こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
こちらのブログにて、去年にハートランドのNEWラインナップとして”リベラリスト”がリリースされたことを取り上げていますが、2023年に”リベラリスト”として新しいシリーズが登場するということでピックアップしてみました。
コンセプトも今風ですが、仕様も今の時世をくみ取った製品になっているかと思います。
自分の好みのを当てはめてみながら、製品チェックをしてみたいと思いますので、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
ハートランドの廉価版なのか?ファントムシリーズ
まず、今回紹介する製品ですが【ダイワ ファントム リベラリスト】になります。
ダイワにおける”ファントム”というブランドネームは、シマノで言うところの”バンタム”に該当するイメージを持っています。
私が子供の頃に見た”ファントム”が、リベラリストのブランドを背負って戻ってきてくれました。
ダイワの公式サイトでは
日本のルアーフィッシング黎明期に、世のルアーロッドの代名詞となっていたダイワのルアーロッドシリーズ「PHANTOM」。
<引用:ダイワ公式HP>
この「PHANTOM」の名がLIBERALISTの思想を持ち現代に蘇る。
と紹介されています。
私がバス釣りを始めたのは、小学生の頃なので、1980年頃なのですが、バスフィッシングの歴史から見ると、かなり黎明期に当たるようです。
また、改めて記事にしたいと思いますが、バスフィッシング人気が爆発したのは1990年過ぎであり、それこそ元SMAPのキムタクさんがやっていたりと、当時はメディアでも多く取り上げられていました。
しかし、2000年を過ぎると”害魚”や”外来生物”ということで、行政・法律にてブラックバスは表舞台からどんどん締め出されて行く運命をたどるのですが・・・
話しを戻すと、ダイワの”ファントム”というブランドは、それくらい昔からルアーフィッシングの代名詞として使われていたものになります。
そして、今年、ターゲットを特定しないボーダーレスなルアーアイテムブランドとして復活することになりました。
バスロッドの持つ汎用性の高さ、この汎用性を突き詰め進化させたロッド「PHANTOM LIBERALIST」。汎用性を持ちながらも、あらゆるゲームフィッシュに対し、快適な使用感をアングラーにもたらす。ターゲットは問わない、真のルアーロッドが誕生した。
<引用:ダイワ公式HP>
”バスロッドの持つ汎用性の高さ”というのは、個人的には異論もあるのですが、確かにバスロッドはソルトゲームにも流用できるので、ルアーフィッシングロッドの基準と言ってもいいのかも知れません。
ハートランドはダイワのバスロッドの最高峰ブランドなので、ハートランドのリベラリストは5万円台の高級ロッドになりますが、ファントムシリーズは広く普及を目指してミドルレンジ価格でのリリースとなります。
3万円台なら買っちゃえ!という価格帯ですね。
また、今の運送費の高騰という背景も踏まえて、バットジョイントの3ピース仕様ということで、まさにこれからのルアーフィッシングシーンを担うロッドという感じですね。
なお、ロッドの価格帯としては、36,800円~39,800円。
楽天などのECサイトでの実売価格は3万円前後で販売されています。
では、初回準備されたロッドラインナップについて見ていきたいと思います。
ファントム リベラリストのラインナップ
では、順番にラインナップを見ていきます。
当然ですが、スピニングモデルとベイトモデルが揃っています。
また、レングスはあまり短いモデルはなく、バスもできるけど、バス以外の釣りを強く意識していることを感じます。
763M+RSB
こちらは、ベイトモデルの中では2番目の長さのロッドになるのですが、一番短いモデルはビッグベイトなどの使用も意識したロッドなので、汎用的な製品という観点ではこの7.6フィートのロッドになると思います。
バスでは、ボトムの釣りから巻きの釣りまでカバーすることを意識されており、ソルトウォーターではロックフィッシュやボートでのシーバスゲームなどがターゲットになっています。
また、イメージ的にはチニングのボトム引きの釣りにも適合しそう。
いや、チニングにはちょっと硬いかな?とも思いますが、そこはアクションがRS(レギュラーファースト)なので、ハイシーズンでのアグレッシブなチヌ・キビレなら面白い釣りができそうなイメージです。
自分がベイトで買うなら、まずはこのロッドかな?というロッドです。
ロッド自重は130gで、適合ルアーウェイトは7g~50gなので、湾奥でのシーバスにも良さそうですね。
803M+RSB
8フィートのベイトロッドということで、これはハートランドのリベラリストにも揃えられているモデルですね。
バスではヘビキャロなどの遠投系の釣り、そしてソルトでは青物も視野にいれた戦闘力を備えたモデルになっており、海がメインという方はこちらが最初におススメの1本になるかと思います。
ロッドのパワーは【M+】なので、先に紹介した763と同じ7g~50gになっています。
まぁ、湾奥やちょっとしたサーフエリアでシーバスや青物を狙うにはちょうど良いパワーレンジのロッドになるかと思います。
703MH+RSB
ベイトモデルの最後は、7フィートの【MH】のロッドになります。
このモデルになると、適合ルアーウェイトが10g~70gとなるので、2ozオーバーのルアーでも十分投げられるパワーを持っています。
太めのライン、重めのリグやルアーで強気のバスフィッシングをされる方は、こちらのロッドが相性が良いのではないかと思います。
長すぎず、短すぎずなので、取り回しの操作性と、陸っぱりなどでの障害物回避性能を兼ね備えたロッドになるかと。
因みに、こちらのモデルを購入してすでに使っておられる方のYouTubeも見たのですが、ロッドのアクションが”RS”なので、しっかりテイクバックが取れるようなキャストであれば、少し軽めのルアーでも扱えるようです。
※と言っても5g未満は使いにくいとは思いますが。
因みに、ロッド自重は8フィートモデルと同じなので、持ち重りなどは気にならないレベルかと思われます。
763MLRSS
ここからスピニングモデルになります。
ロッドパワーが【ML】ということで、適合ルアーウェイトは5g~25g。
公式サイトでの商品紹介ではバス用のロングバーサタイルと書かれていますが、バス用ではちょっと長すぎるイメージですかね?
それよりも、リバートラウトや、ソルトでのタチウオ、クロダイ狙いにはマッチしそう。
シーバスだと、小規模運河メインなら問題なさそうですが、広くいろいろ使うにはちょっと短くて飛距離に不満を感じることになるかもしれません。
個人的には【L+】くらいのパワーにしてくれても良かったのでは?と思います。
863ML+RSS
続いて、少し長い8フィート台のスピニングになります。
このくらいのレングスになってくると、湾奥シーバスのメインロッドになってくる感じですね。
淡水では、バスの陸っぱりでの遠投ゲームなどが対象と書かれていますが、バスだとちょっとダルい長さになってくるのかな?と感じます。
中級モデルということで、やはり感度面はさほど期待できないようなので、バス釣りと言うよりは、投げて巻くソルトゲームでの使用が向いているイメージです。
適合ルアーウェイトも5g~40gと幅が広いので、小型のミノーもできるし、重めの鉄板バイブレーションなどもできる守備範囲ですね。
703MLRSS
スピニングモデルの3本目は、9フィートロッドではなく、7フィートジャスト。
ここでもうワンサイズ長いの出して欲しかったのですが・・・
まぁ。希望はさて置き、7フィートジャストなので、こちらはバス釣りの陸っぱりで十分使えるし、足場の悪さをサポートしてくれる適度な長さではないかと思います。
遠投もできますし、足場が高くてもラインメンディングもし易そうです。
ソルトでは、陸っぱりと言うより、ボートシーバス/チニングなどのオフショアで使い易そうですね。
ボートゲームがメインの方は迷わずこの1本がターゲットになるかと思います。
ダイワ 23ファントム リベラリスト まとめ
と言うことで、ダイワのNEWロッド、【ダイワ ファントム リベラリスト】をピックアップしてみました。
ラインナップはまだまだ少なく、ターゲットフィッシュも限られますが、もう少し長いモデルやもっとライトなモデルまでカバーしてもらえればうれしいですね。
シマノでも、村田基さんが監修する”スコーピオン”シリーズは、既にバス用ロッドとしてカテゴライズされておらず、ボーダーレスルアーロッドとして扱われています。
ここに改めてダイワさんも参入という感じです。
また、スコーピオンもほとんどのモデルがワンハーフの2ピースといったモバイル性を意識した仕様になっていますが、ダイワさんはバットジョイントの3ピースということで、更に踏み込んできています。
モバイル性が高いのはアングラーとしても有難いところ。
バス用のワンピースロッドを10セットもまとめて持ち運ぶのは、ロッドの保護の面でも気を遣うしかなりの手間を伴います。
最近では5ピース以上の超モバイルロッドも増えてきましたが、ロッドを継いでいく手間などを考えると、基本は2ピースが楽です。
ルアーロッドはキャスト時にガイドに負荷がかかる機会が多いので、磯竿のような振出し仕様にすると釣りをしている間にガイドがズレてしまうこともあります。
なので、ガイドはブランクス固定が主流になりますし、あまり極度にマルチピースにしてしまうとロッドをセットする時の手間がかかってしまいます。
車に積むにしても、自転車やバイクで移動するにしても、2ピース~3ピースが今後のルアーロッドの主流になりそうですね。