ついつい日本人選手が多いシリーズに目が行ってしまいます。
日本人選手の活躍に注目という点では、やはりCrntral Openシリーズですね。
伊藤巧選手は第2戦までの暫定TOPから第3戦で年間順位を落としてしまいましたが、それでも年間4位です。
伊藤選手が苦戦したのも、奇しくもミシシッピーリバーでしたが (^^;;
ちょっと年間優勝は厳しくなってきているかな?と言う気はしますが、それでも最終戦何があるかわかりません。
9月12日~14日に開催されるCentral Openの最終戦、オクラホマ州のグランドレイク戦は目が離せませんね。
引き続き、アメリカのバストーナメントを楽しんでみたいと思います。