こんにちは! NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
8月も終わり、子供達の長い夏休みも終わってしまいました。
大人の私が残念がる話しではないですが、何となく夏休みが終わると『夏が終わってしまった・・・』という少し寂しい気分になってしまいます。
そんな夏休みの最後の日に、飼育中のクワガタの幼虫の菌糸ビン交換をしてみました。
夏休み前(2019年7月10日)にビン交換をしているので約2ヵ月経過というところです。。
★前回割り出しをした時の記事はこちら。
飼育中なのは、自宅にてブリードして産卵から関わっている国産オクワガタの幼虫と、2令くらいで購入して飼育をしているスマトラヒラタクワガタの幼虫。
どちらもしっかり育ってくれていましたが、スマトラヒラタクワガタの幼虫は驚きのサイズになっていました。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
まずは、国産オオクワガタの幼虫の割出し
幼虫の発育状況はほぼ日々確認しており、最初の幼虫割出しの時に明らかにオスと思われた頭の大きな幼虫の菌糸カップがほぼ食い上げられているのが気になっていました。
そこで、今回も『月夜野きのこ園』さんから菌糸ビンを購入して、ビンの入れ替えを行うことにしました。
今回の割り出しで菌糸ビン2本目なので、800ccのクリアボトルを調達しました。
以前にも書いていますが、クリアボトルの方が幼虫の観察がし易く、上手くビンの壁を使って蛹室を作ってくれれば羽化の状況も観察できるので、私は敢えてクリアボトルを探して購入するようにしています。
さて、まずは200ccの菌糸カップを割り出してみます。
子供達が期待の目で見守るなか、少しずつ菌糸を崩していくと~
出てきました!
大きく育った幼虫くん!
最初に産卵床から割り出した時のサイズを考えると、めちゃくちゃ大きく育ったように見えます。
慎重に取り出して~、記録の為の重さをはかってみると~
9.2gでした。
因みに、この子の種親は、阿古谷産オオクワガタの80mmです。
オオクワガタとしては大きい方の個体かと思います。
この重さが大きいのか?普通なのか?ですが、2本目の菌糸ビンに入れて1ヵ月半ほど経過した時の体重が20gを超えている個体は大型が期待できるとのことなので、10月に入った頃に菌糸ビンの食いが良いようであれば、割出して体重計測&ビン交換をしてみたいと思います。
この他の幼虫も、結構菌糸をしっかり食ってくれている子が何匹が居るので、次週末目途でこちらも菌糸ビン交換をしてみたいと思います。
スマトラヒラタクワガタの幼虫は驚きn大きさに!
さて、続きはスマトラヒラタクワガタの幼虫の菌糸ビン交換です。
雌雄判別された状態で購入したのですが、手元に届いた時は小さな幼虫で、雌雄判別が失敗されたのかと思っていました。
しかし、オスだと言うので1400ccの菌糸ビンに入れておいたのですが、ビン投入がGW頃だったので約4ヵ月でほぼ菌糸を食いあげていました。
こちらも恐る恐る菌糸ブロックを崩していくと~
結構フタから近いところでいきなり顔が出てきました。
デカい!!
過去にパラワンオオヒラタクワガタの幼虫を育てたことがあるのですが、随分前の話しで記憶もなかったのですが、改めて外国産の大型種のクワガタの幼虫を見ると大きさに圧倒されました。
とにかく頭がデカイです。
割出されたストレスか?糞を2回ほど出して暴れます。
かわいそうなので、急いで体重だけ測って新しい菌糸ビンに移すことに。
子供達にも手伝ってもらいながら、体重を図ってみると~
49g!!
国産オオクワガタの幼虫が10g弱だったので、体重だけで5倍!!
とにかくド迫力です。
新しい菌糸ビンも、最初と同じ『月夜野きのこ園』さんの1400ccのものを調達していたので、こちらを幼虫が入れるくらいの大きさの穴を掘って、元の菌糸ビンの食いあげカスのオガクズをこすりつけて移し、そこに幼虫を投入します。
白くて、プヨプヨで、ちょっとした傷でも潰れてしまいそうな柔らかそうなボディですが、これがまだ成長途中であることを物語ってくれています。
しばらく様子を見守っていると、元気に菌糸ビンを掘って中に入っていってくれました。
こちらについても、49gが大きいのかどうなのか?ですが、『月夜野きのこ園』さんのスマトラヒラタクワガタの幼虫飼育記事では、2令の段階で52gでかなり大型個体との記載がありました。
★月夜野きのこ園さんの、スマトラヒラタ幼虫の飼育記事はこちら。
今回の割り出しの時に2度ほど糞をしているので、実質体重は50gを超えていたかと思うと、この子は大型の成虫になる可能性が高いことになります。
こちらも期待して育てたいと思います。
外国産クワガタの幼虫の場合は、冬場の低温飼育はダメなので、秋が終わるまでには保温装置を準備したいと思います。
カブクワ日記 幼虫割出しチャレンジ まとめ
ということで、久々のカブクワ日記でしたが、いかがだったでしょうか?
昆虫が苦手・嫌い、という方には申し訳ない内容ですが、男子ならこういうの好きな人が多いよね?と思っています。
生き物相手であることと、昆虫の幼虫は気温の影響を受けやすいので、何かと時間もかかるし気も遣うのですが、手間暇かけてもちゃんと育ってくれると嬉しいものです。
カブクワのような甲虫の場合は、蛹になってから羽化する段階でのハードルが高いので、上手く成虫になってくれない個体も出てきますし、羽化には成功しても体に凹みなどができてしまったり、上翅が開いてしまって見た目の恰好が悪くなってしまったりと、簡単には思い通りの結果が得られないことが多いのですが、それもまた自然相手の面白さだと思っています。
私の場合は、少しでも飼育ミスが起こらないよう、ネットなどで情報を収集するようにしています。
釣りも一緒ですが、経験者の話しやコツを聞くのが一番間違いなくて早いですからね。
せっかく情報が得やすい時代に生きているので、最大限情報は活用したいものです。
ただし、情報については正しい情報を選択することも大事だと感じさせられることが最近ありました。
子供が見ていたYouTubeで、どこぞの親子さん(親子YouTouber)がクワガタの産卵セットと幼虫飼育を紹介していました。
まず、クリアケースに発酵マットを敷くまでは良かったのですが、加湿もしていないカラカラの産卵木を樹皮も剥かずにおもむろにケースに入れて、その上からまた発酵マットを入れて産卵木を完全に埋めてしまい、そこに成虫のペアを入れようとしていました。
ノコギリクワガタ系はマット産みするくらいなので、完全に産卵木を埋めてしまうのはアリなのですが、恐らく投入しようとしているペアのクワガタは国産オオクワガタ。
国産オオクワガタは産卵木に卵を産む種なので、産卵木は最低でも半分くらいはマットの外に出しておくべきなのですが・・・
これでは産卵、上手くいかないのでは?と思って見ていると、なんと『オスが死んでる・・・』というオチに~
これだけでも十分な悲劇なのですが、更に動画では悲劇が続きました。
産卵セットの中に、準備していた幼虫をそのままブチ込んだのです。
ヒエ~~、クワガタの幼虫は菌糸の浸透したホダ木や枯れ木の中で育つので、発酵マットに放り込まれても育たないのでは??
カブトムシの幼虫はこれでいいのですが、クワガタの幼虫はこれではダメなんですよね。
細かい話しをすると、ンコギリクアガタやツヤクワガタ系の幼虫はマット産み(発酵マットに産卵する)ので、マットでも育つのですが、それでも発酵マットはかなり加圧しておいてあげないといけないはずです。
この動画を見て参考にし、同じようにする人がいるかと思うと、ちょっとゾッとしました。
情報発信が誰でも簡単にできる時代、発信する側も受ける側も、情報を見極める目が問われる時代だなと思った今日この頃でした。