こんにちは!
今回は、最近身をもって感じているロッド特性と使用ラインとの関連性について書いてみたいと思います。
ライトゲーム用のロッドは、シマノのソアレからスタートしましたが、その後いくつかのロッドの変遷を経て【山がブランクス ブルーカレントTZシリーズ】に一旦落ち着きました。
ブルーカレントでは、サーフなどでの遠投の釣りに91/TZを、プラッギングメインの釣りでは77/TZ NANOを、そしてお手軽足元アジング用として53/TZを導入して、約1年かけて周年のライトゲームの釣りを楽しみました。
そして、今年に入り、更にマニアックなロッドが欲しくなり、【リップルフィッシャー リアルクレセントシリーズ】に展開することになりました。
リアルクセレントを選んだ理由は、ベースがヤマガブランクスの系列であり、メーカーへの信頼があったことと、ブルーカレントの類似・延長のロッドのように見えて、実際には独自のコンセプトで作られたロッドであるということで、是非とも使ってみたくなったという感じです。
最初に使ってみたのが、【リップルフィッシャー リアルクレセント65JH/TZ】でした。
ジグヘッドスペシャルということで、リアルクレセントの中でも一番ライトなバージョンですが、それでもブルーカレントの同じレングスのロッドよりもワンランク強い(特にベリー~バットが)感じを使ってみて感じました。
そのお陰で、ライトゲームの外道としてヒットするシーバスやチヌでも十分と言っていいほどに対応できると言うメリットを享受させてもらったのですが、フロロカーボンラインの通しでメバルに特化して狙っている時など、最初のダッシュでパツンと切られることが何度かありました。
その時はラインに傷が入っていたのだろうと思っていたのですが、【リップルフィッシャー リアルクレセント76/TZ WR】を使ってみて、更にその事象が顕著になりました。
魚がヒットした直後にティップがぐっと入るまではいいのですが、そのままダッシュされた時にベリーに負荷が掛かり、ドラグを出しつつも耐えているフェーズでパッツリ切れるということが何度か起こりました。
リアルクレセントはロッドのベントカーブ比較図が無いのでわからないのですが、ブルーカレントは下のように、ホームページでもパンフレットでもベントカーブ図が掲載されています。
これを見ると、5TZ~72TZまではベリーまで曲がり込んでバット部で負荷を受け止めているのが良くわかりますが、72TZnanoや、77TZnanoはベリー部で既に負荷を受け止めているのがわかります。
ロッドには、ティップセクション、ベリーセクション、バットセクション、それぞれに役割があり、対象魚や釣り方に応じてバランスが調整されると認識していますが、ライトゲームは対象魚の幅が広いので、同じシリーズのロッドでもこれだけバランスが違うということを、改めて認識させられました。
先にも書いた通り、リアルクレセントは使用感が明らかにブルーカレントよりも強めです。
77TZnanoについても、ベントカーブ図では強めに見えますが、実際に使ってみると魚がヒットした際に最初の突っ込みではもっと柔軟にロッドが入っている感触を受けます。
それよりも、リアルクレセント76TZ WRは更に強く張りを感じるので、細いラインの引っ張り強度の限界を超えていると言う感じです。
PEラインを利用すると、ラインの強度があるので十分耐えるのですが、フロロカーボンラインを使用する場合は、ブルーカレントのイメージで2lbや2.5lbを利用すると同じドラグ設定では瞬間的な負荷には耐えられない感じです。
この話しをTake師匠にすると、全体的に張りとトルクの弱いロッドでは2lbでも切られる経験はほぼ無いと言われていたので、ロッドの許容範囲の違いを十分理解してタックルを組んでいかないといけないことを改めて認識させられました。
ただ、ロッドの感度は明らかにリアルクレセントの方がブルーカレントよりも上だと感じます。
シャッドテールワームのブルブル感や、カーブフォール時の着底感などは、リアルクレセントではピンピンに感じ取ることができます。
まあ、“感度が良ければ釣れる”という訳ではないので、感度の良さは個人の好みですね。
以上、ロッドに期待する仕事と、ラインに期待する仕事、そしてそのバランスを十分理解してタックルを組んでいかないと、一般論の組み合わせだけでは上手くいかないことがある、と言うことに気付かされました。
因みに、ロッドを追加して更に感じた違いとしては食い込みの違いです。
リアルクレセント65JH/TZではほぼ発生しなかった、フッキング後の一瞬でのフックオフ。
ロッドが強くなっているので、フッキングできていない訳ではないと思います。
食い込みが浅い状態でフッキングしていて、口切れを起こしているような気がします。
特に、ここ数回はメインラインもPEラインなので、実質遊び無し。
感度がいいのでバイトからフッキングに至るまでの時間が取れていないのに、ロッドティップの張りは強いので、口元に浅く掛かっている可能性が大です。
この辺りの話しは、人間側がアジャストするしかありません。
感度のPEを使い続けてみるか?フロロカーボンの2.5lbを切られずに使うドラグ設定を覚えるか?
もう少し使い込んで、合わせの間を覚えていきたいと思います。
使ってらっしゃるジグヘッドが軽いことを考えれば、フロロの2、2.5lbが無難かと思いますが、重いジグヘッドに太いラインでもメバルは釣れますよ
コメントありがとうございます。
確かに0.2g~0.4gのジグ単ならフロロがジャストフィットなんですけどね。
ロッドとのバランスでラインを強くしても釣果に影響ないというアドバイスなので、積極的に太めのラインで挑戦してみたいと思います。
無意味に軽くするのは、私もよろしくないと思います!!