こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
少し前に【ダイワ 15ルビアス 1003】に【ティクト CBSスプール-D】をセットした記事を書きました。
スプール交換の利便性を求めてのパーツ交換となった訳ですが、その代償としてスプール単体の重量としては、15ルビアスのノーマルスプールよりもCBSスプールの方が重くて、かなりウェイトアップしてしまったという話でした。
それに続き、今回は更なるカスタマイズの内容を書いてみたいと思います。
お時間のある時にお付き合いいただければ幸いです。
パーツの交換で実現できる軽量化
チューニングは、何もウェイトダウン(軽量化)だけが目的ではありませんが、ライトゲームにおいてはタックルの性能改善の1つの重要な要素です。
各メーカーさんも、新製品の目玉としては最前面に出されるのは軽量化であることが多いのは事実。
巻き心地などは感覚的な話しで、定量的且つ絶対的な目安になりにくいので、人による感じ方も違うし、好き嫌いもあるかと思います。
最近は必ずしもそうでは無くなってきていると感じますが、シルキーさが売りのシマノ。剛性感を売りにするダイワはアタリが付いてゴロツキ感が無くなるまで時間がかかる、と言う違いがありましたが、どちらがダメという話しでは無いので好みの問題で片付けられても仕方ない話しです。
しかし、重さについては数値で見えるので優劣は明確にわかります。
これも、少し前までは軽さならダイワと言う時期が続いていたのですが、ここ最近はシマノのリールの方が軽くなってきていますね。
軽いリールだから釣れる、と言う事も無いので、ここも価値観の問題が大きく介在しますが、軽くなれば感度も上がるし釣りの動作は楽になるのは周知の事実。
なので、各メーカーはリールやロッドの軽量化を1つの戦略項目として掲げている感じです。
と言う事で、リールの高性能化を目指してスプールを交換したのですが、そこでは軽量化は実現できなかった為に、他のパーツに軽量化を求めました。
その1つがハンドルです。
ハンドルも、今となってはCI4やザイオンなどの新素材で軽くなってきていますので、劇的な軽量化は難しいのですが、ライトゲーム用のダブルハンドルとして最軽量を標榜する【サーティフォー 34 ゼログラVer2】に交換してみました。
まず、15ルビアスのアルミハンドルの重量です。
はい、22g後半といったところ。
そして、【サーティフォー 34 ゼログラVer2】の重量は?
19g中盤。約3gのウェイト差でした。
因みに、ゼログラにも金属製のハンドルノブのタイプもあるのですが、それだと24gくらいあります。
この程度ではスプールのウェイトアップのリカバリにはなりませんが、アンダー200gの範囲で人感度でリカバリしたいと思います。
軽量化の追求だけではないチューニング
さて、次はラインローラーの交換です。
こちらも、性能については何度も書いていますので、今回は重さの比較をしておきたいと思います。
因みに、先日、ブログへのご質問で、16ヴァンキッシュに【M.T.C.W. 零】を入れると、ラインローラー部のウェイトが変わって、ローターの回転に影響が出ないか?とのお話しがありました。
実際、使っていてローターの回転バランスの問題や違和感を感じたことは無いので、問題は無いと思うのですが、気になったので、どのくらい重さが違うか調べてみました。
まずは、【シマノ 16ヴァンキッシュ 1000PGS】に装着されている、コアプロテクトのラインローラーユニットです。
コアプロテクトのラインローラーは、ラインローラーとボールベアリングなどが組み込まれたユニットとなっているのでバラせません。
で、ウェイトは1.24g。
この程度の重さなら、差があったとしてもしれているので、動作影響はほぼ無いと思われますが、念のために零のユニット重量も測ってみることにします。
これは、【シマノ 16ヴァンキッシュ 1000PGS】のラインローラーメンテ時に計測したいと思います。
さて、改造対象の本命、【ダイワ 15ルビアス 1003】の方ですが、まずノーマルのラインローラー関連パーツの重量を測ってみます。
総重量は1.36g
対して、【M.T.C.W. 零】のダイワ用ユニットの総重量は0.96g。
【M.T.C.W. 零】はボールベアリングが2個でこの重量。
ノーマルのラインローラー部は、プラスチックのカラーが入っている感じなので、如何にラインローラーパーツの重さが違うか?が明らかですね。
なお、【M.T.C.W. 零】の取り付けの説明図には”ルビアスの場合は0.8mm厚のシムの取り付けは不要”と書かれていますが、15ルビアスでは0.8mm厚のシムを取り付けないとラインローラーの隙間が大きく出てしまいまいた。
取り付け不要なのは12ルビアスなのかも知れません。
また、今回、ダイワリールのラインローラーを交換してみて気付いたのですが、ダイワのスピニングリールでワンピースベールになっているモデルは、ラインローラーが組まれるシャフトがベールと一体になっています。
シマノのリールの場合、ここがセパレートになっているので、ラインローラー交換時に指で支えておかないと交換できないのですが、ダイワの場合は固定されているのでラインローラーの交換はシマノのリールよりも楽にできると思いました。
交換後は、爪楊枝などでラインローラーの回転や遊びの幅などを確認して作業完了。
慣れれば非常に簡単にできる作業なので、関心のある方は是非試してみてください。
なお、【M.T.C.W. 零】については、サーティフォーの家邊さんが使用感についてプログにもアップされています。ライトゲームで使用する細いラインを使用の際には一定の効果を感じておられるようです。
また、私の釣り友さんも【M.T.C.W. 零】に交換して、効果のほどを実感されているようです。
釣り友のモッカさんのブログです。
15ルビアス 改造計画 後編 まとめ
と言うことで、手軽にできるリールチューニングシリーズでしたが、これで一旦の改造は完了です。
このリールには、スペアスプールもあるので、フロロカーボンラインとPEラインを巻いて当面のメバリングに使ってみたいと思います。
重さについては、明らかに現行レギュラー陣の13ソアレCI4や16ヴァンキッシュよりは重くなっていますので、感覚がどのように変わるのか?検証が楽しみです。
また、今回、久々にダイワのリールを使ってみて、改めて“巻きの重さ”を感じました。
この“巻きの重さ”は釣り友さんからも質問があったことで、理由は詳しくは不明ですが、メインシャフト部にマグシールドが導入されているリールは、スローに巻いた時に明らかなる巻きの重さを感じます。
【シマノ 13ソアレCI4+ C2000PGSS】はパワーギア(ローギア)なので軽さに違いがあるのかと思ったのですが、【シマノ 13ソアレCI4+ 2000HGS】と巻き比べても明らかに巻きが重い。
これって、マグシールドの油膜の抵抗なのでしょうか??
それと、過去のダイワリールは【ダイワ 13セルテート 2510PE-H】など、全てシーバス用だったし、そんなに繊細な巻きの釣りはしていなかったのであまり気にもならなかったのですが、【ダイワ 15ルビアス 1003】を実釣イメージで超スローに巻いてみると、明らかなるゴロツキ感があります。
これはハンドルを2秒に1回転くらいのスローに巻くと如実に感じ取れるのですが、ソアレやヴァンキッシュでは感じることがなかった感覚です。
これは、ギアの材質や仕組みによるものなのか?
アタリを出そうと、ラインを巻かずにかなりグルグルと回してみているのですが、今のところこのゴロツキ感が消える気配はありません。
もう少し使ってみて、あまりに気になるようであればメーカーに問い合わせてみようかと思います。
これが、シマノとダイワのリールの違いなのでしょうか??