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【バチ抜けルアー】そろそろバチシーズン到来!ルアー考察

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing (N.C.F.) GONTAです。

さて、気がつけば後1週間で3月も終了ですね。

お仕事などでも、年度末で忙しくされている方も多いかと思います。

気温の方もさすがに暖かい日の割合が多くなってきて、春を意識させてくれます。

先日、子供を連れて遊びに行った公園では、早咲きの桜が満開となっていました。

と言うことで、春と言えば『バチパターン』ですよね。

シーバスを釣ったことが無い方でも、基本表層を狙っていけば釣果に辿りつき易いバチパターンは絶好の入門時期と言えるかと思います。

と言うことで、今回は久々にバチパターンで使えるルアーについて考えてみたいと思います。

お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

人気のバチルアーってどうなってる?


巷にはバチパターンの釣りを意識したルアーがあふれています。

既に十分だろうと思うくらい既存品がある中でも、毎年いくつかは新しいルアーが市場に登場します。

しかし、ユーザーは意外とシビアで(当たり前ですが)必ずしも新しいルアーが人気を博しているとは限らないのが面白いところです。

以前に、某プロさんのところで、購読者を対象に好きなバチルアーのアンケートが取られています。

【バチ抜けルアー】リアル人気ランキング

アンケート母数(2,172人)が多いので、結構リアルに各ルアーの実力を反映しているのではないかと思います。

詳しくはアンケート結果を見てもらえればと思いますが、第1位がバチ抜けルアー元祖の【ジャクソン ニョロニョロ】であるところがまず驚きです。

表層バチ狙いで必要な浮き上がり性能はそれほど高く無いと感じるので、私はあまり使わないのですが、全国規模で見ると、信頼して使われている方が多いということですね。

今シーズンでは、ワーム素材の反則的なルアー【ジャクソン ウニョウニョ】が販売されていますね。

既に釣具店の店頭でも目にしますが、更に沈下速度が遅くできることで、本当に表層付近をドリフトさせて狙うことができるそうです。釣れない訳がありませんね。

そして、第2位が【デュオ マニック】になっています。

こちらは私としても最も使うバチルアーでもあるだけに納得。

とにかく、浮き上がりの速さと飛距離が皆さんに訴求していることは間違いありませんね。

因みに、マニックについては表層に出す引き波にも特徴があります。

それについては後程触れてみたいと思います。

そして、第3位には、こちらも古くからあるバチルアーですが【ガイア エリア10】が入っています。

通称“エリテン”ですが、価格の安さという大きな魅力以外にも、個人的には皆さんに好まれる理由がこのルアーには存在していると思っています。こちらも後程書いてみます。

その他は、第5位に【ガルプ サンドワーム】などが入っているのはご愛嬌としつつも、グネグネ動く動きが必要な割には、ジョイントプラグが上位に入っていないことも面白い事実です。

一番上位に入っている【ロンジン プレックス】でも第12位です。

普通に考えると、ハードルアーでグネグネ感を出そうと思うと、真っ先に思いつくのがジョイントなのですが、そんな動きだけではないポイントが実は釣果に影響しているんだと言うことを感じさせてくれます。

では、次に、バチルアーの動きについて、個人的な“想い”を書いてみたいと思います。

動きの特性による選択ポイント


バチパターンで人気のルアーは、ほとんどが細長いプラグばかりです。

本物のバチが細長いのでそうなると思うのは人間の目で見た時の感覚で、実際にシーバスがルアーを見る時には静止した状態で見ることはありません。

なので、細いとかどうとか言うことはあまりシーバスに訴求していないんじゃないかと思っています。

子供の頃からの遊びで、エンピツを軽くもって振ると、あたかもエンピツがグニャグニャになったかのように見える遊びは誰しもがやったことがあるのではないでしょうか?

細いフォルムのルアーは、キャストして巻いてくることで、水中でまさにこの動きを演出している為に、シーバスにはバチがクネクネしながら泳いでいるように見える、というのが釣れる要素の一つではないかと思います。
鉛筆

人気ルアーのランキングにはサスケなどが入っていたりして、巻けばウォブルするルアーなので、バチにはあまり合わないんじゃない?と感じますが、流れのあるフィールドなどでほぼ巻かずに流すような釣りをするのであれば、水中でのフラつきがバチのように見えるんじゃないかと思います。

次に、ルアーが出す引き波です。

人気の高いルアーの中でも、第4位のワンダーや、第11位のドリフトペンシルなどは、かなり早く巻かないと表層まで出て引き波を出すことはないルアーなので、バチパターンで使う場合には、中層~ボトム付近で底バチを喰っているシーバスを狙う時に重宝されていると思われます。

しかし、ハイシーズンのバチパターンではバチが水面近くまで浮くので、シーバスもごく表層でバチを捕食していることが多く、この状況が実際には一番釣り易いと思います。

何故なら、モジリや表層でのバキューム音が見たり聞いたりできるので、狙う場所を特定し易いからです。

こんな時に活躍するのが、スローに巻いても浮き上がりが早いルアーになります。

浮き上がりの早いルアーが何故有利かと言えば、実際にバチパターンで釣りをされた方ならわかるかと思いますが、バチは表層で引き波を立てて泳ぐので、引き波を出すことで『ここにバチが居るよ~』とシーバスにアピールすることができ、バイトに持ち込める確率を上げることができるからです。

また、実際のバチは潮の動きや川の流れに押されながらゆっくりと泳ぐ(クルクルバチは別ですが)ので、早く巻かないと浮き上がらないようであればシーバスのバイトチャンスを逃してしまいます。

シーバスやメバルなど、バチを捕食している魚は、表層をフラフラ泳ぐバチを軽く吸い込むようにして食べているので、勢いよく動くものに食いつく確率は下がってしまいます。

よって、ゆっくり引いても浮き上がり、しっかりと引き波を立ててアピールしてくれるルアーが釣れ易いバチルアーということになります。

具体的には、【デュオ マニック】がその代表例ですが、ランキング上位には上がってきていませんが、個人的には【メガバス カッター90】も、この性能については秀でているルアーだと思います。

以上が動きという観点でのバチルアー選択のポイントでした。

シンキングとフローティングの使い分け


最後に、タイプに関する使い分けです。

そもそも、シーバスフィッシングをしていて最初に感じたことは『シンキングルアーがほとんど』と言うことです。

シーバスフィッシング全般を考えれば、狙うレンジを任意に変えて狙うことができることや、ルアーのサイズに対してウェイトを大きくすることができる(=飛距離が出る)と言うのがシンキングルアーが多い理由かと思いますが、実際のシーバスのヒットレンジは比較的表層が多いので、もっとフローティングタイプのルアーが出れば良いのにと、個人的には思っています。

そして、バチパターンで使うルアーですが、先にも書いた通り、そもそも表層付近を狙うことが多いのであればフローティングルアーを使えばよいのにと思うのですが、実際にルアーのことを考えてみるとそう簡単ではないこともわかります。

ある程度飛距離を出す為に、あまり軽い素材を使えない。

そもそもあまり軽い素材(例えば発砲スチロールなど)で作ると、強度面で実用性に欠ける製品になってしまうと思います。

しっかりした素材で作るとして、細長い形状を作るとなると、浮力を持たせる部分が確保できない。

よって、タイプとしてはシンキングとしつつ、浮き上がる機能を強化して表層付近を狙えるようにしているルアーが多い、と言うのが実情かと思います。

と言うのは、【ガイア エリア10】などはフローティングなので、支持率が高いのではないでしょうか・

また、最近リリースされているバチルアーにはフローティングモデルが散見されます。

例えば、【ダイワ スライ】などは、敢えて細さを捨てつつ、フォルムに変化を付けることで、実際に巻いて使った時にはグニャグニャ・フラフラ感を演出するように作られているのではないかと思います。
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また、人気ランキングでは下位ながらも、【アピア ラムタラ】などが投票されているのも、フローティングモデルに対するニーズの表れではないかと思います。

そして、これらの使い分けですが、流れが比較的急な河口部などで使う場合は、流れにラインが押されていき、アングラー側が意図的に巻かなくてもルアーが引っ張られるシチュエーションであれば、シンキングモデルが使い易いと思います。

シンキングモデルの方がルアーが水になじんで扱い易いと思います。

逆に、港湾部など流れがあっても緩くしか出ない場所では、フローティングモデルも活躍してくれると思います。

早く巻いてバイトしてくれる時はシンキングの方が勝負が早いかと思いますが、少しシビアで追ってくれない時などは、バチの溜まりそうな流れの変化やよどみなどにゆっくりと送り込んであげることでバイトに繋げやすい場合があります。

ジャクソンさんが今シーズン投入した、ワーム素材の【ジャクソン ウニョウニョ】などは、よりスローにアプローチしたい時用のルアーという感じですが、フローティングモデルであれば、ハードルアーでも同じようなアプローチが可能です。

しかし、フローティングモデルで気を付けないといけないのは、ハードルアーの場合、動かしておかないと違和感を与えてバイトしてくれない時がある、という点です。

風や潮の動きで自然誘発的にゆっくりと動いてくれるのは理想ですが、無風などでルアーが動いてくれない時は超スローでよいので巻いて動かしてあげる必要があるかと思います。

以上が、シンキングモデルとフローティングモデルの使い分けのお話しでした。

バチルアー考察 まとめ


と言うことで、シーズンイン間近のバチパターンに関するルアー考察でした。

誰かが良く釣れると聞いてみて自分も買ってみたものの、自分の釣果は上がらないということも良くある話です。

しかし、ルアーにはそれぞれに形が違うように、機能・性能も違います。

それは、単純に優劣を付けれるようなものではなく、状況への相性もありますし、使い手への相性もあるかと思います。

それぞれのルアーには、相性の良い方が、釣れるイメージをもってコメントされていることが多いので、そんなコメントも参考になるかと思います。

【バチ抜けルアー】リアル人気ランキング

バチが抜けるシーズンには、シーバスだけでなく他の魚もバチを捕食します。

チヌ(キビレ)などもバチが抜ける時期にはバチを捕食しています。

他には、ボラなどは厄介な相手ですが、場所によってはメバルもバチ抜けで表層で捕食を行います。

この時期は良型メバルも警戒心を解いて表層まで上がってくることが多いので、アベレージサイズよりも良型なメバルをゲットするチャンスでもあります。

メバル狙いの場合は、メバカームなどの小型のバチルアーもありますが、シーバス用のプラグでも全く問題なくバイトしてきますので、狙ってみるのも面白いかと思います。

ルアーフィッシングのターゲットの活性が一気に上がるこれからのシーズン。

まずはバチパターンにハメて楽しめることを、私も期待しています。

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