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【タックルメンテ】ラインローラーとドラグのメンテ

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

前回の記事でもライトゲーム最盛期突入というところをお伝えしたところですが、最盛期になる前に今一度タックルのメンテナンスをしておこうと、久々にリールのメンテナンスをしてみました。

過去にもリールメンテナンスの記事はいろいろとアップしていますが、改めて簡単にできるメンテナンスの一部をご紹介してみたいと思います。

ちょっとの手間で、その後の釣りが快適に展開できるのは間違いありません。

ラインローラーはライントラブル回避のメインポイント


まずはラインローラーです。

ラインローラー自身への拘りもあり、【M.T.C.W. ラインローラー零】を導入していますが、最近メインで利用している【シマノ 16ストラディックCI4+ C2000】についてはノーマルのラインローラーで使っています。

ラインローラー部を分解すると、こんな感じです。
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この機種はラインローラー部がボールベアリングと一体構造になっていますが、良く見るとボールベアリング部はオープンになっています。

いわゆる『コアプロテクト ラインローラー』では無い感じです。

まずはボールベアリング部の洗浄と脱脂から実施します。

【ワコーズ パーツクリーナー】でボールベアリング部の徹底洗浄。

その後【ヘッジホッグスタジオ ベアリング エアーダスター】で乾燥させます。
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この状態だと、分解直後にベアリングチェッカーで回転のチェックを実施した時と比べて明らかに軽やかにボールベアリングが回転してくれます。

手で回すと”シャー”と音を立てて回転する感じ。
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一見これで良さそうに見えますが、これでは海水の侵入など耐久性面で問題が残ります。

なので、ボールベアリング部用のオイルを注入します。

ここについては、少し前に【アースフィールドフィッシング】さんから頂いたCNTリキッドを使うことに。

ナノレベルのカーボンノ粒子がボールベアリングの表面に吸着し回転性能を向上・維持してくれるという潤滑油になります。
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数滴をボールベアリング部に垂らします。

ボールベアリングの開口部が非常に狭くて小さいので注油も結構難しいのですが、この製品はオイル注油口が非常に細く作られているので、細かい作業も難なくこなせます。

注油をしたら、後は丁寧にラインローラー部を組み戻していきます。

最後に、ちゃんとラインローラーが軽い抵抗でも回っているか確認できれば無事終了。

ラインローラーがしっかり仕事をしてくれないと、ラインのヨレがすぐに酷くなるので要注意です。

地味なポイントではありますが、ラインローラー部のメンテは結構大事だと思います。

ドラグ部はメタグリスでチューンナップ


さて、次はドラグ部のチューニングです。

ライトゲームの中でも特にアジングはドラグの性能に釣りの快適性を大きく左右される釣りだと思います。

伸びの少ないエステルラインなどを使う為、急なテンションでもラインが切れないようにドラグは緩めが基本ですが、かと言ってスカスカなドラグでは魚も浮かせることができません。

ここで活きてくるのが【サーティフォー 34 メタグリス】です。

この製品については過去の記事でも詳しくアップしているので詳細は書きませんが、ウレア系100%なので、シリコン素材などが入っていることもなく粘りが非常に安定しているので、ドラグが緩めでも逆転時の負荷は粘り強くかかり続けてくれて、抵抗して走る魚の体力を自然に奪うことができるという特徴を持っています。

ドラグ部のメンテンスについては、まずドラグワッシャーとして装着されているフェルト部の脱脂から開始です。

バネピンを外してドラグ部をバラすと、結構黒く汚れたドラグワッシャーが出てきました。
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これを、先ほどのラインローラー部のメンテでも使った【ワコーズ パーツクリーナー】で脱脂&洗浄を行います。

パーツクリーナーを吹きかけてはキッチンペーパーでアルコール分を除去する作業を数回繰り返します。

汚れの酷い部分は特に何度も繰り返しパーツクリーナーを吹きかけて洗浄します。

綺麗に洗浄が終わるとこんな感じで、真っ白なフェルトになります。
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後は、ここにメタグリスを塗布して終了。

あまりべたべたに塗布するとはみ出るので良くないとは思いますが、あまりシビアに気にすることなく軽くサラっとメタグリスを塗布します。

写真では少しわかりにくいですが、ドラグワッシャーにメタグリスを塗布してスプールに装着した状態です。

最後にスプールの内側についたメタグリースを簡単にふき取って作業は完了。

後は、パーツを元通りに戻してバネピンでドラグ部を固定して終了です。
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ラインローラーとドラグのメンテ まとめ


と言うことで、釣りに行かない時間でのリールメンテナンスのお話しでした。

これらの作業は、やらなくても釣りは十分にできる、というものです。

ただ、ラインローラーの性能を上げておけば、釣行時にライントラブルで釣りの時間が奪われるストレスを回避することができますし、ドラグ性能のチューンナップはより確実に魚を手元へ取り込める確率を上げてくれます。

ちょっとの違いではありますが、その差の積み上げは結構大きな違いとなって表れてきたりするものです。

また、これらリールのパーツの状態を定期的に見ておくことは、その後のメンテナンスのタイミング把握にも役立ちます。

ラインローラーであれば、釣行を重ねることで汚れなどがたまっている状態を確認できますし、ドラグワッシャーについても一旦綺麗に掃除したものが、どのくらいの期間で黒く汚れてくるのかを知ることができます。

それによって、より的確なメンテナンスタイミングを知ることができるようになると思います。

たかが、メンテ。されど、メンテ。

釣り場で重大なトラブルに見舞われるリスクを低減させる為にも、是非、ご自身のタックルの状態を自分の目で見ていただければと思います。

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