こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
本日は3月22日、WBCの決勝戦です。
昨日は祝日であったこともあり、準決勝のメキシコ戦をテレビ観戦された方も多かったのではないでしょうか?
中盤まではランナーをためても得点につながらず、嫌な流れが続いていたところで、7回裏の攻撃での吉田選手の3RUNホームランで同点に追いつき、流れを変えられるか?と期待したところで山本投手まで打たれて引き離され、9回裏を1点ビハインドで迎えた時には、正直ここまでかな?と思っていました。
大谷選手→近藤選手が万が一凡打で倒れれば、ラストバッターは不振の村上選手になるので、最悪のシナリオになるとビビッていたのですが、先頭バッターの大谷選手が気迫の2塁打で出塁。
近藤選手が4ボールでランナーが溜まったところで、良い流れではあるものの、村上選手が内野ゴロでダブルプレーなんかになろうものなら終わったな、と思いつつ見ていたのですが、最後は主砲が見事にプレッシャーをはねのけて逆転打を打ってくれました。
流石に感動して、観戦していた家族で大声をあげてしまった次第です。
まぁ、最後のシーンだけを見ても見どころ十分でしたが、中盤でも、佐々木投手が打たれ、山本投手も打たれた中で、阪神の湯浅投手は厳しいシーンで登板して、よく1点で抑えてくれたと思います。
ヒットを打たれはしましたが、外野からの返球もよく、ホームでアウトを取れて追加点を回避できたことなど、中盤での選手の皆さんの地道なプレーの積み重ねが最終回に開花したんだと思って見ていました。
本日が決勝ということで、スーパースター集団のアメリカにどこまで食らいついていけるか?が見どころになると思いますし、パワーだけではないところを是非見せてもらいたいと期待しております。
【追記】記事を書いている間に、日本優勝となりました!素晴らしい決勝でしたね!
と言うことで、記事の本題と思いっきり違うネタで始めてしまいましたが、今回の記事のネタはアジングのラインに関してとなります。
アジングのラインと言えば、ここ最近では、自分の中で”エステルライン”の一択なのですが、ここにエステルでもない、PEでもない、ましてやナイロンやフロロでもない、新しいアジング用のラインが登場したと言うことで、チェックしない訳にはいきません。
まずは、その内容・スペックについて見ていきたいと思いますので、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
完全新素材のラインは強度&感度が売り!
さて、この新しいラインですが、デュエルさんの製品で【The ONE アジング】という製品になります。
【The ONE アジング】ということで、The ONEと聞くとベビーメタルを思い出してしまうのは、タケ師匠の影響ですね(^^;
冒頭でも書いた通り、従来のライン素材とは違う素材を使ったラインとのこと。
素材は『PFライン』と言うことで、ポリエチレン・フュージョン・モノフィラメントなので、ナイロンやフロロカーボンのようにモノフィラメントラインですが、材料はPEラインと同じ”超高分子量ポリエチレン”ということです。
ラインの比重については”0.97”ということで、PEラインの類似素材なので比重は軽いですね。
因みに、ナイロンラインで約1.14、フロロカーボンラインで約1.78、そしてエステルラインは約1.38と言うことで、かなり軽いですし、そもそも1.0を切っているので、水には浮くレベルの素材ということになります。
比重を見ると、風の強い状況や深場狙いには使い辛い?と感じてしまいます。
しかし、強度面では特筆すべき状態。
アジングでのメインラインとなっているエスエルラインは、伸びの少なさからくる感度面では大きなアドバンテージがあるのですが、強度面が弱点です。
ここを【デュエル The ONE アジング】は大きく改善してきています。
メーカーサイトにて、各種ラインとの強度比の情報がアップされています。
なんと、驚きのPEラインと同等の強度です。
同じ号数(=太さ)で比較しているので、エステルとフロロカーボンラインの強度評価が逆転しているように見えますが、フロロカーボンラインと同じ太さのエステルラインは扱い辛いだけなので、例えば、1号=4lbがフロロカーボンラインの標準値と見るなら、アジングで1号のエステルラインは使えません。
また、エステルラインは伸びが無いが故に、単独で使用すると合わせ切れなどのトラブルが発生するのも注意点になります。
話しを戻すと、【デュエル The ONE アジング】はこれだけ強度があれば、PEライン並みの細いラインで釣りができるということになります。
これは、実釣時にはルアーの飛距離や風や流れの影響を受けにくいなどのメリットを生んでくれることになります。
更に、感度を見てみると、ここでも明らかなアドバンテージが見てとれます。
感度の良さは、ライン自身の伸びの有無によってくるところかと思いますが、感度に至ってはPEラインと比べても3割ほど高い感度を実現していることになります。
エステルラインとの比較に至っては3倍以上。
これまでロッドの感度に頼っていた部分をラインに担ってもらえる部分が大きくなるということになります。
そもそもPEラインはブレイドライン(編み糸)なので、モノフィラメント系のラインと比較が難しいのですが、【デュエル The ONE アジング】がモノフィラメントラインであることを考えると、断トツで高い感度を発揮することになります。
バス用などでも、感度が良いと言われるフロロカーボンラインの30倍以上の感度があるということなので、ナイロンラインとは比較することもできないレベルということになります。
ここまで数値が違うと『ほんまかいな!』と思ってしまいますが、これだけは自分で使ってみないとわからないですね。
ラインについては、強さや感度の問題だけでなく、実際に釣りをする上での”扱い易さ”も大きなポイントになります。
どこまで本当に使えるラインなのか?めっちゃ気になるところです。
製品ラインナップは、大きく2モデルの分類
では、具体的にどのような製品がリリースされるのか、見ていきたいと思います。
こちらの製品は、アジングというジャンルを意識して大きく2種類にモデル分けされており、ラインのカラーなども分けられています。
まず、究極の細さを強みとするシリーズは【アルティメットモデル】
強さを実釣で必要な強度に設定した場合、強度が強いので当然細くすることができる訳で、一番細いラインは”0.08号”から準備されています。
0.1号を切っているとか、異次元の細さで、老眼でラインが視認できるのか心配になります(笑)
0.08号で1.6LB、0.13号で2.5lbもあります。
エステルラインは、0.2号で0.9lbが標準的な強さなので、湾奥アジングであれば0.08号でもおつりがくるくらいの強度ということになります。
カラーもゴーストということで、細いことで魚に見えにくいだけでなく、ラインカラーでも魚に見えにくくするように工夫されています。
続いて、強度を意識した【ストロングモデル】
こちらは、0.2号で3.8lb。0.4号だと7.2lbもあります。
バス釣りなら、0.2号でライトリグの釣りができるということになります。
0.3号で5.6lbあるので、製品特徴欄にも記載がある通り、キャロやフロートの釣りであれば0.3号で十分できますね。
確かに、PEラインを使う場合、キャロ系の釣りだと0.3号くらいを使うのが標準的なので、モノフィラメントをメインラインにしてキャロ系の釣りができるということになります。
デュエル The ONE アジング まとめ
と言うことで、デュエルさんからリリースされる新しいライン【The ONE アジング】についてピックアップしてみました。
強度や感度の面では、従来のラインを凌駕する性能であることは、数値上では間違い無いかと思います。
ただ、PEラインなどは強いが故に細いラインが使えますが、細いPEの原糸を編んで作っているだけに”根ズレ”には非常に弱い面を持っています。
”根ズレ”という観点では、フロロカーボンラインが優位性を持っていますが、素材が硬いので太くなると操作性は劇落ちですし、アジングなどでメインとなっているマイクロガイドのスピニングロッドではラインがガイドを叩いてしまうので飛距離が出せません。
このように、実際に釣りで使うことを想定した場合、ラインが持つ操作性面での特徴は非常に大事な要素になります。
このことについて言及している情報はまだどこにもありません。
今後、情報が出てくるるかと思いますが、自分でも使ってみて確認する必要があります。
また、釣り糸は最大のコストがかかる消耗品です。
それを考えると、価格が気になりますし、新製品だけに価格競争にも晒されないことから、きっと高いんだろうと思っていました。
メーカーサイトではオープン価格になっているので標準価格が不明なのですが、ECサイトでチェックしてみると、Amazonでも楽天でも2,000円弱ですね。
決して安いとは言いませんが、150m巻きで2,000円なら、PEラインよりも安いくらいではないでしょうか?
こうなってくると、ラインの”持ちの良さ”がポイントになってきます。
PEラインは高価ですが、編み糸が故にかなり長く使っても強度面もあまり落ちませんし、糸ヨレなどで使いにくくなることもほぼありません。
フロロやナイロン、エステルラインなどは、モノフィラメントラインであるが故に使用回数が増えると糸ヨレによるライントラブルが出るようになるので巻き替えの頻度は高くなります。
今回の【デュエル The ONE アジング】もモノフィラメントラインなので、やはり糸ヨレ問題は抱えることになるのではないかと思います。
これを考えると、やはりコスト問題を抱えることになるのか?となってしまいますね。
とは言いつつ、ネガティブな面だけを気にしていては良い新製品には出会えませんので、次の巻き替えタイミングなどで一度使ってみたいと思います。