こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
12月に入り海水温もさすがに下がってきている感じがします。
今年は例年よりも水温低下が遅い気がします(気温が高い日が多い)ので、このままいくと年を明けてもアジングが成立しそうな予感がしています。
しかし、水温は確実に低下してきているので、メバリングもいよいよ本格化してくると思います。
ここ1年~2年はGoodサイズのメバルに会えていませんが、今シーズンはプラグ主体でメバルを狙ってみたい気分になっています。
【Fishman Beams inte 64UL】はある意味メバルのプラッギングで使う為に調達したようなものですし。
そんなメバリングですが、スミスからメバリングの、しかもプラッギング用のロッドがリリースされるという記事を発見しました。
その仕様がかなり魅力的な内容だったので、今回ピックアップしてご紹介してみたいと思います。
メバルのプラグゲームに関心のある方はお時間の許す範囲で読んで頂ければ幸いです。
メバリングの老舗 スミスからリリースのプラグゲーム専用ロッド
さて、スミスさんと言えば、メバルのプラグゲームをする人なら恐らくほとんどの人が持っているであろう”メバペンメバル”をリリースされているメーカーさんになります。
TOPゲーム用のプラグとして水平に近い浮き姿勢のプラグは意外と少なく、表層を意識しているメバルを狙うにあたって必携のルアーと言っていいかと思います。
また、瀬戸内海のメバリングを中心に人気の高い”ガンシップ”もスミスさんの製品。
シンキングとフローティングがあり、狙いたい状況に合わせて使い分けができる応用範囲の広いルアーになります。
そんなスミスさんはメバリングのプラグゲーム用の専用ロッドを既存製品としてリリースされています。
それが【スミス ダークシャドウTZ】になります。
※発売時期は2016年頃のようです
ロッドのネーミング通り、一時期ライトゲーム用ロッドにおいて大人気となったトルザイトリングのガイドを装備したハイエンドクラスのロッドです。
メバルは当然ですがワームでも釣れる訳で、敢えてプラグゲームに特化するのはかなりニッチなコアアングラー相手の対応となるのですが、リリース当初から根強い人気を維持しつつ今日に至っているようです。
そんなダークシャドウシリーズに、2023年12月にリニューアルロッドが登場するようです。
それが、【スミス ダークシャドウ EX】
ダークシャドウシリーズはプラグゲーム用ということでかなりマニアックなロッドであり、TZ世代はスピニングモデルしかリリースされていないようですが、昨今のベイトフィネス用リールの劇的進化を踏まえて、EX世代はスピニングモデルに加えてベイトキャスティングモデルもラインナップされています。
全部で4機種リリース予定になっていますので、順番にチェックしてみたいと思います。
スピニングの最軽量クラスロッド DSEX-73
このロッド、サブタイトルが”Technical Spining”となっているだけあり、シリーズの中では一番ライトで繊細な操作向きのロッドとなります。
しかし、それでも7フィート台は確保しているというのが、アジングなどとの併用ではなく、あくまでもメバルをターゲットとしたロッドという主張を感じさせてくれます。
ロッドのアクションですが、ワーミングロッドのようにファストテーパーで掛けにいくようなアクションだと、シングルフックよりも刺さりにくいトリプルフックではバレてしまうことも多いので、レギュラーテーパーに設計されているとのこと。
また、このレギュラーテーパーはプラグのキャストのし易さにも大いに貢献してくれるかと思います。
ライトプラグを投げたことがある方ならわかって頂けるかと思いますが、2g台のプラグを投げる場合にファストテーパーのロッドだとベリー部まで曲げることが難しく、結果としてルアーのリリースポイントが狭い投げにくいロッドになってしまいます。
それが、レギュラーテーパーであればロッド全体のしなりを利用して投げることができるのでキャストもし易いですし、軽量ルアーを遠投することにも効果が発揮されます。
こちらの7.3フィートモデルは、湾奥や堤防などでレギュラーサイズのメバルを繊細に狙う釣りに向いているロッドということです。
適合ルアーウェイトは1g~7gと言うことで、一般的なメバリング用プラグは全てカバーできる汎用性の高いロッドになっています。
スピニングのパワーモデル DSEX-710
次に、スピニングのロング&パワーアップモデルが、サブタイトル”Power Spining”のナナテンモデルになります。
ナナテンなので、ほぼ8フィート。
遠浅の岩場やサーフエリアではもう少し長くてもいいのかな?とも思いますが、プラグをしっかり振り切って投げるには8フィート前後くらいが一番扱い易いのは間違いないと思います。
私もサーフエリアでのメバリングをする為に9フィート台のブルーカレントを購入した経験もありますが、実際にフィールドで使ってみると9フィート台のライトゲームロッドというのはなかなか扱いにくいものです。
それよりも、8フィート前後のレングスでもしっかり振り切って投げれる方がルアーに初速も付けやすく、結果として飛距離も伸ばせるかと思います。
こちらのロッドは、磯やサーフでの使用を想定したロッドになっており、遠くで掛けた魚に主導権を握らせずに寄せてくる強靭なパワーをもったベリー&バット部を持っています。
メバリングロッドにありがちな、スローテーパ―である故に曲がり過ぎるようなことが無く、キャスト時のロッドのブレの収束と、魚を掛けた時のリフトパワーは40tカーボンを使うことでクリアしているようです。
とは言いつつ、メバルにプラグを食わせる繊細なティップ部は必要であることから、こちらのロッドのアクションはファストアクションになっています。
適合ルアーウェイトは2g~12gということで、軽量プラグも適合範囲に入っており、場合によってはフロートの釣りにも十分対応するロッドかと思います。
磯やゴロタ浜などで一発大物を狙った釣りを信条とされる方なら、選ぶのはこのロッドになるかと思います。
ベイトの湾奥ゲーム用ロッド DSEX-C74
続いて、ここからがベイトキャスティングモデルの紹介になります。
ベイトロッドは2機種あるのですが、短い方の7.4フィートモデルが”Technical Baitcasting”になっています。
適合ルアーウェイトは2g~9gと言うことで、スピニングの軽量級モデルよりは少し扱えるルアーウェイトが重めまでになっています。
また、ブランクス素材はスピニングの7.3フィートモデルと同じく、24tと30tの組み合わせになっていますが、ベイトキャスティングの特性に合わせるべくアクションがレギュラーファストアクションに設計されています。
ベイトタックルの場合、先調子のファストアクションは本当に投げにくいので、その辺りがしっかり考慮されているロッドになります。
また、個人的に目についた特徴がガイドセッティング。
画像左から、トップガイド、ベリー部のガイド、バットガイドとなっているのですが、バットガイドにかなり足の長いガイドがセットされています。
この足の長いバットガイドはアジング用ベイトロッドのクリアブルーのロッドでも採用されているのですが、繊細な極細ラインがロッドのブランクスに触れずにガイドだけの接点になるようにすることで飛距離が稼げるように設計されている為かと思います。
磯メバル専用機?DSEX-C711
最後に紹介するのが、一番長く、一番パワーのあるベイトキャスティングモデルで、サブタイトル”Power Baitcasting”になります。
まさに磯での対デカメバル専用ロッドと言う感じで、7.11フィートのレングスでパワーはミディアムライトクラスのロッド。
もちろん、メバルのプラグゲームを主軸にしたロッドですが、このくらいのパワーがあればロックフィッシュも十分狙えるロッドかと思います。
実際、このC711のメインテスターの小笠原さんは、磯にてシーバス(マルスズキ)、ヒラスズキ、グレ、アオリイカなどのデカい魚を捕獲しているとのことで、このロッドの戦闘力の高さがうかがい知れるかと思います。
★ビッグな外道?の画僧はルアーニュースRの記事で紹介されています。
磯でメバルを狙う人がどのくらいいるのか?と言う話しはあるものの、実際、磯にてデカメバルを狙うとなると代用できるロッドが少ないのが実情かと思います。
ニッチなマーケットですが、このロッドでしかできない仕事があるところを踏まえて、敢えてこのロッドを市販されたスミスさんはなかなか素敵だと思いました。
最後にC711のガイドセッティングですが、こちらはバット部にしっかりしたダブルフット仕様のステンレスフレームが採用されています。
スミス ダークシャドウEXシリーズ まとめ
と言うことで、メバルのプラッギングゲーム用ロッド【スミス ダークシャドウEX】の4機種をピックアップしてみました。
どのロッドも魅力的ですが、やはり私はベイトキャスティングの2機種が気になります。
過去にライトゲームのプラッギングを意識して作られたロッドとして【ヤマガブランクス ブルーカレント ストリームスペシャル 77TZ NANO】というロッドを使ったことがあります。
NANOテクノロジーが採用されたロッドで、キャスト時には軽量プラグでもしっかりと曲がるのに、収束(戻り)が早くて驚くほどの遠投性能を持ったロッドでした。
汎用性のあるロッドはいろんなことに使えて助かりますが、やはり何かに特化して設計されたロッドはそのターゲットの範囲においては他を寄せ付けない使い易さがあるのは間違いないと思います。
Fismmanさんのようにメーカーそのものがベイトロッド専門というところも、マニアックでありつつターゲットする釣りに特化した使い易さがありますし、専用ロッドの魅力はなかなか払拭できないですね。
ちなみに、ダークシャドウEXシリーズはスミスさんのロッドの中でもハイエンドモデルなので価格は4万円台中盤となっており、簡単には手が出せないクラスのロッドです。
が、メバルのプラッギングに的を絞ったこのロッド、どこかのタイミングで是非使ってみたいものです!
冒頭でも書きましたが、発売は2023年12月ということで、店頭で手に取れる日も近いですし、年明けのフィッシングショーなどでも触れる機会があればうれしい限りです。