こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
ここ最近、バストーナメントについて見ている時間がなかったのですが、国内も国外もいろいろと動きや結果が出てきていますので、現状について少しまとめて記事にしてみたいと思います。
特に、前半戦では日本人選手の活躍も目立っていただけに、年間を通しての結果がどうなるか(どうなりそうか)も気になるところです。
今回は、BASS Master Elliteシリーズと、Bass Pro Shops Central Openシリーズの結果についてレポートしてみたいと思います。
BASS MASTER Elliteシリーズ 第5戦 Sabine River
まずはBASS MASTERのトップカテゴリーであるElliteシリーズについてです。
トーナメントフィールドはテキサス州のザピーン・リバー
<出展:bassmaster.com>
全体的にタフな試合となったようですが、大会初日の6/7においてはグレッグ・ハックニー選手が16ポンド3オンスをウェイインして首位に立ちました。
2位とも約4ポンド差ということで、いきなりのビッグアドバンテージを持ってのスタートなったようです。
日本人選手の成績としては、深江選手と大森選手が並んで8ポンドで47位スタート。
清水選手は6ポンド台で87位と厳しいスタートとなっています。
深江選手も大森選手もセミファイナル進出が厳しい順位となっていましたが、2日目に爆発したのが深江選手。
厳しい条件下で単日で14ポンド10オンスを持ち込んで一気に暫定4位までジャンプアップを果たしてくれました。
一方で年間にも期待の大森選手ですが2日目も振るわずで、結果、69位でセミファイナル進出果たせず終了。
清水選手も順位は上げたものの、61位で終了となってしまいました。
ちなみに、暫定首位は、初日首位のグレッグ・ハックニー選手が11ポンドオーバーをウェインして死守しています。
そして迎えたDay-3 セミファイナル。
この日の結果で最終日のファイナルに進出できる12名が決定します。
この3日目でも深江選手が活躍してくれました。
9ポンド台と2日目よりはウェイトを落としたものの、順位はしっかり上げてくれて3位にランクアップとなりました。
3日目も首位は引き続きグレッグ・ハックニー。
初日の大差を守りつつ、というよりは差を広げて、2位と8ポンドもの差をつけてファイナルを迎えることになりました。
運命のDay-4 ファイナル。
深江選手は、優勝は難しいとしても、日本のトーナメントでいう『お立ち台』を狙える好位置につけてのスタートでした。
が・・・
最終日はリミットメイクならずでウェイトを落として9位まで後退してフィニッシュとなってしまいました。
深江選手としては、今シーズン初のファイナルラウンド進出でしたが、TOP5入りはなりませんでした。
惜しい!!
そして優勝は、初日からトップを走り続けたグレッグ・ハックニーがPole to WIn で完全勝利。
2位との差は5ポンド弱まで狭まったものの、余裕の逃げ切り優勝を果たしました。
優勝ルアーはバズベイトやフロッグでシャローカバー撃ちという感じです。
<出展:bassmaster.com>
最終日はプレッシャーや気温低下もあったようで、フリッピングでひねり出したようです。
深江選手も重そうなテキサスリグを使われているので、カバー撃ちで結果を出したことがうかがえますね。
<出展:bassmaster.com>
ちなみに、K.V.D.は27位フィニッシュでした。なんだかんだで強いですね。大コケしませんね~
最後に、年間成績をチェックしておきます。
<出展:bassmaster.com>
ブレント・チャップマンが首位。
今年好調に見えるスキート・リースが
K.V.D.はしっかり10位です。
大森選手は27位。深江選手は51位。
今後の大会で是非ジャンプアップを狙ってほしいところです。
Bass Pro Shops Central Open 第3戦 Red River
続いて、Central Open 第3戦についてです。
こちらは、第2戦までの暫定で伊豫部選手が首位を走っています。
その第3戦はルイジアナ州のレッド・リバー
リバーシステムのフィールドでは、過去にキムケンさんが2位に入賞しています。
そんな過去のログを再現するかの如く、今回の試合ではいきなりキムケンさんがやってくれました。
13ポンドオーバーをウェイインして初日トップに!!
まさにキムケンスマイル炸裂というところです。
<出展:bassmaster.com>
やはり相性というのもあるのでしょうか?
過去のキムケンさんのブログなどを拝見していても、リバーシステムに対する悩みも込めた考察がしっかりとされていましたので、運だけではない下積みに裏付けられた相性が結果に結びついた感じです。
キムケンさんスタートダッシュの一方で、気になる伊豫部選手の結果ですが、ウェイトを重ねることができずのようでリミットメイクは果たされているものの、7ポンド12オンスで36位スタート。
ざっとDay-1の結果を見ると、9ポンド~7ポンドのレンジに30名ほどがひしめき合っていたので、抜き出ることができなかったようです。
そしてDay-2。
キムケンさんは7ポンド14オンスと結構ウェイトを落とされたものの、初日のアドバンテージが活きていて暫定で首位をキープ。
こうなると最終日の結果が気になるところです。
また、伊豫部選手はリミット揃わず、2匹で2ポンド1オンスという釣果となり、2日間トータルで52位まで順位を落として終了となってしまいました。
年間順位は後で見るとしつつ、年間順位が気になりますね。
更に、期待のかかったDay-3 ファイナル。
残念ながら、リミットが揃わず3匹でウェイイン。
ウェイトも落ち込んでしまい、結果は一気に順位を落として4位でフィニッシュとなってしまいました。
<出展:bassmaster.com>
残念~~~
2日目の時点で暫定2位につけておられたパトリック・ウォルターズ選手が3日目も安定してリミットメイク&10ポンド超えを達成し、見事に優勝。
上位5名の中では、3日間続けてリミットメイクできたのは唯一パトリック・ウォルターズ選手だけだったことを見ると、やはりリミットメイクは偉大であり必要であるということかと思います。
そして、やはり優勝というのはなかなか難しいということも実感。
単日の結果だけで良いのであれば、今回もキムケンさんは優勝されています。
そこが3日間のトータルの結果となると一気にハードルが上がりますね。
突出した釣果が出ること自身が悪いわけではありませんが、コンスタントに上位に食い込む釣果を維持できないと優勝は難しいということです。
この結果をもって、年間順位をチェックしておきたいと思います。
なんと!伊豫部選手、一気に8位までランクダウン。。。
厳しい~~
と言うか、選手層の厚さも痛感しますし、1戦でもハズすと大きな痛手となることが浮き彫りになりますね。
アメリカのプロトーナメント、恐るべしという今回の結果でした。
B.A.S.S.バストーナメント Elliteシリーズ&Openシリーズ まとめ
ということで、6月に開催された2つのアメリカバストーナメントの記事でした。
Elliteシリーズは試合数も多いので、まだまだこれからの結果で年間順位も大きく変わると思いますが、Central Open は全4戦なので、残りは1試合。
このままでは、伊豫部さんの来期のElliteシリーズ昇格にも赤信号がともってしまいます。
すでにElliteシリーズで戦っておられる選手の皆さんには残留はもちろんのこと、Classic目指して引き続き頑張ってほしいところですが、Openシリーズ出場の選手に皆さんには来期の昇格目指して残りの試合頑張って結果を出してもらいたいと期待しています。
米国の有名選手も応援したい選手がたくさんいますが、やはり日本人としてはサムライアングラーにもっと活躍してほしいところです。
Central Openについては最終戦が9月にアラバマ州のローガンマーチンレイクで開催されます。
また、Eastern Open は8月と9月にまだ2試合残っています。
伊豫部選手などはダブルエントリーされていますし、是非、どちらかのシリーズで年間上位を奪取してほしいところです。
何もできることはありませんが、ひたすら応援したいと思います。
しかし、アメリカのトーナメントに出ておられる皆さん、めちゃくちゃレベルアップしているんでしょうね~~
B.A.S.S.の大会が日本のメディアで見れる機会がほぼ無いのが残念です~~