こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、今回はYouTUBEで見た動画をネタに記事にしたいと思います。
ネタはズバリ!【シマノ DCブレーキリール】
今年はデジタルコントロールリールとしてダイワのIMZが話題をさらっていっている感じがしますが、村田基さん曰くは『次元が違う』とのこと。
しかし、試投動画などを見ていると、DCリールと遜色ない飛距離を叩き出しているものも散見されるので、それなりに完成度は高そうですが、果たして真相はどうなのか?
で、今回はシマノさんのDCリールに注目して記事を書いてみたいと思います。
シマノさんのDCリールはかなりの歴史を持っており、アンタレスを筆頭にコンクエストやスコーピオンなどいろんなレベルのリールにもDCを展開済です。
なので、『DCリールの感覚を味わってみたい!』というだけなら、2万円くらいのリールからDCブレーキを体感することができます。
しかし、ひとことでDCリールと言っても、世代やバリエーションが多く、アンタレスなどに搭載されている【4×8システム】を最高峰として、現行モデルでは【idc-5】【idc-4】などを搭載したリールもラインナップされています。
種類が多くなってくると、これまた釣り人的にはどれが良いのか?悩むところ。
ということで今回は低価格ハイコスパ版~中盤機種のDCリールをいくつかピックアップし、それぞれの特徴や良し悪しを書いてみたいと思います。
【4×8システム】が良いのはわかっているのですが、そこまで高性能ブレーキでなくても実釣に十分耐えうるリールがいろいろありますので、”買うならどれがいい?”という観点でまとめてみたいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
低価格帯 SLXシリーズにて2機種を比較
では、まずは低価格帯の製品で手を出し易い機種から見ていきたいと思います。
2019年に彗星のごとく日本の釣り具市場に登場した【シマノ SLX MGL】
当時は1万円台で買えるリールにてMGLスプールを体験できるということで、リリースされた後にかなり話題になりました。
かく言う私も漏れなく購入して使ってみましたが、細かいところに欲を出さなければ十分過ほど使えるリールと言って問題ないと感じました。
そんなSLXですが、すぐにアメリカで投入されたDCモデルが日本市場にも投入されました。
日本でのリリース前にアメリカでリリースされたモデルは”150番台”のサイズであり、私も購入してみましたが、この時期としては型落ち?となる【idc-4】が搭載されており、DCリールと言うことで少し価格が高かった為に、満足度的にはあまり高い製品ではありませんでした。
巻き心地と言った使用感の面では、USAモデルの割には?スムーズではありましたが。
しかし、すぐにJAPANモデルとして2020年に投入された【SLX DC】はMGLモデルと同じ”70番台”のサイズであり、ブレーキも含めた全体の使用感としては”150番台”より遥かに使い易いとの評判でした。
そして、更にSLXシリーズへのDCリール投入は続きます。
2022年に登場した【シマノ SLX DC XT】は、ボディのデザインも従来の角ばったそれまでのSLXシリーズのリールとは異なり、メタニウムやスコーピオンに似たロングノーズっぽいデザインとなり、見た目もかなりかっこよい製品になっています。
XTということで、【SLX-DC】が2万円ちょっとで買える価格帯なのに比べてひとまわり高い2万円中盤の価格帯のリールではありますが、ブレーキシステムが【idc-5】と言うことで、一歩進化したブレーキシステムが搭載されています。
また、スプールも注目で、【MGLスプールⅢ】が搭載されているので、キャスト性能も改善しているようですし、ギアも【マイクロモジュールギア】が搭載されているので、アンタレスやコンクエストのような”ヌメヌメ感”は期待できないまでも、巻きの向上がされているのも高い評価を受けているポイントかと思います。
ただ、リールのサイズが70番台なので、ラインキャパシティについてはどうしても少なくなってしまいます。
7g~20gくらいの中盤&ノーマルなサイズ感のルアーをメインで使うアングラーさんには問題は出ないので、使用用途をしっかり見定めればバリューの高いリールではないかと思います。
スコーピオンDCが合う利用シーンは?
続いてピックアップするのは【シマノ 21スコーピオンDC】
スコーピオンDCは、ひと世代前のモデルとして2017年にリリースされていますが、カラーがブラック(焦げ茶色?)です。
17スコーピオンDCは、タケ師匠が釣り場で拾った?(琵琶湖で水没していたタックルを釣り上げた時についていたと聞いてます)ものを使っており、使用感などを聞いたことがありますが、水没していたリールなのにメッチャ飛ぶそうで、なかなか優秀であることは間違いないと思います。
21スコーピオンDCはシルバーベースにスコーピオンの赤の差し色が使われており、かなり見た目が変わっています。
ラインガイドの下の部分がブラックなところは、個人的にはシルバーで統一してもらった方が良かったかな?とは思いますが、全体的な印象としてはスパルタンで引き締まった感じが好印象を受けるリニューアルになっていると思います。
また、ギア部には【マイクロモジュールギア】が採用されており、巻き心地については明らかにレベルアップを果たしています。
スプールにも、最新のMGLスプールでは無いながらも、軽量でキャスト性能に大きく貢献するMGLスプールが採用されている点も評価できるポイントです。
DCブレーキも重要なPOINTですが、2万円台のリールにして【idc-5】を搭載。
ここは【シマノ 22SLX DC XT】と同じですが、ブレーキ設定の細かさなども踏まえると、今買うなら【idc-5】搭載機が良いというのは断言してもいいと思います。
リールのサイズとしては、”150番台”のリールになりますので、16lbのナイロンラインが100m巻けるサイズ感なので、太目のラインを使って遠投などもする陸っぱりメインのアングラーさんであれば、先ほど紹介した【シマノ 22SLX DC XT】よりは【シマノ 21スコーピオンDC】の方がマッチ度は高いと思います。
ソルトでベイトでシーバスを狙いたいという方にも、やはり【シマノ 21スコーピオンDC】の方がいいかと思います。
また、見た目の観点でも、スコーピオンのロッドに合わせるのであれば、この【シマノ 21スコーピオンDC】の方が相性が良いのは間違い無いかと思います。
2万円台のDCリール比較 まとめ
と言うことで、高性能ブレーキシステムのDCリールを搭載しつつ、比較的購入ハードルの低い3機種について比較してみました。
ダイワのIMZも良いとは聞きますが、10万円出すか?となると、その価値については悩むところですね。
YouTubeで橋本卓哉さんが『値段のことは気にしちゃダメ!』と言っていますが、気にせず買える方は是非買って使ってみてください、という感じです。
やはり、庶民的には趣味に割けるお小遣いも限られている中で、どうしてもコストパフォーマンスを求めてしまうのは仕方ないことかと思います。
そして、今回の記事のまとめですが、バス釣り中心でビッグベイトなどはあまり使わないという方であれば、【シマノ 22SLX DC XT】をおススメしたいと思います。
リールの自重も軽いですし、M~MLクラスのロッドとの相性は間違いなく良いと思います。
一方、シーバスやロックフィッシュ、ショアジギなどをする機会が多い、またはバス釣りでも1/2oz以上のルアーしか使わない(セコ釣りはしない)という方であれば【シマノ 21スコーピオンDC】がおススメと言えます。
”150番台”のリールとして、モノフィラ系なら16lbという太いラインが100m巻ける訳ですから、アマゾンにでも行かない限りほとんどのルアーゲームをカバーできますし、PEラインの記載はメーカーHPにはありませんが、PE2.0号を150mは間違いなく巻けると思いますので遠投する釣りでも全く心配は無いかと思います。
糸巻き量に拘る村田基さんがプロデュースしているので、ここは間違い無いかと思います。
SLXも、DC XTについてはカラーもデザインも独自性が少し薄れてきているし、ボディの樹脂感もあまり感じないので、好き嫌いの問題は無くなってきているように思います。
以上、庶民に手が届くDCリールの比較結果でした。