アジング

【アジング】ベイトタックルでアジング

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

さて、今回はようやくとなりますがベイトタックルでのアジングにチャレンジしてきました。

ベイトタックルでのアジングは初めてではないものの、以前に使っていたタックルでは快適にアジングをできなかったことからしばらくベイトアジングから離れていました。

しかし、ここ最近、なかりベイトアジングも注目を浴びてきているところなので、久々に交戦してみることにした次第です。

ベイトアジングについては使用するタックルの性能やバランスが釣りのしやすさに大きく影響するところですが、どこまで快適に釣りをすることができたのか?

ベイトアジングに関心のある方は、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

ベイトタックルの強みを活かしてフロートリグも検証

さて、とりあえずベイトタックルの釣りがどんな感じになるのかわからないことと、どうせ釣りをするなら魚が釣れる方がいいかな?ということで、ある程度水深のあるエリアを行先に選択しました。

ちなみに、タイドグラフの状態としては朝から昼にかけての上げ潮ということで、ある程度潮の動きはある状態です。

ベースのタックルは【Fishman Beams inte 64UL】をロッドとして選択。

リールは以前から愛用している【TSURINOYA ダークウルフ KF-50SL】を使用。

理想はアルファスAirなんかを使えればいいかとは思いますが、そこまで準備する資金の準備ができなかったことと、ダークウルフも仕様的にはアルデバランに迫る性能があると考えているので、このタックルセットにしました。

まずはどの釣りをしようかと考えましたが、キャストのし易さを考慮してフロートリグから開始することにしました。

ちなみに、写真の仕掛けの通り【ジャングルジム 飛バッシュ】にジグヘッドをセットしたのですが、最初はダイビングモデルを使ったのですが3投目で高切れにてロスト。

ラインは【東レ ソルトライン スーパーライト PE】の0.3号を使用して、リーダーは5ヒロほど使ったのですが、キャストの中盤にてラインが詰まり切れてしまいました。

やはり、ベイトタックルのリスクはありますね。

と言うことで、改めてフローティングタイプの”飛バッシュ”に1.0gのジグヘッド、そして【一誠 issei バルキースパテラ 1.8in】をセットにしてみました。

横風が3m前後ある感じでしたが、このリグであれば全く問題なく遠投(中投?)できることが確認できました。

まぁ、フロート+ジグヘッドで12gくらいはある状態なので、当たり前と言えば当たり前ですが、広く探る釣りがしたい場合には全然問題なく使えることは確認できました。

ベイトタックルでジグ単の釣りがどこまでできるのか?を検証

ある程度釣り込んでみましたが、残念ながら魚からの反応は無し。

サバくらい回遊してきてくれればと思ったのですが、魚を釣ることはここで諦めてベイトタックルでの検証に重点を置くことにしました。

重量のあるリグは投げれることが確認できたので、肝心のジグ単の釣りを試してみることにしました。

まずは無難に2.5gのジグヘッドから。

これは冬のボトムロックで使ってみようと思っていたリグになります。

ダートヘッドに【オンスタックルデザイン マナティ38】のセット。

このリグであればキャスト方法に一切気配りをする必要なく快適に投げることができました。

ベイトタックルの操作性の良さとの相性も抜群で、水深のあるエリアでもボトムを感知できますし、実釣機能はバッチリという手応えでした。

次に、一気にアジングの実釣を意識して1.0gのジグヘッドに”バルキースパテラ 1.8in”をセット

リグ全体の重さは実質1.5gは超えていると思われます。

このリグでキャストしてみると、サイドキャストではリグが狙った方向から左の方へズレて飛んでいきました。

やはり、スプールの回転の立ち上がりに対してリグが軽過ぎることが確認できました。

少しオーバースロー気味に投げるとキャストの方向性は改善できますが、風が強いと大きく影響を受けてしまいます。

何度かキャストをしてみて慣れてきたところで飛距離をザクっと確認してみることに。

キャストして着水したらすぐにラインを巻き取る方法で、巻き取り回数でチェックしてみると、平均してハンドル15回分くらいの飛距離。

ハンドル1回の巻き取り量から換算すると、約10mというところでしょうか。

念のためマグネットブレーキを強めたり弱めたいして変化を確認しましたが、ブレーキを弱め過ぎるとバックラッシュ気味になり、ブレーキの強弱の違いによる飛距離の違いはほぼ確認できませんでした。

港湾部の常夜灯ポイントなどで足元の明暗をメインに狙うなら使えるかな?という感じですが、お世辞にも快適に投げれるという手応えではありませんでした。

次に、飛距離面で優位性があると見られているライトメタルジグを投げてみることに。

【ルーディーズ RUDIE’S 魚子メタル】の1.0gをセット。

実際に投げてみると、イメージと違いほとんど飛んでくれません。

ジグヘッドはワームの重さも加わりますが、メタルジグはワームの付属重量が無いのでシンプルにメタルジグだけの重さ。

ということは、1.0gはかなり投げにくいということがわかりました。

そこで、0.5gなどのウェイトダウンは試さず、1.5gのジグヘッドにチェンジし、ワームは先ほどと同じく”バルキースパテラ1.8in”をセット。

恐らく、このセットで2g弱のウェイト。

このリグだと、1.0gのジグヘッドよりも更に快適に投げることができましたが(当たり前)飛距離についてはハンドル18回前後なので、約15mくらい。

大きく飛距離が伸びた訳ではありませんが、実釣ベースで使えないことは無い感じでした。

と言うことで、ジグ単であれば最低でも1.0g、少し広く探りたい状況であれば2gくらいのジグヘッドを使いたいという印象の実釣検証でした。

おまけ ベイトタックルでのキャストの楽しみって?

最後に、釣行記から話しは外れますが、ベイトタックルでの釣りの楽しみについて少し思うところを書いてみたいと思います。

最近、YouTubeなどで見られるベイトタックルで行うジグ単アジングのHow To的な動画を見ていて違和感を感じていました。

確かに1gや場合によっては0.5gなどの極軽量なジグ単がキャストできているところが動画で確認できるのですが、一言で言うと『なんか、かっこよくない』

今年は春から特にベイトチニングに力を入れてやってきたところですが、ベイトチニングにおいてはベイトタックルの優位性があることに揺るぎない自信を持てました。

と言うのは、ベイトタックルで普通にキャストして、スピニングタックルでの釣りと遜色ない飛距離を確保しつつ、ベイトタックルの優位性を発揮できる釣りが経験できたからです。

5g~10gのフリーリグを使ってのフルスイングにより、50m前後のキャストが可能であり、キャストシーンも特別な配慮や工夫なく投げることができるので、快適に釣りが楽しめました。

しかし、ベイトアジングの動画を見ていると、軽量リグを投げてバックラッシュしないように、ロッドのしなり(弾性)を発揮できる最小限のスイングで投げることが注意点としてメッセージされているものばかり。

正直、『あれ?ベイトタックルでのキャスティングフォームってこんな感じだったっけ?』という違和感

ある意味、ベイトタックル初心者がロッドを振るような、緩急の無いスイング。

確かに、あの緩急の無いスイングでロッドがしなるバランス設計がなされていることには驚きを感じますが、あまりにも無理くり感があるように感じています。

ベイトタックルでのメバリングにおいて、2g~3gのプラグを投げる場合は、普通にバス釣りなどでルアーを投げるようなアクション(キャストの動作)でしっかりルアーを飛ばすことができます。

これは、ロッドの弾性やリールの性能のバランスが成り立っているからこそ実現するものだと思うのですが、ロッドのスイングに緩急をつけないキャストフォームでのベイトアジングを見ていると『投げていて楽しいのかな?』とちょっと思ってしまいました。

管釣りや渓流などでのトラウトゲームでも最近はベイトタックルが使われるシーンが多いのですが、トラウトロッドはアジングロッドよりも確実にやわらかく全体がスローバランスであるが故に1g台のスプーンなどもフルスイングして快適にキャストできていると思います。

トラウトゲームは巻きの釣りなので、ロッドで細かい誘いをかけたり巻いていない状態でバイトを取って掛けにいくようなことが無いからです。

しかし、アジングは基本はキャスト後はリグ(ジグヘッド)を沈めてアジのいるレンジを探りますし、フォール中のバイトや誘った後のバイトを取る為にロッドの張りを捨てることができないのが事実。

要はアジングのロッドにおいては軽量リグのキャストで曲がる性能も必要ですが、釣りの動作の大半を占める”誘い”や”フッキング”の動作がこなせる性能の方が重要だと言うことです。

こうなると、キャスト動作の時の不便さは釣り人側が工夫して吸収するしかなく、その結果として”ビュッ!”と気持ちよく振りぬくようなスイングはしないようにするしか選択肢が無いということです。

私も最近では、かなりベイトキャスターに偏ってきているので、できることならより多くの釣りをベイトタックルでこなしたいという思いが強いのですが、ベイトタックルの得意領域やメリットを意識しつつ、スピニングタックルの方が優位性が確実にあるという点も認めないといけない事実だと思っています。

チニングでも、5g以上のリグで釣りが成り立つ状況であればベイトタックルのデメリットが目立つ状況は発生しませんが、それ以下の軽いリグを使わないといけないシーンではスピニングタックルに飛距離でも負けますし、明らかに優位性が発揮し辛くなります。

釣りは趣味の世界の遊びなので、自己解決の世界の中でマニアックさや変態度合いを丸出しにして楽しむこと自身は全く問題無いと思っていますが、誰かれ構わず楽しさを享受でいるかと言うと、そこは少し違うのではないか?とも思います。

釣り具メーカーサイドの狙いとしては、売れるタックルのバリエーションを増やしたいというところがあるでしょうし、その為に素晴らしいロッドやリールが開発されている事実は非常に高く評価されるべき点だと思いますが、ベイトタックルを使用することによるデメリットもしっかり伝えられるべき、と改めて感じている今日この頃です。

ベイト de アジング まとめ

と言うことで、実質的にベイトタックルの検証がメインのアジングの釣行記でした。

ベイトタックルの優位性として、リグのダイレクトな操作感はスピニングよりもいいと思いました。

やはりリールがロッドの上にあるというメリットは間違いなくあると思います。

ただ、やはり快適に扱えるリグの重量については軽いものは厳しいことも再認識させられました。

アジング専用ロッド+アルファスAirやSS-Airなどのセットであればもう少しマシなキャストフィーリングが得られたかもですが、かなりマニアックなタックルまで突き詰めないとスピニングタックル並みの操作性は得られない感じです。

こうなると本文の最後に記載したような疑問に行き当たってしまいますね。

今年の冬のシーズンは【Fishman Beams inte 64UL】を軸にしてライトゲームをベイトタックルで突き詰めてみて、”無理やり”との境目を見つけてみたいと思います。

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