こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
ここ最近の記事でベイトアジング関連の情報を書いていますが、ベイトフィネス機としてコスパ最高では?と個人的に思っている【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】の後継機種と思わしきリールが出ていることを知りました。
既に半年以上前に販売開始されているリールのようですが、今シーズンはチニングのことしか見ていなかったので全くのノーチェックでした。
改めて調べてみると、似ている点と結締的に変わっている点などがあるので、新旧比較としてチェックしてみたいと思います。
ベイトフィネス機に関心のある方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
新モデルのベイトフィネス機は”ジーニアス GENIUS”
本当は実機を入手して新旧比較をするのが一番いいのですが、ベイトフィネス機については入手済の【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】をどこまで使い倒すか?はたまた国産メーカーのベイトフィネス機に手を出すか?を熟考中なので、今回の記事では机上ベースで比較してみたいと思います。
まず最初は見た目のチェック。
正直、外観は【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】とめちゃくちゃ似ているというか、ほぼ同じに見えます。
ハンドルノブもカーボン系のノブで同じ。リール上部フロントのサムレスト部もデザインは【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】と同じです。
リールの重量についても、135gと同じウェイト。
スプール重量も公示値は6.5g(ボールベアリング込)と同じ。
ロングシャフトタイプのブランキングスプールになっています。
重量も同じということで、スプール径も30mmとなっています。
他にも、スプール逆転時のドラグ音が鳴る仕様も同じになっています。
しかし、明らかに違う点が3つあり、そのひとつは塗装関係。
【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】はつや消し系で樹脂系ボディそのままという感じですが、【TSURINOYA GENIUS】は光沢のある少し青みがかった塗装が施されています。
まぁ、この点については人によって好みの違いがあるのではないか?と思いますが、一番の決定的な違いはブレーキシステム。
【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】はこれまで何度もご紹介してきている通り、国内某メーカーさんのFTBと同じ仕組みが採用されています。
しかし、【TSURINOYA GENIUS】はアブガルシアやダイワのBASS-Xのように、パーミングプレート側に円形にネオジム磁石が配置されており、スプール側に装着されている円形の金属プレートが磁力を受けてブレーキがかかる仕組みになっています。
なぜオーソドックスなブレーキに変えたのか?については不明ですが、個人的には某S社のFTBをマネしたことが問題となり変更したのでは?と思っています。
最後の違いはギア比のラインナップ。
【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】の方はMAXで「7.1:1」ですが、【TSURINOYA GENIUS】は「8.0:1」と更にハイギア化したモデルが投入されています。
ソルトのライトゲームではそこまでハイギアは必要性を感じませんが、ブラックバス用として使うなら手返しや障害物から魚を引き離す時の優位性の面で、よりハイギアが有利なので、バス用として使われるのであれば【TSURINOYA GENIUS】の方がいいかもしれません。
と言うことで、ブレーキ機構の違いはベイトフィネス機にとっては大きな違いを生むポイントではありますが、基本性能などの部分は同じスペックをまとったリールと言えることがわかりました。
気になるキャスト性能の違いは如何に??
では、一番気になるベイトフィネス用リールとしての性能についてですが、先にも書いた通り【TSURINOYA GENIUS】は実機を入手していないので確認ができていません。
しかし、YouTubeではいくつかの比較動画が挙がっているのを見つけたので、それらを見つつ検証してみました。
リールの巻き心地的なところについては、ほぼ同じかGENIUSの方が後続機種である分、少し改善されている印象があるようです。
クラッチレバーの操作感も同様に少し改善が感じられるとの意見が多くみられました。
しかし、ブレーキシステムの違いによって発生する軽量ルアーのキャストフィールについては流石に差が出ているようです。
5g以上のルアーではあまり大きな差は感じられないようですが、3.5g以下、ましてや1gとかになってくると差を感じているコメントが散見。
比較検証の動画を総合してみると、【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】の方が軽量ルアーのキャストフィールは良いようです。
ただ、【TSURINOYA GENIUS】の方がブレーキシステムの構造が汎用的なだけに、ネオジムのサイズを変えたりするなどマイナーチューニングはやりやすそう。
ブラックバス対象のベイトフィネスに使いたい、というニーズに対しては【TSURINOYA GENIUS】の方が応用が効きそうに思います。
TSURINOYA ベイトフィネス機 新旧比較 まとめ
と言うことで、簡単ですがTSURINOYAさんのベイトフィネス用リール2機種について見てみました。
実際に使い比べてみないとわからない点も多いとは思いますが、当面、ソルトライトゲーム用という用途においてはダークウルフで十分用を足しそうな感じです。
また、他メーカーとの比較という点では、TSURINOYAの2機種の”スプール径30mm”というのは軽量リグのキャストにおいて大きなアドバンテージを持っていると思いますが、ダイワのAirシリーズは28mm径ですし、シマノの22アルデバランも29mmということで、究極のライトリグ対応という話しで言うと国産機種の方がリードしている感じ。
今回の記事の結論としては、バスフィッシング用としてはTSURINOYAの2機種はどちらも十分過ぎる性能を持っているので、どちらでもおススメ。
ソルトライトゲームをターゲットにする場合は、ブレーキシステムの優位性にて”ダークウルフ”の方が少し使い易そう、というところかと思います。
”GENIUS”の方が新しいのですが、”ダークウルフ”もAmazonやAliExpressで購入できます。
最近では為替の影響か?どちらも1万円を超える価格になってきていますが、同スペックの国産モデルと比べるとかなりのハイコスパリールだと思いますし、何年も使ってきている身として耐久性については問題無いと明言できるので、気になる方は入手されてみてもよいかと思います。