こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONAT です。
週明け早々の震災でいろいろとご不便された方も多いかと思いますし、震災の被害に合われた方につきましては、私ごときが何も言えないのですが、ご冥福をお祈りいたします。
かく言う私も震災地域の住人であり、朝のまどろみは地震の揺れによりかき消されてしまいました。
私については幸いにも甚大な被害があったエリアからは少し離れておりましたので、ほぼダメージを受けることなく済んだのですが、ニュースを見て、北摂地域の被害状況には驚かされました。
本当に、地図でみるとほんの少しの差と言っても過言ではない状態だったのですが、その差があまりに大きくて驚きを隠しきれませんでした。
仕事があるので出勤しないといけないと思い、在来線は動いていないことから、一度は車で会社に向かったものの、あまりにも道路が混んでおり、最寄の橋をひとつ越えるのにも1時間を要したことから一旦家に戻って仕切り直しとなりました。
ニュースを見つつ、本来なら不要不急の仕事でなければ休んでいたところですが、この日は行かないといけないところがあり、午後になって阪神高速が再開したタイミングを狙って出勤することにしました。
高速道路は再開直後だったので、渋滞にも遭わず、無事に仕事は片付けることができたのですが、比較的早くに仕事が終わってしまったので、釣りに行くかを迷いました。
と言うのも、この日はまたもやネットを忘れてきてしまっていたからです。
チニングにおいては、ババタレ級の小型が掛かる可能性はゼロではないにしても、この時期はほぼ大型の釣果がメインとなる為に、ネットが無いと結構厳しいのです。
しかし、道具の不備を嘆いても何も進まないのでだ、ダメ元で釣り(チニング)に行くことにしました。
さて、いつものタックル【リップルフィッシャー リアルクレセント ベイトモデル RC-67】にPEライン0.2号のセットでポイントに入りました。
この日は完全にチニングがターゲットですが、大型がかかると取り込めないというジレンマを抱えつつ、程よい魚が掛かってくれることを祈ってスタートフィッシング。
一応、リーダーは太目が心強いということで、フロロカーボンラインの6lbをセットしました。
最初のリグは【ルーディーズ メバダートヘッド 1.0g】に【ジャッカル ちびチヌ蟹 1in】。
空を見ると雲行きも怪しく、できれば早く勝負をつけて撤収した方がよい感じです。
まずは近場の明暗ポイントにて、堤防の影に付く個体を狙います。
ムラはありますが、なんだかんだで比較的高確率で魚が付いているポイントなので期待を込めて調査します。
気圧も下がっているので、浮いている魚がいるかもしれないと思い、少し浅い上の方のレンジから丁寧に探っていきますが反応無し。
矢引きくらいの幅のイメージでレンジを刻んで少しずつ深い場所を狙っていきます。
一番期待値の高いレンジも何事もなく通過し、ボトムも近いしそろそろダメかな~と思っていたところで、何かに引っかかったような手応えが伝わってきました。
ロッドをサビく手を止めて様子をうかがうと、ロッドティップから生命感が伝わってきたので、そのまま一気にフッキングに移行。
待っても離さなかっただけあり、食い込みは良かったようでバッチリフックアップ。
直後の走りではあまり大きさは感じなかったのですが、水面に上がってきたところで釣られていることに気付いたのか急に猛反撃を始めました。
ベイトタックルなので、スプールを指で押さえてラインが出される量を最小限に抑えつつ、水面まで浮かせて空気を吸わせておとなしくなるのを待つことに。
とにかく、ネットが無いので持ち上げることができなければどうしようもありません。
魚さえ大人しくしていてくれれば、抜き上げに成功する確率もアップします。
何度か突っ込んで抵抗するキビレをなだめすかしてラインを掴み、い
ざ緊張のランディングに・
そっと持ちあげると上がってきてくれるので、そのまま抜きあげると
プッツン!!
リーダーとの結び目で見事にラインブレイクしてしまいました。
残念。
もしかしたらこの1匹で満足して帰ることができていたかもしれないのに~~
まぁ、その甘い発想が見透かされたのかも(涙)
落ち着いてリーダーを再結束し、少しポイントを変えて釣りを続行することにしました。
移動した先では、もう一度だけ、心残りになっていたメバルを狙ってみようと言うことで、【ルーディーズ メバダートヘッド 1.0g】に【メジャークラフト パラワーム ふぉーる虫】を使ってみることに。
沈めるとチヌ・キビレが食ってきてしまうので、徹底的に浅いレンジに絞って狙ってみることにしました。
すると釣りを再開して間もないタイミングで
グッ!
とロッドティップに重みが乗るような違和感が?
浮きゴミに引っかかったのか?と軽く引っ張ってみると
グググッ!
と魚が走る生命感が!
即フッキングをしましたが、敢え無くすっぽ抜け!
あそこまで生命感が伝わってきながら乗らないとは・・・
フックアップはしていませんが、ほぼバラしたに近いので、少し移動して仕切りなおすことに。
バイトの手応えがあまりに曖昧だったので全く魚種の見当がつきませんでした。
レンジ的にはチヌ・キビレの可能性は低いのですが、過去にもメバルをド表層で狙っていてマチヌがヒットしたこともあるので何とも言えません。
ハイトの主がメバルであることを祈りつつ探っていくと~
コッ!
即フッキングすると、水面でバチャバチャ~~
そしてその直後にフックオフ・・・
フッキング後の跳ね具合からすると、シーバスっぽい??
しかし、表層狙いなので、メバルでも跳ねることがあるのでわかりません。
往生際が悪いと思いつつ、信じるものはなんとやら、という経験も何度もあるので、実際に魚が釣れるまでは信じてやり通すことに。
明らかに魚が反応しているというのも事実なので。
そして運命の瞬間が!!
横の動きを中心にしつつ、時々止めてフォールもさせて探っていくと
コンッ!!
心の準備ができていたので今度はフッキングに成功。
しかし、次の瞬間一気に引き込まれるロッド。
とっさにリールのクラッチを切って対処すると、ズルズルズル~とラインが持っていかれます。
もしやボラ??
と最悪のシナリオを想像しますが、すぐには正体がわかりません。
引き的にはシーバスのような~~
でも、首を振っていないような、いるような??
なんとも言えない感じですが、無理をすればラインはあっさりと切れてしまいそうなので、ほどほどにプレッシャーはかけつつ、走った時にはラインを出すという感じで、イナシイナシで浮かせます。
何とか水面近くに浮いてきてくれたのですが、水中でイヤイヤをしている魚はどうもエラを開いている感じがします。
と言うことはシーバス??
その後も、2度、3度潜られつつ、ようやく大人しくなってきて浮いてきてくれました。
しかし、問題はランディングです。
明らかに重い。
全くお手上げのサイズではありませんが、抜き上げで切れそうな雰囲気がムンムンします。
先ほどはラインを手で持って持ち上げることでラインに対するクッションが皆無になったので切れた可能性もあり、今回はロッドで持ち上げてみることに。
スプールはしっかり押さえていないと余裕でラインが出てしまうので、スプールを程よい?力でホールドしつつ、ゆっくり持ち上げてみることに。
水面から魚体が出るほどにロッドには重みが~~
きゃ~~、切れる~~~
心の中で叫びつつ、そ~~っと持ち上げてみると、持ち上がっている??
暗くてわからないのですが、ライトを照らして魚に暴れられると100%アウトなので、折れそうにしなるロッドをバット部辺りで支えつつ抜き上げ~~
なんと!!奇跡的に抜き上げ成功!
同じことが2度成功するかは自信が無いほどのギリギリのラインでの成功だったと思います。
サイズは水中で見えていた感じの通りで50cm無いくらいだったのですが、ベイトをしっかり捕食しているのか?とにかくコンディションが良い個体で重さは通常期の2割増しくらいの感じでした。
久々のシーバスですが、そんなことよりもライトタックルで獲れたことに対する満足度がハンパ無い!
おそらく、このタックルでネット無しで獲れたサイズとしては、記憶の範囲ではMAXサイズ。
ラインもよく持ってくれましたが、ロッドがこの魚を持ち上げても問題なかったことには感動ものでした。
しばし、魚体に見とれつつ写真をパチリ。
フッキングしている場所も上あごの固いところの一番端っこに掛かってくれていました。
これでラインが歯に擦れることもなく、数度の突っ込みでもラインブレイクせずに済んだ感じです。
この魚をリリースして、釣りを再開しようとした時に、目の前で怪しく小さいライズが見えました。
今度はメバルかも??
期待を込めてライズしたゾーンにキャストをしてみると、すぐに答えが返ってきました。
コンッ
!!
プルプルプr~~
パチャ~~ン
またシーバスです。
今度はラインの心配無用のサイズだったのでとっとと抜き上げ~~
これで複数匹ゲットできたことと、シーバスにはこの日のリグが効果があることが確認できたので、この日はここでストップフィッシングとしました。
ふぉーる虫はメバル用に準備したのに、メバル以外で活躍してくれました。
片づけている時に雨がパラパラ降ってきたので、ちょうど良いタイミングでの撤収でした。
と言うことで、見事に本命は逃しましたが、思わぬ形でタックルの限界チェックができて面白い釣行となりました。
今回の釣行では、釣果の有無よりもタックルの強度確認ができたのが大きなメリットでした。
過去、シーバスフィッシングをメインにしていた時には、こんなに細いロッドでシーバスが取れるなどとは想像もしませんでしたが、いろんな釣りをしてみると、いろんな可能性の扉が開かれるのが面白いですね。
50cm弱のサイズのシーバスの重さを測ったことがありませんが、ブラックバスであれば2kgあるかどうかというくらいでしょうか?
6lbクラスのラインであれば計算上は2,700gまでは耐えるはず。
しかし、実際には結び目などもある話しなのでラインの強度はMAXまでは出せていなかったはず。
なので、今回のラインシステムとしては限界ギリギリであったと言えるかと思います。
そこをサポートしてくれたのがロッドと言うのもまた事実だと思います。
ラインを持つと遊びが無くなるというのは良く言われる話しです。
バスフィッシングなどでは、ハンドランディング時にラインをもって魚を手繰り寄せることはあっても、最後はアゴなりボディを持ってランディングするのでラインに直接負荷をかけるようなことはほぼありません。
それに比べるとソルトゲームの場合は抜きあげることが多いので、ラインにはかなり過酷な条件を課していると言えるかもしれませんね。
とにもかくにも、2kg前後の加重をゆっくり課しても破損する危機感を感じることもなかった【リップルフィッシャー リアルクレセント ベイトモデル RC-67】の強さは本物です。
リップルフィッシャー リアルクレセント【Bait-Model】
ナノアロイをまとったこのブランクス。使い込む気になってきました (^^