タックルインプレ

【タックルインプレ】シマノ 24ヴァンフォード 2500HG

皆さん、こんにちは!こんばんわ!

いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

今回は自身が使っているタックルのインプレになります。

対象は【シマノ 24ヴァンフォード 2500HG】

約1ヶ月ほど前に購入し、チニングにて使用してきました。

”ヴァンフォード”を購入してからは、ベイトタックルを封印してスピニングタックルに集中して使ってきましたので、そろそろインプレ第1弾を書いてもいいかな、と思い今回の記事に至ります。

まだまだ使い倒したレベルには程遠いところですが、自分なりに感じたところを書いてみたいと思いますので、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

ローターの剛性の高さが感度アップに貢献?

普通はインプレと言えば巻き心地やキャスト時の飛距離を取りあげる方が多いかと思います。

もちろん、その点についても後程書きますが、まず最初に書きたかったのが感度に関することです。

チニングの場合は、リトリーブを止めて竿で誘うような釣り方をあまりやりません。

少し巻きのペースやロッド操作を交えることはあるとしても、基本は巻きの釣りです。

となると、釣りに影響するのが”巻き感度”です。

ベイトリールでもスピニングリールでも、巻き感度に影響する機構としてギアの精度が取り上げられることが多いと思いますが、今回、私はローターと感度の関連性を”24ヴァンフォード”で強く感じています。

”24ヴァンフォード”はシマノのスピニングリールの中では”マグナムライトシリーズ”の機種になります。

ストラディックなどは高強度樹脂ローターですが、ヴァンフォードはMGLローターを搭載しており、ローターの重量比ではストラディックよりも34%も軽量になっています。

出典:SHIMANO

ローターの軽さはリーリングのストップ&ゴーの時のレスポンスに大きく影響を与えることは周知の事実で、”24ヴァンフォード”もその点が大きくPRされています。

これはこれで重要なことなのですが、実際に使っていて、他のスピニングリールとの違いとして感じるのが感度の違いなのです。

カーボン繊維強化樹脂の”CI4+”が使用されているMGLローターは強度面も改善されていることを黒田さんもコメントされています。

ローターの強度が上がっていることで、ラインローラーを通るラインから伝わってくる情報をより多く手元に届けてくれる感じがします。

先ほども書きましたが、チニングは基本的に巻きの釣りなだけに、この改善は釣り人にとってかなり大きなメリットになります。

スピニングリールは、その構造から、ロッド側から来たラインをラインローラーで折り返して横方向巻きに変換しています。

ラインに掛かるテンションは当然ラインローラーが付いているローターにかかってくるわけで、ローターが弱いと強いテンションがかかった時にローターが歪む(変形する)という問題につながります。

まぁ、これは大きな魚が掛かった時の問題なのですが、魚が掛かっていない状態でも、硬いローターは振動情報をしっかりと伝達するので、ラインから伝わる情報をより大きく釣り人に教えてくれるのです。

以上、まず最初に挙げるメリット・特長として、感度を挙げさせてもらいました。

アンチツイストフィンは優秀

続いてはライントラブル防止機能について見てみたいと思います。

”24ヴァンフォード”には”アンチツイストフィン”が付いていて、ラインローラー部からラインが離れる(ライン落ち)を最小限にしてくれる造りになっています。

ラインローラーにしっかりラインが乗っていることが、ラインのヨレを低減できることは既知の情報です。

なので、”アンチツイストフィン”が無い状態だとラインを軽く引っ張ってラインとラインローラーを馴染ませる操作は、ラインのヨレ防止の為の手順として身に付いていました。

特に、エステルラインを使うアジングではキャストしてリトリーブを開始する前に軽くドラグが鳴るくらいラインを引き出すという動作は無意識に実施する必須動作となっていました。

ここに”アンチツイストフィン”があれば、一旦ラインローラーに納まったラインが外れることがほぼ無いので、スプールに巻かれるラインにたるみも発生しにくくなります

この状態が維持されれば、ラインは必然的にラインローラーに接することになるので、ラインローラーの回転によりラインのヨレが低減されるということになります。

ただ、ラインローラーがどれくらい軽い抵抗で回転してくれるのか?はラインローラーの性能に依存する部分。

この性能については、やはり純正で満足するのではなく、社外パーツなども組み入れて2BB仕様にするのがベストかと思います。

私も2BB化の為に軍資金を準備中です。

まぁ、PEラインでチニングをする上ではノーマル仕様でも問題無いとは思いますので、後は趣味の拘りの世界かもですね。

ヴァンフォードのその他の機構チェック

前述以外の機構について、良いと感じる点をピックアップしておきたいと思います。

まずは、見えない部分ですが、ローターに設けられている糸落ちしたラインの巻き込み防止機能。

上の画像では少しわかりにくいのですが、ローターのスプール内側の部分に逆さスカートのような造りが設けられています。

出典:SHIMANO

これがあることで、万が一、糸落ちしたラインを巻き込んでも、そのままスプールシャフトにラインを巻き込みにくくなっています。

地味な部分ではありますが、実際に釣りをしていてラインを巻き込むとリカバリが結構大変なのは、経験者ならわかってもらえるかと思います。

スプール内に巻き込んでしまうと、巻き込んだラインを取り外すのも大変ですし、巻き込んだラインは傷んでいるのでカットして除去するしかありません。

ぶっちゃけ不経済です。

次に挙げるGoodPointはハンドルです。

これはリールの性能と言うよりは、見た目の要素も大きいのですが、ハンドルの付け根部分のデザインがスパルタンなデザインで個人的にはかなり気に入っています。

これもマイナーな点であり、個々人の好みの問題であるとは思いますが、”24ヴァンフォード”は全体的なデザイン(カラーも含めて)のバランスが高次元で調和が取れていると感じます。

ハンドル付け根部分なども傾斜の付いたスカート状になっているところなども超好みです。

また、ロングノーズスプールの採用により、軽量のリグでも十分以上の飛距離を発揮してくれます。

糸巻き面の幅が広がっていることで、確実にライン放出効率は改善していると思います。

最近では3.5gや1.8gのフリーリグなども試していますが、実釣有効距離は十分に稼げていることが確認できています。

スーパースローオシュレートの密巻き構造は搭載していませんが、PEラインをメインで使う私的にはその方が有難いと感じていて、バックラッシュなどのライントラブルの危険性も感じることなく、フルキャストを続けることができます。

巻き心地は”インフィニティテクノロジー”の効果を実感

最後の最後に王道の巻き心地について書いておきます。

巻き心地を向上させる”マイクロモジュールギア”を搭載しつつ、ギアの接地面を大きくして耐久性を向上させる”インフィニティクロス”も採用されているので、巻き心地に難点がある訳がありません。

ステラと比べてどうか?と聞かれれば、そりゃ同等では無いんだと思いますが(だって価格には倍の差がある)実釣レベルで不満を感じる要素は皆無に等しいというのが私の印象です。

リトリーブの滑らかさは当然ですが、魚がヒットした際にもパワー負けして巻き取りにくいということも微塵も感じません。

まぁ、スピニングリールはドラグ設定次第では、巻取りがしんどくなる前にドラグが出てしまうので、ガチ巻きで勝負した場合の過不足感は確認できていませんし、クロダイくらいでそれが確認できるとも思えません。

たぶん、”引きが強くて巻けない”という感覚は青物の大物でも掛けない限りは確認できないと思います。

逆に見ると、それくらい高次元の性能が確保されていると考えるべできはないかと思います。

以上が巻き心地・リトリーブ感に関する現時点での私の感想です。

24ヴァンフォード インプレ まとめ

と言うことで、現時点では”24ヴァンフォード”に120%満足しているというのが結論です。

チニング用のリールとして結構長い期間をかけて吟味してきたのですが、選択結果に間違いはなかったと思っています。

また、他の釣りでの利用も考えてみたのですが、相性の良し悪しはあるように思います。

ロッド自体も非常に軽く繊細なアプローチがメインとなるライトゲームやバスフィッシングにはとても相性が良いと思います。

リール自重の軽さに加えて、巻きも軽いし、アジングやバスフィッシングのように巻いたり止めたりする動作が多い釣りにおいてはMGLローターが操作感アップに威力を発揮すると思います。

一方で、ショアジギやシーバスのデイゲームなど投げてひたすら巻く釣りでは、相性が悪いとまでは言いませんが、バランスや特性を考えると”ヴァンフォード”でなくても良いように思います。

そもそもロッドも重くなるので、軽いリールの必要性は下がりますし、強さという点でも樹脂ローターより金属製ローターの方が優位性はあると思います。

例えばですが、”24ツインパワー”などはリニューアル時に金属製ローターに変わっています。

出典:SHIMANO

全般的にハードな利用シーンになる方は、”シマノ 付いパワー”や”ダイワ セルテート”などがいいのではないでしょうか?

なお、今回の調達で最後まで迷ったのが【ダイワ 25カルディア】でした。

実際の調達価格ベースで言うと、”25カルディア”は2万円ちょっとで新品の購入が可能です。

”24ヴァンフォード”だと25,000円前後するので、”25カルディア”の方が少し安いのですが、ここ最近、ダイワのリールの利用率が高くなっていたので、久々にシマノのリールを使ってみたくなって”24ヴァンフォード”にしました。

後は、”アンチツイストフィン”や”インフィニットテクノロジー”がどんな使用感なのか?確認したかったというのも理由になります。

ミドルゲーム~ライトゲームを利用目的とするなら、”25カルディア”も非常に相性の良いリールだと思いますので、また機会があればカルディアも入手してみたいと思います。

以上、”24ヴァンフォード”のインプレッション記事でした。

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