こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、先週末はアメリカでのElliteシリーズにおける年間TOP争いが行われていました。
TOYOTAが冠スポンサーとなる【TOYOTA Bassmaster Angler of the Year Championship】です。
トップカテゴリーにおける頂点を決める戦い。
そんなハイレベルの戦いの中に、サムライアングラー2名も参加していました。
A.O.Y.の獲得は難しいにしても、来年度のクラシックへの出場権もかかるこの大会。
見どころは沢山あります。
では、本当の意味でもElliteシリーズの最終戦、見ていきたいと思います。
お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
Day-1はA.O.Y.獲得の超重要なポイント
今回のフィールドはジョージア州のレイク・チャトゥージ。
フロリダ半島の北部に位置する、南部の湖になります。
湖の形状・湖岸線も非常に複雑に入り組んでおり、ポイントの絞り込みはかなり難しそうなフィールドです。
湖の北の方にダムサイドがあるようで、南側がバックウォーターになっているようなイメージですね。
トーナメント会場がどこになっていたのかまで調べきれていませんが、ここで50名での試合となれば、ポイントバッティングなどはなかなか起こりにくそうです。
しかし、これだけの広さがあっても、Hot Spotは限られているのでしょう。
こんなフィールドが舞台ですが、Elliteシリーズのレギュラー戦の最終戦である第8戦終了時点では、『ジャスティン・ルーカス』選手が717ポイントでTOP。
それを、第8戦で優勝を飾った『ジョシュ・バートランド』選手が709ポイントで追う形となっています。
この時点でポイント差は僅差。
初日のスコアが非常に重要です。
今回の大会で上位進出した方が勝ちになりますが、ポイント差(8ポイント差)を考えると、ジャスティン・ルーカス』選手が8位以内に入ることができればA.O.Y.を確定することが可能という状況です。
さて、試合の方ですが、初日のTOPウェイトは『ジェームス・イーラム』選手。
16ポンド10オンスをウェイイン。
<出展:bassmaster.com>
A.O.Y.争いでは、『ジャスティン・ルーカス』選手が13ポンドオーバーを持ち帰り単日で6位と非常に良い順位でのスタートとなっています。
先に書いた通り、逃げ切りが可能な順位につけています。
その他の気になるところでは、スーパースターのK.V.D.。
<出展:bassmaster.com>
10ポンド4オンスと標準的なウェイトにとどまり25位。
帝王復活とまではいかない感じです。
また、期待の日本人選手では、深江選手が11ポンド1オンスで18位スタート。
毎回、ユニークな表情でのウェイインが印象に残ります。
<出展:bassmaster.com>
初日であることを考えると、決して悪い順位ではありません。
もう一人のクオリファイメンバーである大森選手は少し振るわず7ポンド3オンスで44位スタートとなりました。
クラシックWinnerでもある大森選手は招待枠でクラシック出場が可能なのでしょうか。
少し調べておかねばなりません。
予選通過が関係無い、ガチ勝負の2日目
そして迎えたDay-2。
最終戦は予選→本選形式では無いようなので、50名全員で3日間を戦うレギュレーションです。
ここで足切りがある訳ではありませんので、試合を捨てずにスコアを伸ばせば、3日目に何があるかわからないということです。
大会2日目も、初日首位の『ジェームス・イーラム』選手の勢いは衰えず、首位をキープ。
<出展:bassmaster.com>
結構、TOPが日替わりになるケースが多いのですが、安定してハイスコアを確保できるパターンを押さえているという感じです。
しかし、初日2位の『ジェイコブ・ウィーラー』選手も引き続き2位なので、3日目はわかりません。
また、日本人選手については深江選手が12ポンド2オンスを持ち帰り、順位を上げて14位までアップ。
<出展:bassmaster.com>
大森選手についてはリカバリが効かずで、47位にて2日を終えています。
更に更に、年間優勝の行方ですが、初日に良い順位でスタートした『ジャスティン・ルーカス』選手は何と、この日13ポンドオーバーを持ち帰り5位にランクアップ。
<出展:bassmaster.com>
この結果だけでも、ほぼA.O.Y.の行方は決まりそうなところですが、年間2位の『ジョシュ・バートランド』選手は追従できずで大森選手と同じ47位となっており、2日目終了時点でほぼ結果が見える展開となってしまいました。
2日目の時点で『ジャスティン・ルーカス』選手は26ポンドオーバー。
3日目に『ジャスティン・ルーカス』選手がノーフィッシュで、『ジョシュ・バートランド』選手が15ポンドくらいを釣ってくれば、トータルウェイトも逆転し、間に8人以上が割り込んでくれれば逆転もあり得るのですが・・・
A.O.Y.が決まる最終日!
決まり文句になってしまいましたが、運命の最終日です。
この日は冒頭から大きな事件?が!!
何と、年間争いをしていた『ジョシュ・バートランド』選手が、お子さん(第2子)の出産の為に欠場となりました。
極わずかながらも可能性が残されていた2位の選手が欠場したことで、試合開始前からA.O.Y.が決まってしまうというハプニングもありつつ、最終日がスタートすることになりました。
こんなことってあるんですね~
家族を想えば、わずかな可能性に賭けて最終戦に出るメリットは、確かに無いという気持ちはわかります。
これが接戦になっていたらどうなんでしょうか???と下世話なことを気にするのは私だけ??
さて、最終日も何と『ジェームス・イーラム』選手が首位をキープ。
トータル48ポンドオーバーと、単日アベレージ16ポンドオーバーの安定したハイスコアで優勝を獲得されました。
<出展:bassmaster.com>
Paul to Winはなかなか珍しい結果です。
2日目まで2位をキープされていた『ジェイコブ・ウィーラー』選手は僅差で『クリス・レーン』選手にかわされて3位でフィニッシュ。
その差は5オンス(約140g)差という僅差でした。
2日目を5位で通過した『ジャスティン・ルーカス』選手は最終日で少し順位を落とすも7位でフィニッシュ。
例え、『ジョシュ・バートランド』選手が出場されていたとしても、そして抜かれていたとしても、自力優勝できるラインを確保したということで、完全勝利と言って良いかと思います。
日本人選手の最終成績は、深江選手が最終日に伸ばせずで27位でフィニッシュ。
大森選手は少し押し返すも、40位で大会終了となっています。
<出展:bassmaster.com>
最後に年間順位をチェック
これで、B.A.S.S.のBassmaster Elliteシリーズは完全に終了となりました。
年間9試合の激闘は幕を閉じました。
何度も書きますが、一応念のために書いておくと、『ジャスティン・ルーカス』選手が年間820ポイントを獲得して堂々のA.O.Y.を獲得。
おめでとうございます!!
<出展:bassmaster.com>
まだ赤ちゃんのお子さんがトーナメントシャツを着ているのがアメリカだな~と思いました。
<出展:bassmaster.com>
最終戦で粘りきれなかった『ジョシュ・バートランド』選手は769ポイントで、結果的に大きな差を残しての2位となりました。
また、日本でもMegabassサポート選手として有名な『アーロン・マーティンス』選手が第6位で、ここまでの選手が700ポイント台。
昨年のA.O.Y.である『ブランドン・パラニューク』選手が8位でフィニッシュ。
K.V.D.は658ポイントで14位。
清水盛三選手との交友がTVでも伝えられていた『マイケル・アイコネリ』選手は642ポイントで17位。
さすがに安定感ですね。
深江選手は563ポイントで47位。堂々のElliteシリーズ残留ですね (^^
大森選手は開幕時の優勝の勢いを活かすことができず、558ポイントの49位で終了となりました。
清水盛三選手は、255ポイントで103位で終了となっています。
また、『神さま、リック・クラン』はまだまだ現役ですが、100位となっています。
残るは10月のオープンファイナル戦での宮崎選手の結果を待つのみ!!
Ellite昇格、クラシック出場をかけて頑張ってもらえることを期待しています。