皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
寒い日と暖かい日が交互に訪れて、どんどん春に向かっている感じがするところですが、それに伴い雨の日が多くなり出撃できずに悶々としています。
そんな状況ですが、今回はタックルのお話しです。
シマノではZ”夢屋”、ダイワでは”SLP WORKS”と、大手メーカーではユーザの好みでカスタマイズできるように各種パーツが提供されているところですが、”SLP WORKS”ではセミオーダー制でリールの注文ができる仕組みがあります。
リール本体は純正機種を利用して、ハンドルやスプールなどをカスタマイズできる仕組みで、イグジストやソルティガ、スティーズなどハイエンド機種にて展開されています。
また、これとは別で、カスタムベースの本体だけが売られており、自分でパーツを追加してリールを仕上げるという製品もあり、一番最初に出たのが”ジリオン TW CUSTOM BODY”でした。

オリジナルの”ジリオン SV TW”がシルバーベースのボディなのに対して、カスタムボディはマットブラックの仕様となっており、オリジナル性が引き立つ製品です。
これに自分でハンドルやスプールを足していく形になり、オリジナルは”SV BOOST”スプールですが、34mm径の他のスプールを好みでセットすることにより自分だけのリールに仕上げることができます。
そんなカスタムボディシリーズに、この春、スピニングリールも登場します。
しかも、カスタムボディらしく、中身の機能についても自分のやりたい釣りに合わせて選択することができるようになっており、非常に興味深い情報です。
と言うことで、興味のある方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
カスタムボディのベースは24セルテート
さて、今回登場するカスタムリールは”24セルテート”がベースとなります。
ベイトリールのジリオンも2番手に位置する機種ですが、スピニングリールもフラッグシップのイグジストの次席を担う”24セルテート”が採用されています。
”セルテート”のブランドイメージは”堅牢さ・ヘビーデューティ”で、特にソルトシーンで多用されているリールになります。
剛性が持たされている分、重量についてはイグジストやルビアスより重いイメージでしたが、24セルテートでは軽さも加わり、2000番台だと170g台、2500番でも200gとなっています。
※これはスプール&ハンドル込みの重量
オリジナルセルテートのカラーはシルバーベースですが、”CUSTOM BODY”はジリオンと同じく、マットブラックになっています。
シルバーのボディに好みが合わなかった方がおられれば、まさに検討の余地があるのではないでしょうか?


”CUSTOM BODY”として売られるのはリール本体とドラグノブまでとなり、スプールとハンドルが自分で揃えるパーツになります。
しかし、冒頭で少し触れた点ですが、ベースのリールの機能についても選択ができるようになっていますので、こちらも詳しく見てみましょう。
”ST機種”と”LT機種”が選べる
数年前からダイワのスピニングリールは”LT(ライト&タフ)”モデルがベースとなっていますが、去年くらいから繊細な釣り向きに”ST(センシティブチューン)”モデルが登場しています。
ダイワのリールはマグシールドBBで回転系の機能の防水性を売りにしていますが、このマグシールドBBが少し回転性能にマイナス影響を与えることも周知の認識になっています。
なので、エリアトラウトなどをされる方は、巻き心地の精度を求めて敢えてマグシールドBBを外し、通常のボールベアリングに好みの潤滑オイルを足して使う方が多いのが実情です。
ここにメーカーとして応えたのが”ST機種”で、敢えてマグシールドBBを搭載せず、精緻な巻き心地を優先させた機種になっています。
淡水メインや、ソルトでも塩水を被るような釣りをしないのであれば、ユーザーレベルのメンテナンスで各部の回転性能の保全ができるので、使い手のフィッシングシーンに合わせて選べるようになりました。
と言うことで、今回リリースされる”24セルテート CUSTOM BODY”は、”ST機種”と”LT機種”が選べるようになっているのです。
なお、ボールベアリングの数については、オリジナルのボディが8BBなのに対して、9BBとひとつボールベアリングが多くなっています。
この一つは、スプールメタルに使用されており、ドラグの滑り出しが良くなっています。
ハンドルやスプールもブラックモデルが相性◎
以上が”CUSTOM BODY”本体そのものの特性の紹介でしたが、リールとして使う為には、当然ですがハンドルとスプールの準備が必要です。
純正のスプールやハンドルが使えるのは勿論なのですが、ここでもせっかくカスタムのベースボディを選択した人向けの拘りのパーツが準備されています。
まずスプールですが、全体的にマットブラックカラーのカスタムスプールが”24セルテート CUSTOM BODY”の販売に合わせて登場します。

番手は1000番から5000番まで準備されていますが、基本はシャロー系モデルになっており、5000番だけディープモデルが準備されています。
ハンドルについても、ブラックのカスタムハンドルが2025年3月から販売開始になっており、長さは40mmから65mmまで5mm刻みで好きな長さが選べるようになっています。

なお、ハンドルについては、まさにハンドルだけなので、ノブは自分で準備しないといけません。
ハンドルノブについてもSLP WORKSからも出ていますが、昨今は多くのサードパーティメーカーから軽さや感度の優れた製品も出ていますので、まさに好みで準備すればよいというところです。
SLP WORKS ”24セルテート CUSTOM BODY” まとめ
と言うことで、2025年春に登場するダイワの”24セルテート CUSTOM BODY”についてピックアップしてみました。
”24セルテート”については、昨年のフィッシングショーで実際に触ってみて、その巻き心地の滑らかさに驚いたのを覚えています。
ひと昔前のダイワのリールは、ギアの強さは認めるものの、シマノのマイクロモジュールギアに比べるとゴロゴロ感があるは否めないところでした。
が、ここ数年にリリースされてくるダイワのリールを触っていると、もう巻き心地の差はほとんど感じられないくらい精度が上がってきている感じがします。
アジングなどのライトゲームでは、ルビアスやイグジストなどの軽量リールが向いていて、セルテートはシーバスや磯ヒラなどのハードな釣り向きという認識でしたが、最新の24セルテートを触っていると、軽さも含めてアジングでも全然使える感じです。
”24セルテート CUSTOM BODY”の機種は以下のリストの通りで、ライトゲームなどで使いたい2000番はパワーギアのみのリリースとなっています。

エリアトラウトなどではパワーギアがメインになるので、このようなラインナップになっているのかな?と思います。
アジングであればパワーギアでちょうど良いのですが、メバリングがメインとなるとハイギアも欲しいところです。
この点については、今後の追加機種に期待したいですね。
最後に、価格面ですが、”CUSTOM BODY”は2000番で37,000円(税抜)
スプールは”EX LTブラックスプール2”を選ぶと13,000円(税抜)
”25RCS マシンカットブラックハンドル”は9,500円~10,000円(税抜)
ハンドルノブは別として、全部足すと約6万円。
オリジナルの”24セルテート LT 2000S-P”が54,600円(税抜)となると、カスタムで揃えると少し高くなるという感じですね。
この差は、自分の好みの組み合わせで作れるという満足感で埋めるのに十分ではないでしょうか?