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【チニングワーム】ダイワ アーバンホッグの戦闘力に注目

皆さん、こんにちは!こんばんわ!

いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

さて、今回は、以前にも記事にしているワームについての詳細を掘り下げる内容になります。

ダイワのチニングブランド”シルバーウルフ”にてモリゾーさんが監修しているワームの最新作である【ダイワ シルバーウルフ アーバンホッグ 2.9in】

チニングのワームについては、スリムでテナガエビをイメージさせるシュリンプ系デザイン、そして薄くて大きなカーリーテール系のアームを持つクローラー系デザインなど、アピール力の違いなどで様々なデザインのワームが存在します。

そんな中、私も日々愛用する【O.S.P. ドライブホッグ SW 2.5in】のように、扁平なアームパーツを持つホッグ系デザインも主流デザインのひとつ。

ダイワの”シルバーウルフ”シリーズでは、先行して”アーバンシュリンプ”と”アーバンクローラー”が存在しますが、今年、ここにホッグ系ワームが追加となっています。

単に、既存のホッグ系ワームを模してデザインしたワームではなく、アピール力やフッキング改善などの面でモリゾーさんが”釣れるワーム”として投入したワーム。

素材面などでも拘りが詰め込まれています。

では、詳細について見ていきたいと思いますので、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

アームパーツにも飛距離などの観点で工夫アリ

まず、一番特徴的なパーツであるアーム部分ですが、既存の類似ワームでは扁平で楕円形をしたデザインがほとんどです。

ホッグ系デザインのワームは、パーツのアピール力で釣れるワームでありつつ、アーム部分のボリュームがあるので空気抵抗が大きく、遠投時にはデメリットを抱えるのがネック。

ここの改善に注目された【ダイワ シルバーウルフ アーバンホッグ 2.9in】はアーム部の先端が少し細く尖ったような形に形成されています。

出典:DAIWA

バス釣りなどではカバー撃ちなどに使われるホッグ系ワーム。

あまり遠投を必要としないシーンでの投入が多いのですが、ボトムチニングでは基本がフルキャストなので、空気抵抗を考慮したデザインのアーム部は飛距離アップに貢献してくれます。

また、大きなアーム部は水中でしっかり水を動かしてアピールしてくれるのが強みですが、水の抵抗が大きいが故に、ボトムでの操作感がダルくなってしまいがち。

この点でも、先細りのアーム部のデザインは操作性改善に貢献してくれるようです。

ノンソルト&ソフトマテリアルが特徴

続いての注目ポイントは素材(マテリアル)について。

バス用のワームなどでは、沈む速さやボトム着底時の倒れ込みアクションなどの関係でソルトをしっかり混ぜた素材のものが多いところです。

しかし、ボトムチニングで多用するフリーリグでは、シンカーが7g以上と重めのものが使われるので、ワーム自身にファーストシンキングの機能は不要。

逆に、ワームにある程度の浮力があった方が水中でフワフワとした動きが出せてアピール力がアップするというメリットも出てきます。

なので、【ダイワ シルバーウルフ アーバンホッグ 2.9in】はノンソルト素材が採用されています。

出典:DAIWA

このノンソルト素材は浮力という点以外にもメリットがあります。

ゲーリーヤマモトのワームのように、塩がふんだんに練り込まれていると、フックを刺した時にワームが崩れやすくなります。

チニングでは、魚がバイトしてきた際に、ワームの一部だけを咥えたりするのでワームがズレるシーンに多々出くわします。

塩が多く、崩れ易い素材のワームでは、何度か刺し直しをすることでワームがボロボロになり使えなくなりがち。

この点、ノンソルトは針持ちが良いのでフックセットのやり直しをしてもワームが崩れにくいというメリットがあります。

また、ノンソルトにすることに加えて、敢えて素材の柔らかさも持たせています。

素材の柔らかさについては、既存の”アーバンシュリンプ”と比べると明らか。

出典:DAIWA

これにより、アクション時にワームの動きもよくなりますし、ワームが柔軟にズレることでフッキングの良さにも貢献してくれるとのこと。

見た目だけではわからない部分での拘りのポイントかと思います。

既存ワームの良いところはしっかり踏襲

最後に、ワームのデザインについてですが、オフセットフックの使用率が高いボトムチニングでは、どうしてもフッキングの悪さが課題になります。

フッキング率のことだけを考えるならストレートフックを使いたいところですが、ボトムの障害物が多いところを狙うのがチニングなだけに、オフセットフックの使用率はあがらざるを得ないところ。

この点については、先行してリリースされている”アーバンシュリンプ”などでも採用されているボディの大きなクビレが採用されています。

出典:DAIWA

クロダイがボディを噛んだ際に、ボディの真ん中が折れ曲がりやすい構造になっていることで、フックポイントが出やすくなり、フックアップ率が向上します。

先行のワームでもその効果は私自身も実感できているところであり、フッキング時に不安を持たずに信じてフルフッキングできるのは重要なポイントですね。

ダイワ アーバンホッグの特長について まとめ

と言うことで、改めてのワーム紹介記事になりますが【ダイワ シルバーウルフ アーバンホッグ 2.9in】について、その特徴を掘り下げてみました。

先行するルアーの良いところはしっかり取り込みつつ、足りなかった性能についてしっかり足されているところが素晴らしいと思います。

ワームの作りはかなり細かいところまで作り込まれているので、ダイワさんでなければなかなか製品化できないかも?とさえ思ってしまう感じのワームです。

ただ、唯一苦言を呈させてもらうなら、これまでのアーバンシリーズのワームが他社の製品に比べて安価な価格設定だったのに、”アーバンホッグ”は残念ながら破格に高い価格設定になっています。

”アーバンシュリンプ”も”アーバンクローラー”も標準価格で600円台だったのに、”アーバンホッグ”はいきなりの900円オーバー・・・

大手メーカーの製造力と販売力をもってしての低価格戦略かと思っていただけに、今回の価格設定はかなり残念に感じます。

ここまで散々高評価な記載をしていただけに申し訳ないのですが、本当に価格設定には驚きました。

まだ使ってもいないので、これ以上ディスることは控えますが、これで余程使い勝手や釣果が良くない限り、私の購入ワームは”高価”と言われる【O.S.P. ドライブホッグ SW】から変わることは無いかもしれません。

まずはひとつ調達して使ってみるしかないですね。

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