こんにちは! NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は実釣を兼ねてのタックルインプレについてです。
前回にファーストインプレをアップしている【シマノ 19SLX MGL 71HG】ですが、3連休の中日に朝練を兼ねて実釣に再投入してきました。
前回の釣行ではスピニングタックルとの併用だったのであまり長くは使わなかったのですが、今回は趣味キャスティング覚悟で、このワンタックルのみで出掛けてきました。
また、このタックルでの釣行を想定したリグを準備していたので、今回はそれを使ってみましたが、今後も実戦で使える手応えを掴めた釣行となりました。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
空気抵抗の大きなルアーは遠心ブレーキの設定が大事
さて、改めてタックルのおさらいを。
リールは19SLXですが、ロッドは【シマノ 18エクスプライド 1610M-2】を使用。
ロッドのパワーはミディアムですが、バスロッドと言うこともあり、かなりしっかりしていて硬い使用感のロッドです。
そして、ラインは【東レ バウオ®エクスレッド 12lb】を使用。
糸巻き量的には8割くらい。
スプール側面のブランキングの穴が半分くらい見える量です。
70番台のリールなので、少し不安がある糸巻き量ですが、実際、この後の実釣で少々問題を露呈してしまうことになりました。
さて、ポイントに入ったのは午前5時くらいで、ライトが無くても手元が見えるくらいの明るさになっていました。
涼しいとは言いませんが、気温も28度くらいには落ちているので十分我慢できる暑さのレベルです。
水面を見渡すと、ちらちらと小魚の群れの回遊のような波紋が確認できたので、まずは表層を狙ってみようと思い、【ハイドアップ スタッガーオリジナル 4in】のノーシンカーに、デプスさんから出ているスウィッシャー部だけを後付けできるパーツをセットして釣りを開始。
このリグ、リグそのものは結構な重量があるのですが、空気抵抗の大きなパーツも付けていますし、ワーム自身も決して重量バランスの良いワームではないので、空気抵抗が大きく、キャスト後半ではすぐに失速してしまい、あまり飛距離を稼ぐことができません。
飛ばしたいと思って、メカニカルブレーキを緩めに設定すると着水手前でラインが浮くので、メカニカルブレーキは緩め過ぎることなく、遠心ブレーキ(SVSインフィニティ)調整するのがキャストは安定します。
ブレーキブロックを4個全てONにした状態で、外部ダイヤル2前後くらいが快適にキャストできる設定と言う感じです。
キャスト直後からの初速を活かす為にはメカニカルブレーキに頼るのは得策ではなく、キャスト後半での失速時に適度なブレーキ力のアシストをもらいたいなら、遠心ブレーキを上手く使うのがキモと言う感じです。
キャストはストレスなく快適に行える設定が出せたものの、激シブ&激戦ポイントなので簡単にTOPに出てくれるとは思っていませんでしたが、流石にノーバイト。
ただ、時々ルアーが届かないくらいのエリアで小魚が追われて水面を飛び出るのを確認したので、バスは居ると確信してリグをチェンジすることにしました。
空気抵抗の小さなリグは、まさにブっ飛びです
続いて2種類目のリグを試してみることに。
別に珍しいリグではないのですが、自分なりにここのフィールドにベイトタックルで臨む際に相性が良いのではないか?と考えて準備したのが【フリリグ(フリーリグ)】です。
琵琶湖などのように大きなワームで試す訳ではなく、スピニングタックルで使いたくなるような小さなワームを、ある程度の重さのあるシンカー(5g以上)と組み合わせる為の選択。
このリグなら、バスにシンカーの違和感をできるだけ感じさせることなくアプローチができると思って、使ってみることにしました。
因みに、シンカーストッパーを使わないテキサスリグでも同じでは?と感じられる方もおられるかと思いますが、フリリグは棒状のシンカーを使うので、根掛かり回避能力が高いことと、ラインとシンカーの設定が非常に少ないので、バスがルアーを咥えた際に、より違和感を与えずにワームを持って行かせることができるのがフリリグのメリットではないかと思っています。
この日は、5gのシンカーを利用し、ストレートワーム&スモラバをセット。
このリグで、一旦、遠心ブレーキだけ外部ダイヤルを「4」くらいまで強めにてキャストを開始。
リグ全体の重量は、先ほどのスタッガーオリジナルとそんなに違わないはずですが、リグ自身がコンパクトで空気抵抗が少ない為、キャスト後半でもグングン飛距離が伸びてくれます。
リグの飛んでいく感覚が掴めたので、次に遠心ブレーキを「2」まで弱めてフルキャストしてみることに。
遠心ブレーキの心地よい『ブゥ~~~ン』という音を響かせつつリグはどんどん飛んでいきます。
そして、スプールからラインが全部出ていってしまいました(汗)
一応、スプールへのライン結束はしっかりしていたので問題は起こりませんでしたが、その後も毎キャスト、ほぼラインが全部出ていってしまう状態に・・・
製品スペック表記では、12lbのラインが100mは巻けるとなっているので、先に掲載したラインの巻き状態からすると、最低でも50mは飛んでいると思われます。
また、ラインが放出されてスプールの糸巻き部が細くなってくると、スプール回転数が高くなるので遠心ブレーキの効きが強くなります。
なので、キャスト後半でもほぼサミングすることなくキャストできる状態となりました。
自分の立ち位置の沖になるウィードパッチには十分届いている感じで、CCルアーで広くポイントをチェックすることが可能となりました。
気持ち良く飛びすぎるので、遠くのブッシュ狙いなどは飛びすぎ注意なところがありましたが、慣れてくると、対岸の怪しいポイントをピンポイント爆撃できるくらいの精度は確保できるようになりました。
キャスティングのフィーリングはこんな感じですが、キャスト後の誘いでも、スローに巻いてみても巻き感度は十分。
ギアはあくまでも標準的なギアが採用されていますが、実釣性能としては全く問題を感じないレベル。
キャストを繰り返す中で、何度かギルっぽいバイトも得ましたが、ロッドとリールの重量バランスも良いので、しっかりとバイトを確認することができました。
※フッキングに至るほどのバイトは数回しかありませんでしたが。
と言うことで、リールの使用感を確認しつつ、朝日が出てきて一気に暑くなってしまったので6時半過ぎにストップフィッシングとしました
SLX 71HG MGL 2ndインプレ まとめ
と言うことで、早朝朝練を兼ねてのタックルお試し釣行でした。
魚が釣れればベストなのですが、早朝の爽やかな時間帯に竿を振るだけでも十分楽しめました。
前回ブログで書いたバスフィッシング釣行でも感じましたが、ロッド・リール・ルアーのバランスさえ確保できていれば、スピニングタックルと比べても同党以上に飛距離も確保できるのは間違いないと思います。
また、ウィードやリップラップの岩などへの軽いスタックに対しては、ベイトロッドの方がメリハリを付けて外すことができるので、魚のやる気がなくてリアクションで狙いたい時や、リグの移動距離を小さくして誘いたい(リグをスタックから外す時に大きく動かしたくない)時などにも十分有効だと感じました。
スピニングタックルは確かに繊細に誘うことができるのは間違いないのですが、何かにスタックした時に外しにくいのがひとつの弱点ですね。
話しを【シマノ 19SLX MGL 71HG】に戻すと、HAGANEBODYなのでリールの強度的にも十分ですし、巻いた時の精度感についてもキャストフィールについても、価格とのバランスで見た時には、本当に最強ではないかと思います。
次に買い足すリールとしては、18バンタムMGLではなく、マジでこっちを選んでしまいそうです。
近々改めて出撃し、19アンタレスと投げ比べてみたいと思います。
ここを比較してはダメ、という方もたくさんおられるかと思いますが、敢えて実釣比較をしてみたいと思います。
お盆休みWeekのどこかで、是非時間をつくって試してきたいと思います!