こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、今回はカブクワネタです。
我が家に来たヘラクレスオオカブトももう少しで1ヵ月が経過しようとしています。
5月に割には気温が低い日も多く、20度前後が最適温度のヘラクレスオオカブトには少し寒い思いをさせているかと思いつつ、我が家には温度を一定に保つ温室的なものはないので我慢してもらっています。
また、オオクワガタの幼虫の方ですが、オスの方は少し変化が感じられてきました。
容器の上の方に、側面の壁を利用して蛹室らしきスペースを作っているようにも見えます。
もう少し様子を見ないとわかりませんが、蛹になる日もそう遠い話しでは無さそうな感じです。
と言うことで、今回はヘラクレスオオカブトの飼育状況と、昆虫に関心大の子供と一緒に行った伊丹昆虫館で見たとある虫について書いてみたいと思います。
お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
まずはヘラクレスオオカブトのお話しから。
相変わらずブリードするかどうか悩んでいるので雌雄別居状態が続いています。
オスの方は一応、プラケースの大に入れているのでそれほど窮屈そうではありませんが、メスの方はプラケースの小クラスのケースなので少々窮屈そうです。
クワガタのメスと違ってかなり大きいので、夜になると壁を伝ってケースの蓋にしがみついて暴れてくれます。
なので、最近ではクリアフォルダを蓋のサイズにカットして穴を開けたものをケースの蓋と本体の間に挟んでいます。
こうすることで蓋に爪をひっかけてぶら下がることができなくなります。
それでも、オスに比べると非常に活発で、昼間にマットを綺麗に均して(ならして)おいても、一夜明けるとマットや朽木、そしてエサのゼリーがグチャグチャになっていることが多々あります。
もう少ししたら中サイズのケースに替えてあげようかと思っています。
そして、エサの消費量の話しですが、以前に飼っていたオオクワガタやニジイロクワガタに比べると明らかにゼリーを食べる量が多いことに驚かされます。
オスだと、2カップ入るエサ皿を利用していますが、2日でほぼ無くなります。
メスも基本は1カップしかセットしていませんが、ほぼ毎日交換しないとダメなくらい食べてくれます。
まぁ、エサを食べなくて心配するよりは良いのですが、エサ代がバカにならないなぁ~と嘆いている今日この頃です。
さて、昆虫飼育と言えば、ブリードもひとつの大きな楽しみなのですが、外国産のオオカブトについては少々二の足を踏んでいます。
と言うのも、以前にも書いた通り、ヘラクレスオオカブトは幼虫の期間が約2年ほどもあるそうです。
ゾウカブトなどは3年近く幼虫期があるそうなので、それよりは気持短いとは言え、2年というのは長い道のりです。
しかも、単に幼虫飼育用マットに入れて2年という訳にはいきません。
外国産のカブトムシなので、幼虫飼育も20度前後をキープして育てる必要があるとのこと。
これって、夏は40度近くなり、冬には下手をすると氷点下まで下がる日本の気候では非常に育てにくいのです。
因みに、クワガタをメインで飼っていた時も、一時期外国産クワガタに手を出しましたが、飼育期間が国産オオカブトよりも長いことと、温度管理が難しい為に中断しました。
唯一、電気アンカを利用して飼育し、成虫まで育ってくれたパラワンオオヒラタクワガタが居ましたが、それ以外で生き延びてくれたのは国産オオクワガタくらいでした。
また、温度管理以外でも難点が山積です。
外国産オオカブトは、成虫のサイズも大きいので、幼虫のサイズも特大です。
オスの幼虫などは手のひらの上に1匹ずっしりと乗っかるくらい大きくなります。
さすがに昆虫好きでも、ちょっと気持ち悪く感じるくらいのドデカサイズ。
昆虫が嫌いな女性などではドン引きですね。
マジ卍の世界です。
また、これだけ大きいので、国産のカブトムシの幼虫のように中型のコンテナでまとめて飼育という訳にもいきません。
中型のコンテナを利用してもせいぜい2匹同居飼育が限界のようです。
まぁ、これにはエサの量以外にケンカするという話しもありそうですが。
ということで、これだけ大きな幼虫を2年育てる(いきなり大きくなる訳ではありませんが)だけでもマットの量がハンパ無いほど必要になってきます。
これは、釣り具を我慢しないといけない事態に陥る可能性も十分あります・・・
しばらくは雌雄別居で様子を見る日々が続きそうです。
こんな悩みを抱えつつ、子供はそんなことは知ったことではないので、もっとムシさんを見たいとせがんできます。
そんな時に便利なのが、家から比較的近くにある『伊丹昆虫館』です。
家から30分ほど車で走ったところに昆陽池公園(こやいけこうえん)というのが有り、そこの敷地内に昆虫館があります。
いろんな種類の蝶を放し飼いにしている大きな温室があったりして、蝶の飼育で有名なようですが、昆虫館というからには蝶以外の昆虫も沢山飼われています。
今の時期には定番の国産カブトムシが展示されていますが、ヘラクレスオオカブトや、ギラファノコギリクワガタ、ニジイロクワガタなどはほぼ通年展示されています。
ニジイロクワガタなどは、最近でこそペットショップでも見かけるようになってきましたが、それでもまだまだ珍しい昆虫ではないかと思いますので、行ったことが無い方は一見の価値有です。
そして、水棲昆虫のコーナーもあり、ゲンゴロウなどが展示されていますが、NHK教育TVで香川さんがカマキリセンセイとして出演している昆虫番組で『幻に近い存在』として紹介されていた【タガメちゃん】も展示されています。
結構大きい個体で、なかなか迫力抜群です。
こんな変わった展示昆虫に混じって、更に変わった昆虫が展示されています。
ひとつは【マダガスカルゴキブリ】。
ゴキブリと言いつつ、私達の周りで見かけるゴキブリとは全く似てもにつかない形ですが、まぁまぁグロテスク。
写真を掲載するのは気が引けるので、気になる方は画像検索で見てみてください (^^
そして、冒頭でも触れた珍しい昆虫として【サソリ】が展示されています。
最近ではペットショップ等でも見かけることがありますが、まだまだマイナーではないでしょうか?
“スコーピオン”と聞くと、シマノのリールを想像するのは釣り人の性ですが、そのスコーピオンには隠された秘密があるのです!!
それは、グラックライト(紫外線ライト)を当てると怪しく光るのです。
まさに、これってケイムラですやん!!
ちゃんとライトを当てた状態が見えやすいように、職員さんがサソリをつついて背中がこちらに向くようにしてくれたので、すかさず写真をパチリ!
昆虫館の職員さんも、なぜ紫外線に反応する外皮を持っているのかは不明と説明してくれましたが、理由はどうあれ、まぁ見事にケイムラ発光してくれています。
釣り人(特にソルトのナイトゲームをする人)でないと、そもそもブラックライトを知らない方も多いのではないかと思いますが、そこは普段から使っているので個人的には珍しくありません。
しかし、案の定、他の来館者の方はブラックライトの方に驚いていました (^^;;
ということで、我が家のヘラクレスオオカブトの近況とケイムラサソリの話しでした。
釣りでもケイムラは魚を引き寄せる不思議な力があることが実釣経験からわかtっていますが、その理由については明確な答えをもっていないことに気付かされます。
ケイムラは魚の目では見えているという話しですが、視認性だけで言えば派手なカラーだけでも良いように思えますので、人間の目で見えている状態からはわからない何かが自然界の生き物に影響を与えているということなのでしょう。
サソリだって他の虫などを食べて生きているはずなので、目立てば獲物が逃げてしまう訳ですし、紫外線を受けて光るという意味・必要性には首をかしげるばかり。
まぁ、昆虫の専門家がその理由をわかっていない訳ですから、ド素人の私に理由がわかるはずもありません。
人知では理解できない摩訶不思議が自然界には多いのが面白いですね。
そして、ヘラクレスオオカブト。
甲虫について見てみると、昼間に行動する種は派手な色をしているものが多く、夜行性の甲虫は地味なカラーが多いことに気付かされます。
カナブンやハナムグリなどは派手だったり、メタリックだったりして、人間の目から見れば派手で目立つ色なのですが、実際に自然の中で見ると派手な色の方が保護色だったりします。
カブクワ系でも派手系カラーのニジイロクワガタは昼間によく行動していた記憶がありますし、パプアンキンイロクワガタに至ってはハナムグリにように花や果実を昼間に食していると聞きますので、やはり昼間に活動する種にとっては派手カラーが自然に溶け込み易いのでしょう。
一方で夜に行動する種の色が暗いのは説明するまでもなく、暗い中での保護色ということですね。
因みに、ヘラクレスオオカブトは上翅の色が薄くて派手にも見えますが、湿度の高い状況下では非常に暗い色になります。
高温多湿のジャングルでは、目立ちにくい色になっているということでしょうか?
もしくはメスへのアピールの意味もあるのかも知れません。
ヘラクレスもメスは色が地味なので、オスだけ派手なカラーと言うには目立つかどうかと言う意味以外に理由があるということかと思います。
成虫になってからの寿命が短い昆虫にとっては、自分の子孫を残すことが最大目的なので、そこに答えがあるように感じます。
さて、次のカブクワネタの記事は、オオクワガタの蛹化の報告ができれば
嬉しいなと思っています。
ヘラクレスオオカブトのブリードについては引き続き悩みに悩んで決めたいと思います。
生き物を相手にしますので、安易な見切り発車は自分にとっても生き物にとっても良くないことですから(^^
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