こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
最近、アジングが絶好調の最中、リール酷使で調子が悪くなったので、ちょうど良いチャンスということでラインローラーを交換することにしました。
また、ここ数回の釣行で使用している【ティクト CBSスプール-SS】についても、まだインプレを書いていませんでしたので、合わせて記事にしておきたいと思います。
たかがライトゲームのリールにどこまで凝るのか?と正直思うところはありますが、メーカーさんが手を出せない究極のパーツということで、興味のある方もおられるかと思います。
では、簡単にセッティングの部分から書いてみたいと思います。
去年のアジングのシーズンは、【ダイワ 15ルビアス 1003】をメインに使っていたのですが、ラインローラーは【M.T.C.W. ラインローラー 零】に交換して使っていました。
15ルビアスは、元々のノーマルが1BBのラインローラーだったので、零に交換することによってラインのヨレによるトラブルが明確に意識できるくらい減りました。
そして、今年のシーズンはローラークラッチの玉抜きをして、軽々仕様の【シマノ 16ストラディック CI4+ C2000S】を使っていますが、ラインローラーはずっとノーマルで我慢してきました。
これまではほぼ不満を感じることなく使えてきたのですが、アジング終盤にきての酷使により、リーリングをすると『シャーシャー』と異音が鳴るようになり、急激に調子が悪くなってしまいました。
因みに、16ストラディックCI4+のラインローラーはノーマルでコアプロテクトラインローラーが装着されているのでボールベアリングだけを交換することはできません。
なので、どうせ交換するなら、と【M.T.C.W. ラインローラー 零】に交換することにしました。
ラインローラーのチューニングは過去にも記事として何度か取り上げたことがありますが、改めて簡単に手順などを紹介しておきます。
まずは、ラインローラーの外側にあるビスを緩めて、ラインローラー部を取り外します。
本来は、ワッシャーやプラスチックのカラー、そしてボールベアリングなど複数のパーツが組み合わさっているので、分解する時に順番を忘れないようにすることが大事です。
ただし、16ストラディックCI4+はコアプロテクトボールベアリングが装着されているので、外した時もラインローラー部が一式セットになってしまっており順番などを気にする必要もなく、単に外すだけです。
ここに、【M.T.C.W. ラインローラー 零】を装着します。
まず、装着する前に、ボールベアリング部にオイルを注しておくことをお勧めします。
調子が悪くなってからオイルを注すのではなく、新品の時に注しておくことでボールベアリングなどにしっかり油膜を持たせておくことができるので、錆や劣化を遅らせることができます。
因みに、私は地元のショップで頂いたカーボンナノファイバーオイルを使っています。
金属の表面にナノ粒子レベルのカーボン被膜がはれるので、錆びるなどの心配をしなくても良くなります。
オイルを注したらキッチンペーパーなどで余ったオイルを吸わせておき、ベアリングチェッカーで回転をチェックして問題なければ組み込み作業に入ります。
ベアリングチェッカーは、しばらく使った後、メンテナンスをする際にダスターなどで油分とゴミを飛ばした後で回転性能の改善状況を見る時に便利なので、ひとつは持っておいておいて損はありません。
パーツのくみ上げは、【M.T.C.W. ラインローラー 零】の裏パッケージに順番などが記載されているので、それを見て間違わないように組んでいくだけです。
組みあがった後は、回転のチェックをします。
回転のチェックをする時には、私は爪楊枝や竹ひごなどを使ってラインローラー部を軽く回してみて、ちゃんと回っているかを確認するようにしています。
目で見ているだけでは回っているのかどうなのか?がわかりにくいので、スマホのカメラなどで拡大して動きをチェックしてみるのもひとつの手だと思います。
組み方が間違えていたり、何か上手くできていない時は上手く回わりません。
そんな時は組み直しが必要です。
また、最後にビスを締める時も軽く締めてみて、引っ掛かり感があったらやり直してください。
ちゃんとネジ山が合っていな状態で無理やり締めると、ねじ山が潰れてしまってパーツ買い替えになってしまいますので、細かいところですが十分注意してください。
これで、ラインローラー部のパーツ交換は完了です。
非常に簡単です。
次に、スプールの交換です。
こちらは工夫などは一切ありません。
製品を買った時に、スプールと色巻き部の『ボビン』はセットされているので、そのままリールに装着するだけですね。
なので、セッティングにおいて紹介することは何もありませんが、この製品の特長はラインを巻くボビンが交換可能な点以外に、TAGドラグシステムも挙げられると思います。
ダイワもシマノもドラグ性能においては文句のつけようが無い製品が揃っていますが、ライトラインを使うライトゲームにおいて『ドラグが緩くても粘りがある』という特徴は非常に有利ですし、ありがたい性能です。
特にアジングなどでエステルラインを使うと、フッキング時に合わせ切れを防ぐ為にドラグが緩めにしますが、これをすると少し大きな獲物が掛かった時や、サバなどが掛かった時に走り回られて収拾がつかなくなってしまいます。
しかし、このTAGドラグは少し強めにしていてもドラグは出てくれますし、ドラグが粘り強いので、スカスカにならずに常に魚にプレッシャーを与えることができます。
且つ、かなり細かいドラグ調整が可能なので、対象魚やラインに合わせて調整できる幅が広いところがメリットとして挙げられます。
最初は、いつまでもドラグが締まりきらないのでどんどん締め込んでしまいそうになりますが、締まり具合ではなく、スプールの逆転がどのくらいの発生するのかを手で確認しつつ締め込んでいくのが良いと思います。
アジングにおいては、このTAGドラグシステムはかなり画期的な機能だと思います。
ということで、ラインローラーの交換とスプールの交換・性能インプレについて簡単にご紹介しました。
ラインローラーは非常に簡単にチューニングや交換/メンテナンスが可能なパーツですが、ラインのヨレやリーリング時の感度と言った点で非常に重要な役割を果たしてくれているパーツです。
ラインローラーがスムーズに回転をしてくれていないとラインはヨレます。
PEラインなどであればまだ影響は少ないですが、モノフィラメント系のラインではかんり大きな影響が出ます。
ラインがヨレて釣り場でライントラブルを起こせば、修復するのに時間もかかりますし、ラインのロスも発生するので釣り人にとってはかなり大きなストレスになります。
ラインローラーの性能を上げておけば、それを少しでも軽減できるので是非実施することをお勧めします。
ティクトの【CBSスプール-SS】については、値段がそれなりにしますので、普通にスペアスプールを買った方がコスト的には安く済ませることができます。
ただ、スプールをそのまま1個予備として持っておくとかなりかさばりますので、コンパクトなバッグではなかなか難しいところです。
その点、このCBSスプールであれば、ボビン部だけをもっていればよいので非常にコンパクト。
且つ、先にも書いた高性能ドラグも手に入れることができますので、こちらもライトゲーム中心で楽しまれている方は持っていて損は感じないアイテムだと思います。
次回は、これらのアイテムを使って早朝デイアジングを楽しんできましたので、その記事を書きたいと思います。
デイアジングはほぼやったことが無かったのですが、意外な面白さを発見することができました。
では、次回もよろしくお願いします!!
■M.T.C.W. ラインローラー 零
いろいろとチューンドラインローラーは出ていますが、これが一番高性能に感じます。
ただ、チタン製のバージョン2はちょっと高過ぎるかな?(^^;;
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■ティクト CBSスプール-SS
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