こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
10年に一度の規模と言われる寒波の影響で、道路だけでなく公共交通機関もダイヤが乱れまくりで大変ですね。
外を歩いていても、手袋をしていないと5分も歩けば指先が痺れてくるほどの寒さ。
皆さんも残雪や凍結路面などで転倒などして怪我をされませんようご注意ください。
毎年積雪がある地域はまだしも、太平洋側の都市は本当に雪に弱いと改めて痛感させられました。
ということで最も寒くなる2月に入っていきますが、1月に既に東京では『釣りフェスティバル2023』が1月20日~22日で開催されました。
既にYouTubeなどでもいろいろ情報が上がっていますが、フェスにおける個人的な今年の注目株はダイワのリールになります。
スピニングリールもいろいろとNEWアイテムや既存製品の追加版リリースなどがありますが、ベイトリールで”ヤバイ”リールが登場しています。
ダイワもとうとう!と言うか、やはりと言うか。
そう、デジタルコントロールリールの登場です。
機能も驚きの機能が満載ですが、値段も驚きです(笑)
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
ダイワのデジコンリールは充電式
まず、デジタルコントロールリールと言えば、シマノのDCシリーズの独壇場でした。
シマノのDCリールはキャストをする際に回転するスプールを利用して発電する仕組みになっています。
なので、釣場で最初のキャストはデジタルブレーキが利かないので少し注意が必要でした。
このような先発のシマノのDCリールに対抗して市場投入されるのが、【ダイワ IMZ リミットブレイカー TW HD-C】になります。
こちらのリールはTYPE-CのUSBケーブルを使って充電する方式になっており、充電残量ゼロの状態からフル充電するには90分ほどかかるようですが、30分充電すればおおよそ1日の釣行はクリア可能ということです。
USBケーブル経由での充電ですので、モバイルバッテリーでも充電できますし、車載のUSBポートを使って移動中に充電することも可能。
電気を使うと言いつつも、釣のフットワークを妨げないことが意識された仕様になっていると言えるかと思います。
スマホとの連動機能がダイワっぽい!
リールそのもののスペックなども気になりますが、それは後回しにしたくなるほど、目新しい機能が強烈です。
ブレーキシステムは、シマノのDCシリーズのように、標準のモノフィラメントライン向けのセッティングから、PEライン向けモード、遠投向けモード、逆風向けモードなどとそれほど目新しいものはありません。
ただし、外から見てどのモードが設定されているのかが一目瞭然になるよう、モード毎に違う色で知らせてくれるLEDが付いています。
また、この機能を利用する為に、スマホと連動させるところが非常に画期的です。
『DAIWA CONNECTING-SYSTEM』として、スマホに専用のアプリをインストールすると、Bluetoothを利用してスマホとリールが連携できるようになっています。
工場出荷時には、上記の”スタンダードモード”だけですが、インストールしたスマホと連動させることで、3種類のモードを追加することができます。
今は3種類ですが、今後もブレーキモードが追加される予定とのことで、リール本体を替えることなくアップグレードが適宜可能という面白い設定です。
その他、リールの利用状態やキャストの実績をスマホで確認できるようになっており、飛距離などもスマホにて確認できるようです。
いつ使ったのか?どのくらい飛んだのか?がわかるだけでなく、モード別の飛距離なども確認できますし、使用した日の情報に釣行情報も追加できるようで、自分だけの釣行ライブラリを作り上げることができるという優れもの。
これで、昨年の同じ時期にどんな釣りをして、結果がどうだったのか?が確認できるのは大きな財産になりますね。
シマノさんと違い、とことんデジタルの活用に振り切っているところがダイワさんらしいと感じるところです。
リールの機能が後付けでバージョンアップしていくという、これまでにない画期的なリールが【ダイワ IMZ リミットブレイカー TW HD-C】になります。
基本的なスペックもチェックしておきましょう
では、次にリールそのものの基本的なスペックと価格についてチェックしてみたいと思います。
まず、リールの”造り”に関するところについては、最近のダイワさんの売りである『ハイパー・ドライブ・デザイン』を当然のように採用。
また、ボディの形状については、STEEZやジリオンなどではなく、【ダイワ Z 2020】を継承しているように見えます。
重量やギア比、糸巻き量などは以下の通りで、糸巻き量や重量などからも【ダイワ Z 2020】と同じであることが確認できます。
ただし、ギア比については、【ダイワ Z 2020】が『7.2:1』であるのに対して、【ダイワ IMZ リミットブレイカー TW HD-C】は『8.4:1』と更にハイギア仕様。
ハンドル1回転で100cm巻き取れるので、ラインスラックの回収やデイゲームでのハイテンポな釣り等で優位性を発揮してくれそうです。
リール重量については、【ダイワ Z 2020】が265gに対して、【ダイワ IMZ リミットブレイカー TW HD-C】は250gと大差無し。
アンタレスDCが235gであることを考えると、250gは実釣において余裕で許容範囲と言えるかと思います。
そして、気になる価格ですが、目ん玉飛び出る『125,000円(税抜)』
まぁ、YouTubeでも村岡さんが『新しいことをやる時は思い切りが必要!』と言われていましたが、まさに高過ぎて売れ無さそうだから出さない、ではなく一度マーケットに出してみて反響を知ることが大事だと思います。
私はとても手が出ませんが、ステラやイグジストが飛ぶように売れる現実を考えると、このリールはかなり売れると思います。
気になるシマノのDCシリーズとの飛距離比較
そして、このリールのリリースを知ると気になるのは、やはり【シマノ アンタレス DC & DC-MD】との比較かと思います。
見た目の好みはいろいろあるかと思いますが、比較という観点では一番わかりやすいのが飛距離ではないでしょうか?
これについては、私のアプローチできた情報レベルでは『村上晴彦さんが100mキャストを既に実現している』となっています。
昔から遠投技術については絶対的なものがある”村上様”ですし、一誠からリリースしているPEラインでのロングキャスト特化型スプールを使っても100mキャストを実現されているので、誰でも100mキャストができる訳ではないかと思いますが、38mm径のスプールが採用されていることを考えると、100mキャストの実現は基本性能の高さを証明していると言って過言ではないかと思います。
因みに、YouTubeでは、”ダウザー俺達”こと秦さんが『DCで120mくらいは飛ばせる』と言っており、村上さんと遠投勝負したいと言っておられました。
個人的には非常に気になるところです。
ダイワ IMZ リミットブレイカー まとめ
と言うことで、取り急ぎ【ダイワ IMZ リミットブレイカー TW HD-C】についてピックアップしてみました。
とうとうダイワからデジタルブレーキが出たか!と言うところですが、ダイワさんはデジタルブレーキに行かないと思って長らく見ていただけに、少し違和感と言うか残念さを感じるのは私だけでしょうか?
ダイワはアナログなコントロールで究極を攻めきると言うイメージだっただけに、今回の新製品はかなり驚きを感じています。
IMZはあまりに高価なリールなので、軽い気持ちでチャレンジできないのが残念ですが、試投会などがあれば是非参加したですね。
いずれにしても、従来の枠から飛び出して新境地に挑戦するのは大事なことだと思いますので、IMZが市場に受入られ、中堅機種→廉価版に展開されていくことを期待します。
スマホアプリとの連動なども、まさにこれから【釣り×デジタル】を牽引する重要な要素ではないかと思いますので、出始めて言うのも何ですが、今後に期待が膨らむNEWSだと思っています。