タックル関連情報

【2024NEWアイテム】敢えてこのタイミングで24セルテート ピックアップ

こんんちは!

いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

さて、いよいよ関西にもフィッシングショーの開催が近づいてきました。

2024年2月3日(土)、4日(日)で大阪南港のインテックス大阪で開催されます。

今年は数年ぶりに現地に足を運ぶつもりにしていますが、東京での釣りフェスティバルは終了していることもあり、各メーカーさんの新製品の情報が溢れかえっていますね。

目玉となるリールやロッドから、ラインやルアーなど多岐にわたる新製品ですが、敢えてこのタイミングまで触れてこなかった製品があります。

最近はすっかりスピニングリールへの関心・興味が薄れてしまっているところですが、このリールだけは気になっていました。

5年ぶりのリニューアルとなるこの製品(どの製品?)、かなりの変わり様に驚いています。

そのリールって?いやタイトルに出てますね。。。

では、本文にて気になるポイントについて書いてみますので、興味・関心を持っていただいた方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

ダイワ セルテートの歴史を振り返る

さて、【ダイワ 24セルテート】を見る前に、簡単にセルテートの歴史を見ておきたいと思います。

ダイワさんはシマノさんに比べると製品ブランドの入れ替えが多いように感じます。

私がバス釣りメインでやっていた時に使っていた”イージス”は既にありませんし、ライトゲームに一時期使っていた”セオリー”も現行ブランドとしては残っていません。

シーバスでも少し使った”バリスティック”も廃盤。

そんな中でもロングライフブランドとして残っているのが、イグジストとセルテート、そしてルビアスかと思います。

イグジストはステラの対抗製品、セルテートはツインパワーの対応製品という感じで、純フラッグシップ機として歴史を積み重ねてきているのが”セルテート”かと思います。

製品の歴史として見ると、初代セルテートは2004年”REAL-FOUR”をコアにしたヘビーデューティー仕様のリールとして登場。

2005年にサブモデルとしてリリースされた”CUSTOMシリーズ”は私もバス用として使っていました。

2010年には”マグシールド”ボールベアリングを搭載した機種としてリニューアル。

ここから少し間が空いて、6年後の2016年にデザイン一新した3代目の機種としてリニューアル。

2010年モデルは使ったことがありませんでしたが、2016年頃は私がシーバスゲームを始めていたこともあり、2016年モデルは3000番のリールを使っていました。

ボディカラーがガンメタベースの刺し色ゴールドになり、精悍なデザインが素敵でした。

そして、2019年に4代目のセルテートがモノコックボディをまとってリリース。

また、シルバー基調のデザインになったことで、私の中では存在が薄れた機種でした。
※見た目も性能も他機種と比べて特徴を感じなくなってしまった

と、歴代4世代にわたって生き残ってきているセルテートですが、イメージは”高剛性・ヘビーデューティ”であり、代わりに重量的には”重いリール”でした。

磯ヒラなどでもセルテートユーザが多いのも、この性能特性のためだと思いますし、9フィート~10フィートの剛竿にはベストマッチですが、ライトゲームユーザには少し縁の遠い存在のリールという感じでした。
※一応、小型の番手もリリースはされていましたが・・・

しかし、24セルテートはそんな先入観を払拭してくるリニューアル感なところが、今年注目している理由になります。

24セルテート 想像以上のリニューアル

では”24セルテート”について仕様を見ていきたいと思います。

まずは一番気になる見た目・デザインですが、やはり最近のリールのトレンドと言うべきか、シルバー基調で派手な装飾一切無しの質実剛健なデザインとなっています。

<出展:ダイワ公式HP

正直、見た目の段階でのインパクトはそれほど強いものではありませんでしたが、個々の仕様を見ていくとさすがに興味を惹かれる内容となっています。

個々の詳細については後ほど。

そして、今回のセルテートは”重い”と言う先入観を払拭してくれています。

一番小さな番手が”LT2000”なのですが、なんと!170g!!

”19セルテート”は2000番が無いので、”19セルテート”で一番小さいサイズの2500番で比較すると、”19セルテート LT2500S-XH”が205gなのに対して”24セルテート LT2500S-XH”は175g!!

その差、30gです!

そもそも、”24セルテート”は2000番と2500番の差が5gしかありません。

セルテートでこの軽さは『もうセルテートじゃない!』と思わせてくれちゃいました。

3000番でも225gですから、今までのセルテートのイメージではありません。

最大の5000番までの対応釣種一覧はこちらの通りで、もう”マグロ以外はOK!”という感じです。

<出展:ダイワ公式HP

今、改めてシーバスゲーム用のリールを新調することを考えるなら、今年はツインパワーも新しくリリースされているところですが、セルテートを選んでしまうかな~と感じています。

中身は最新機能がテンコ盛り!

次に、詳細仕様を見ていきたいと思いますが、中身についてもなかなか力の入った機種となっていることがわかりました。

因みに、釣りフェスティバル2024を村岡昌憲さんが紹介されている動画があるのですが、機能面だけで比較すると、もうイグジストと変わらないとコメントされていました。

本当にダイワの最新のテクノロジー全部乗せ状態なので、一気に見てみたいと思います。

AIRDRIVE DESIGN 全部乗せ!

まずは、ダイワの最新のスピニングリールの最大の売りポイント?である”AIRDRIVE DESIGN”です。

リールの軽量化への寄与だけでなく、巻き出しの軽さの向上を実現する”AIRDRIVE ROTOR”

<出展:ダイワ公式HP

ラインをラインローラーに誘導するという、地味ではあるが重要な役割を持っているのがベールですが、強度を維持したまま細くなり、傾斜セッティングも調整されたことで更にスムースにラインローラーにラインが誘導されるようになった”AIRDRIVE BAIL”を搭載。

ちなみに、私はシマノさんのベールアームよりもダイワさんの中空で太いベールアームの方が使っていて安心感があるので昔から好みです。

<出展:ダイワ公式HP

リールの見た目に大きく影響する目立つパーツで”リールの顔”的存在であり、ラインを巻き取るという一番ベーシックな役割を担うスプールも”AIRDRIVE SPOOL”として搭載。

不要な部分を更にそぎ落とすことで軽量化にも貢献していますし、更に面白い見直しとしては、ドラグが引き出される際に鳴動するクリック部の作動抵抗を低減していることで、ドラグの動作改善にも貢献しているようです。

<出展:ダイワ公式HP

そして、”19セルテート”では搭載されていない大きな改善ポイントとして、外部からは見えない部分ですがメインシャフト回りの機構で、メインシャフトとピニオンを非接触構造にしたりピニオンの両端をボールベアリングで支持することで、ハンドル回転による入力を最大限ローターの回転に繋げるようにした”AIRDRIVE SHAFT”を搭載。

<出展:ダイワ公式HP

以上が”AIRDRIVE DESIGN”の4大機能となります。

ギアも”超々ジュラルミン タフデジギア”に特殊表面処理

ギアについてはダイワの最高峰のギアであるマシンカット製法の”タフデジギア”が搭載されているのですが、これは”19セルテート”も同じ。

しかし、”24セルテート”は更に改善が施されており、表面硬度を高める特殊処理が施されているようで、ギアに負荷がかかった際のトラブルがより低減されるようになっています。

これも目に見えない部分ではありますが、機能改善を追求しているメーカーさんの姿勢が表れている部分かと思います。

<出展:ダイワ公式HP

ドラグもATDの進化版 TYPE-L を搭載

ドラグについては、こちらもダイワのリールにはほぼ搭載された感のあるATDが搭載となっていますが、パワーゲーム想定の5000番以外は更に進化した”ATD TYPE-L”が搭載されています。

<出展:ダイワ公式HP

TYPE-Lは、従来のATDでも十分スムースな初動性能を持っていたところに、更にスムースな初動を可能とするレベルに改善されたドラグとなっているようです。

バス釣りのライトリグゲームでもドラグは大事ですし、ソルトのライトゲームのように極細ラインを使う釣りでは如何なくその性能が発揮されるかと思います。

先ほどサラっと流しましたが、”19セルテート”では用意されていなかった2000番が準備されているので、ソルトライトゲーマーにとって高耐久性に軽さも加わった”24セルテート”はストライクゾーンに入ってきたかと思います。

スプールのロングキャスト性能も改善

スピニングリールにおいては、スムースなロングキャスト性能は非常に大事で注目されているポイント。

しかし、単純にライン放出性能の改善による遠投性能を追求すると、バックラッシュというラインが一気にドバッと出てしまうトラブルの発生リスクもアップしてしまいます。

ダイワではABS(アンチバックラッシュシステム)として、独特の逆テーパーのかかったスプールにてバックラッシュの発生を抑える機能を実現してきました。

そこに、遠投性能という観点を加えた”LC-ABS”(LCはロングキャスト)が生まれたのですが、この”LC-ABS”も”24セルテート”に搭載されています。

<出展:ダイワ公式HP

一部の評価では、キャスト時のライン放出音が大きくて気になる、というコメントも見られますが、実現される飛距離アップとの天秤で考えると、ライン放出音は我慢してもおつりがくるくらいではないと思います。

一部のモデルはマグシールドをラインローラーに搭載

ラインローラーは常にラインが通る部分であり、常にラインが拾ってきた水に晒されるパーツになります。

ラインローラー部には、上位機種であればボールベアリングを搭載し回転性能の高さを確保していますが、ボールベアリングに異物が入ってしまえば回転性能は劣化しますし、ソルトシーンでの利用を考えると海水が乾燥して塩ガミが発生すれば回転するどころの話しではなくなってしまいます。

”24セルテート”には淡水専用機のFCというモデルがありますが、FC以外のモデルにはラインローラー部にマグシールドボールベアリングが装着されています。

<出展:ダイワ公式HP

ラインローラーフェチの自分としては、ここは配慮してもらわなくても・・・と思うところではありますが、アフターパーツを付けて使う気の無い方にとってはメンテナンスフリーのマグシールドが搭載されているのは有難い話しかと思います。

ダイワ 24セルテート まとめ

と言うことで、【ダイワ 24セルテート】についてピックアップしてみました。

来週には大阪のフィッシングショーもありますので、現地にて実機を触ってみたいと思っているのですが、毎年、人気機種は大行列なので触れるか不安です。

余談ですが、横浜の釣りフェスティバルは集客動員数が前年比で148%増ということでしたので、大阪もそれなりに来場者は多くなりそう。

新型コロナもまた少し流行ってきているようなので、行かれる方は予防対策に十分気を付けて参加して頂きたいと思います。
※自分の身を守るため

ダイワはアパレルも力を入れておられるようですので、メインタックル以外にも要チェックかと思います。

しかし、セルテートはこれだけの機能満載で、機能比較だけならイグジストとあまり変わらないくらいになってきました。

なのに、価格で見るとイグジストは10万円超なのに対して、セルテートは5万円~6万円と半額に近い状態

5万円のリールも十分高いとは思いますが、価格と機能のバランスを見た時には十分購入に価する価値があるのではないかと思います。

これまで”重さ”だけが頑丈さというメリットとのトレードオフになっていましたが、それさえも払拭された”24セルテート”は最強かもしれません。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)