こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回はカブクワシリーズ。
幼虫の菌糸ビンの交換です。
ここ最近、2回記事を書いていますが、今回が最後。
スマトラヒラタ 世子血統 幼虫菌糸ピン交換https://t.co/tG1S3QaazN
— GONTA@fisher (@ryotan2357) March 7, 2021
スマトラヒラタクワガタの【世子(セジャ)】の幼虫が1匹残っていたのですが、その子の交換用菌糸ビンが届いたので交換することにしました。
我が家に来て菌糸ビンに投入した際には一番大きかった子であり、ビン交換で残していた最後の1匹。
まさに最後に希望となる1匹です。
先に交換した2匹に比べてどのくらい大きく育っているのか?楽しみです。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
菌糸の食い上げ具合はちょうど良いほどほど感
この1匹を最後に残したのは、一番菌糸の食い上げ具合が遅かったから。
最初の菌糸ビン投入時に2g台だった幼虫はほぼ菌糸を食い上げており、期待していなかったのに40g台まで成長してくれていました。
スマトラヒラタ 世子血統 幼虫菌糸ピン交換https://t.co/tG1S3QaazN
— GONTA@fisher (@ryotan2357) March 7, 2021
2令でどこまで大きくなるのか?が気になるところではありますが、2gの子は結果的には2令から3令にかけて一気に大きくなったということになります。
また、もう1匹、4g台の子も40g台後半ということで、期待していた50g台には到達してくれませんでした。
ということで、4g台でスタートした今回の菌糸ビン交換の1匹に対しては、期待半分、不安半分でビン交換のタイミングを待っていました。
先にビン交換をした2匹から遅れること約1ヶ月。
DOS(ドルクス オーバーズ ショップ)さんの3250ccの特大菌糸ビンを調達し、満を持してのビン交換となりました。
タイトルにも書いた通り、菌糸の食い上げ具合は行き過ぎ感もなく良い感じでしたし、ビンの外から見た感じではいい感じに大きくなっていた感じでしたが、掘り出してみた結果はどうだったでしょうか?
期待に反して、30g台の個体にビックリ!
さて、まずは入替先の菌糸ビンに穴を開け、幼虫を投入する準備を先に行います。
大きな幼虫である期待から、頑張って大き目の穴を掘ります。
そして、幼虫の掘り出し。
菌糸ビンの下の方で居場所を確保して大人しくしているので、状態としては理想的な状態。
しっかり喰い上げている上部の食いカスを取り除き、幼虫本体に到達。
見た目はなかなかしっかりと育ってくれている感じ。
早速取り出して、ハカリの上に置いてみると!!
何と!!まさかの30g台!!
最低でも40g台後半は行っているだろうと思っていたのですが、全然届いていませんでした(涙)
元々ポテンシャルが無い子だったのか?温度管理が悪かったのか?
経験が全く無いので評価する基準となる情報もありません。
てっきりオスになると思っていた子だったのですが、もしかしてメスになるのかも?
新しい菌糸ビンに投入した後で思い出したのですが、ここで雌雄判別をしておくべきでした。
ここまで大きく育っていれば、腹部の下の方を見ればオスか?メスか?の判別ができます。
次に簡単に雌雄判別の方法を紹介しておきたいと思います。
卵巣とチン線で判断する雌雄判別
では、簡単にクワガタの幼虫の雌雄判別について書いてみます。
まずは3令幼虫にならないと判別は難しいです。
成虫に近づいてくると、成虫として必要な体の器官が作られてくるので、それを基準に判別ができるという理屈になります。
知っていれば簡単なので、判断ポイントを覚えるだけです。
では、まずはメスの判別方法から見ていきましょう。
メスの場合は、お尻側の左右に卵巣が見えるかどうかで判別します。
<出展:ドルクスファーム HP>
写真の部分がオレンジ色に透けて見えるのが卵巣なので、これが見えればメスの可能性が高いということになります。
次に、オスの判別。
まぁ、メスでなければオスなので、メスが確実に判別できればオスなのですが・・・
オスの場合は、腹部の一番お尻に近い辺りに『チン線』というのがあります。
写真の丸の部分ですね。
<出展:ドルクスファーム HP>
ここに線が確認できた個体はオスということになります。
ひとつの方法で識別するだけでも良いかとは思いますが、2通りの方法で判別するのがより正確ということになりますので、覚えておいて損は無いかと思います。
また、体重や頭、顎の大きさなどで判別する方法もあるのですが、こちらはサイズ感の感覚的な要素が強くなるので、あくまでも参考情報と言うことでいいのではないかと思います。
スマトラヒラタ『世子』の幼虫菌糸ビン交換 まとめ
という事で、幼虫の菌糸ビンの交換のお話しでした。
先に交換した2匹も、実は少し苦戦しています。
と言うのも、温度管理がうまくいっていない(少し高温になり過ぎ?)ようで、菌糸ビンの中で結構暴れてしまっており、上部に出てきてのぼせている感じ・・・
気付いて以降は小まめにチェックをしていますが、場合によってはビン交換をしないと蛹化に問題が出るかもしれないので気をつけていかないといけません。
そして今回の交換対象だった幼虫ですが、成長度合いは少し残念でした。
何年もブリードしていているプロの方でも思うようにならないことも多いので、経験の浅い私が苦戦するのはある意味至極当然の話しです。
まずは、無事に羽化してもらえるよう生育状況を見ていきたいと思います。
しかし、大型クワガタの幼虫飼育は大きな菌糸ビンが必要になるので、複数飼育はハードルが高いですね。
プロのブリーダーの方のように、温度を安定させたブリードルームが無いと難しいです。
我が家のクーラーボックス飼育では、現在の飼育頭数が限界です。