バストーナメント

【国内バストーナメント】Liveで見た JB TOP50 2018年最終戦 霞ヶ浦

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

昨日にDay-2の結果をアップできていなかったのですが、今日は初めてスカパーオンデマンドで大会のLive中継を見てみましたので、その感想も含めて記事にしたいと思います。

2日目は加藤選手はじめ、ベテランの活躍が目立ちましたが、3日目はどうなったか?

Live中継を見た感想も含めて見ていきたいと思います。

お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

誰が勝っても不思議ではない最終日の状況

冒頭でも書いた通り、初日TOPのフィッシングアンドロイド 福島選手は2日目に2kg台までウェイトを落としたものの暫定TOPを死守。

2位にはポイント制では4位でしたが、ウェイト勝負となる最終日では2位でのスタートとなった江口選手。

霞ヶ浦水系はドホームで、大きく崩れずにここまで来ているだけに最終日どうなるかが予測できません。

3位には、2日目のTOPウェイトにより、一気に30人を抜き去り大躍進した加藤選手。

爆発力を維持しつつ、全体ウェイトが下がり上位陣が崩れれば優勝の可能性も大有りです。

そして4位には、オカッパリも含めて霞ヶ浦を知り尽くした選手である関和選手。

因みに去年の霞ヶ浦戦は天候の悪さで初めての1Day大会となりましたが、その大会の優勝者。

5位には、やはり来ました、青木大介選手。

初日、2日目と3kg台を持ち帰り安定感抜群に見えます。

その他は、今年好調に見える西川選手が6位で、ここまでが6kg台。

流石に福島選手までは2kg以上の差があるので優勝は厳しいかも知れませんが、お立ち台は余裕の射程圏内です。

そして、もう一つ、大きな動きが!

年間争いをしていた早野選手とルーキーの藤田選手ですが、初日はリードしていた藤田選手が2日目に大ブレーキ!

一気に順位を20位以下まで落としてしまいました。

一方、初日16位だった早野選手は2日目もしっかりウェイトを伸ばしてきて一気に予選6位までジャンプアップ。

ウェイト差にして800gではありますが、追う側の藤田選手がビハインドを持っていると言う状況で、実質、早野選手がA.O.Y.に王手をかけた形となりました。

こんな感じでスタートした大会最終日。

Live中継のスタジオでメインの司会進行役はTOP50をお休み?している山木のアニキが担当しており、予選を通過出来なかった選手が数艇湖に出て上位選手を追いかけて、釣りをしているところをLiveで見せてくれます。
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当然、釣りに影響しない距離からのレポートですが、パスポート無くして成り立たないLive中継です。

動画配信を見て初めて知ったのですが、どうも江口選手は会場の土浦新港からすぐにある桜川のピンスポットを中心に3日間結果を出しているようです。

そして、最終日もフライトが良いためにピンポイントに一番入りしてパワーポールでボートを固定してタコ粘りの態勢をとっていました。

そして、同じポイントに暫定3位の加藤選手も。

しかし、少しピンポイントは外しているようで、しばらくするとショアラインを撃ちながら移動していきました。

2日目が終わった時点で上位陣にインタビューしているシーンも放映されていたのですが、ほぼ全員、水深が少し下がっていることとに注目しており、一様に厳しくなってきているとコメントしていました。

そんな傾向を表すかのように、暫定2位と暫定3位の二人をとらえたカメラはなかなかヒットシーンを映し出すことができません。

そして、映像は暫定首位の福島選手をマークしているボートに振られます。

どうも浚渫を狙っているようですが、ここではヒットシーンは捉えることができず。

しばらくして河川に少し入ったエリアに移動されました。

が、この日も霞ヶ浦は北東の風が強くてなかなかの荒れっぷりのようで、追いかけたカメラ艇が荒波に揉まれてボートのラッピングが剥がれるという事件発生。

今年は福島選手はチャージャーボートに乗っているのですが、そのボートの走破性はかなり高いことが伺い知れる1シーンでした。

因みに、Live配信は午前7時~午後3時までの8時間生放送であり、こちらもずっと見ている訳にもいかず、しばし映像チェックから外れたのですが、上位陣にて魚がヒットしたシーンを見たのは江口選手だけ。

更に、カメラが急遽桜川に切り替えられます。

江口選手が魚をヒットさせた模様。

やり取りからランディングまで全て生で見ることができました。
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その後、加藤選手が桜川の中をランガンしているシーンが映し出されるなどしていましたが、カメラで魚のヒットシーンが見れたのは、この後もう1回江口選手だけでした。

一体どうなるのか?最終日!!というところでした。

帰着~表彰式


さて、帰着時間が早くなる最終日。

13時が帰着となり、続々と土浦新港にボートが帰ってきます。

とりあえず、ハイウェイトを持っているか、予選上位(5位以内)の選手は湖上で待機し、それ以外の選手はあっと言う間にトレーラーでボートを陸に上げていきます。

まぁ、皆さん段取りが良いのであっと言う間ですね。ランチングでもたもたしている人など見当たりません。

そしてLiveカメラはJBの表彰などを行うトレーラーを映し出します。

舞台の上では、ウェイインのサポーターとして市村直之選手がマイクを握っていました。

ここからがなかなか釣りビジョンの1時間番組では見れないシーンが続出。

ほぼ全員のウェイインを見ることができますし、ノーフィッシュの申告だけで戻っていく選手も見れるわけです。

年間で上位を狙う選手でも、ノーフィッシュの選手も居られたりして、最終日の結果が年間順位に影響することについての会話なども見えています。

そして、上位に絡む選手の検量が終わった時点で、トレーラーでの上位陣のウェイインが始まります。

予選順位で5位くらいからがトレーラーウェイインになりますが、決勝は総重量なので、2日目のTOPウェイトを超えてこないと表彰台に暫定TOPとしては立てません。

今回の試合で言えば、予選のTOPウェイトは福島選手なので、3日目のウェイトを足しても福島選手に達しなければ暫定TOPとして表彰台となるトレーラーの上に乗ることはできません。

予選第5位は青木大介選手でした。2日間安定したウェイトを持ち込んでいたので、3日目も2kg後半を持ち帰ってくれば暫定TOPに立てるのですが、結果は1匹で510gと大きく及ばず。

さすがの無敵の帝王をしても、今回の霞ヶ浦は攻略しきれなかったようです。

そして、暫定4位の関和選手。

昨年度の霞ヶ浦戦の勝者なのでディフェンディングチャンピオンですが、関和選手もキロアップのナイスフィッシュをライブウェルから持ち出して会場を盛り上げるも、その1匹で終了。1,106gでは福島選手を抜くことはできませんでした。

全体の検量時にもノーフィッシュの選手は決して少なく無かったですし、青木選手、関和選手をして1匹釣るのに精いっぱいとなれば、厳しい状況が計り知れます。

そして、暫定3位の加藤選手。

加藤選手からすると、福島選手までの差は1,165g!

結構微妙な差になってきました。

そして、ライブウェルから取り出された魚は結構いいサイズのバスです。

映像を見ただけでもキロアップ程度の魚では無さそう!

検量の結果は1,386g!ということで、ここで加藤選手が暫定1位でJBトレーラーに上がります。
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そして入ってきたのは、暫定2位の江口選手。

江口選手と加藤選手の差は800g程度。

これを超える魚を持っていれば江口選手と暫定TOPが入れ替わる訳ですが、Live中継でも江口選手は少なくても2匹のキーパーはキャッチしていることが確認されているので、余程小さい魚でない限りは加藤選手を抜いてしまいそうです。

結果は、800gどころか、余裕の2kg超となる2,220gでまたまた暫定TOPが入れ替わります。
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因みに、江口選手は2日目は2,040gだったので、3日目にしてウェイトを伸ばしてきたという結果です。

そして、そして、最後に登場したのが予選TOPの福島選手。

江口選手の3日間トータルウェイトと、福島選手の2日目までのウェイトの差は1,500gくらい。

この日、福島選手が1,600g以上の魚を持って帰ってきていれば福島選手の優勝となります。

このウェイトも微妙ですよね~~

1匹でもクオリティフィッシュなら超えてしまいそうですが、ナイスキーパー程度だと複数匹持っていたとしても意外と超えないウェイトとも言えます。

そして運命の検量結果は・・・・

なんと!1匹だけのウェイインで1.314g!!

江口選手の逃げ切り優勝が確定しました。

最終の表彰式でも江口選手が言われていましたが、今年は3回も優勝に絡む順位で最終日に臨みながらことごとく優勝を逃してきているので、どうしても勝ちたいと思っていたようです。

江口選手のTOP50優勝も、結構久しぶりではないでしょうか?

世代的には青木大介選手と同世代であり、ここ10年以上、TOPカテゴリーで活躍し続けてこられていますが、それだけ頑張っていても、なかなか勝てないのがTOP50という世界であり、本当に嬉しそうな姿が印象的でした。

キャラクター的にも自由で明るい言動とふるまいの江口選手であり、嬉しさのあまりに発した発言で何度となく会場を笑いの渦に包んでいました。

と言うことで、今年1年間の総決算となる最終戦、第5戦 霞ヶ浦戦は終了となりました。
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また、Live映像では時間切れで写し出されていませんでしたが、TOPカテゴリーの年間チャンピオンに捧げられるワールドチャンプの称号は、早野選手に決まったのは間違いないと思います。

スカパーのLive中継を見て感じたこと


さて、今回のTOP50の最終戦で初めてスカパーのオンデマンド放送を見てみました。

今年は第1戦からLive中継がされているのは知っていたのですが、正直あまり関心を持って見ていませんでした。

しかし、今回は最終戦でもありたまたま時間的余裕もあり、且つ、年間が決まるという試合でもあることからLiveで見れると面白いかも?との思いで見てみました。

朝の7時からスタートしており、8時間は全部見れないのですが、追いかけ再生もできますし、見たいところ以外は早送りもできて自分の都合に合わせて見れる点は良いと感じました。

また、従来の釣りビジョンの1時間番組編では、密着したアングラー以外の釣り場の情報はほぼ見れないのですが、Live中継ではより多くのボートで状況を見れることと、山木さんの依頼に基づき湖上レポーターがいろんなところをチェックして見せてくれるので、より多くの状況を知ることができました。

ここで思ったのは、山木さんが本当にフィールドのことを本当に良くご存じなこと。

まぁ、長年TOPカテゴリーで活躍されてきたので当然と言えば当然なのでしょうけれど、フィールドの特徴の解説が非常に詳細で丁寧なので、あまりフィールドのことを知らない人でも状況を把握し易いのが素晴らしいと感じました。

第4戦の檜原湖戦の映像も見たのですが、私自身は行ったことが無い檜原湖ですが、フィールドの特徴が非常にわかりやすくて、各選手が何を狙っているのかがわかりやすくて勉強になりました。

また、放映の中でも、所々で予選通過できなかった選手(特に有名な選手)がインタビューで登場してくれて、この試合での感想や、今後(来シーズン)の抱負などを語ってくれるのが面白いと感じました。

今江さんの話しも思い入れを感じましたし、泉選手も63歳にして気持ちは18歳と言うコメントにも思わず笑顔がこぼれてしまいました。
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また、地元の釣具屋のオーナーさんである青木哲選手も、新しいタックルの研究について話しをしてくれていたりして面白かったです。

特許の通ったリールのチューニング、気になります!
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できれば湖上で姿を見たかったところですが、TOP50の壁は高く厚いということでしょうか。

ただ、共通して言えるのは、TOP50のメンバーは誰もかれも非常にバス釣りについて考えて釣りをしているということと、勝負に拘っているという点かと思いました。

今回、江口選手は3日目、完全タコ粘りで結果を出しましたが、バスボートで動き回って大きな魚を拾うのが良いのではなく、結果が出るのが素晴らしいし、その結果に拘って一か所で粘れる点が素晴らしいと皆さん口を揃えて言われていたのが印象的でした。

私達にとっては趣味の釣りでも、TOP50のメンバーにとっては仕事であると言うことが、ベテランメンバーからは特に強く感じられました。

そんな選手の考え方や思いを知ることができるシーンはなかなか無いので、そういう意味でも長丁場のLive中継の中でそんな話しが聞けると言うのは新鮮でした。

有料会員になって見るか?と言われると、年間でどのくらいの放送を見るのか?を考えると微妙なところもありますが、見てみるとそれなりに企画もいろいろと考えられていて面白いとは思いました。

皆さんも、スマホなどでアプリをダウンロードすれば、10月末まではTOP50の試合が全戦無料で見れますので、時間のある時に気になる大会分を見てみられてはいかがでしょうか?
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人にもよるとは思いますが、結構いろんな発見があるのでは?と思います。

Liveで見たTOP50最終戦 まとめ


と言うことで、年間のA.O.Y.勝負については2日目の時点で結果が出てしまった感じで、最終戦のドキドキはあまりなかったのですが、とは言いつつ早野選手は間違いなく成長株の選手であることは間違いなく、今後のJBを牽引していってくれる力になる選手だと感じました。

30歳ということで、非常に良い時期にいる選手ではないかと思います。

また、青木大介選手は来季からアメリカのトーナメントに参戦されると言うことで、国内の大会で雄姿を見れないのが残念ではありますが、また米国のトーナメントのリサーチをする楽しみが一つ増えたということも事実です。

そして、最終戦については、日に日に厳しくなるフィールドコンディションの中で各選手が苦戦しながら結果を求めていたところが非常に楽しく見れました。

イージーに釣れて、ハイウェイト合戦というのも見応えはありますが、状況変化に悩むTOPプロのメンバーが、簡単に答えが出ない中でどのように攻めていくのか?を見れるのは、一アングラーとしては非常に勉強になりました。

また、今回はTOP50最終戦ということでファン感謝祭が土浦新港で開催されていたのですが、メーカーのブースなども非常にたくさん出ていましたし、一般の方々の参加も非常に多く、盛り上がりと見栄えという点では非常にいい感じだったように見えました。

アメリカのようにバスフィッシングが市民権を得られるのはなかなか難しいのかもしれませんが、このような取り組みが地道に続けば、将来に何かが変わるのでは?と感じさせてくれた1シーンでした。
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また来年も、見る側が楽しめるバストーナメントを開催してもらいたいと思います。

真剣に取り組んでいる人の姿はかっこいいし、これを見て憧れる子供達が出てきてくれれば、またバスフィッシングの底を支えてくれるのではないでしょうjか?

■NABRA Chase Fishing TOP へ

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