こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing (N.C.F.) GONTA です。
昨日が仕事納めだったので、本日は自宅でまったりと過ごしています (^^
さて、今回は2018年にリリースされるリールについて書いてみたいと思います。
秋頃に、釣り仲間内で話題に出ていたステラのモデルチェンジ。
14ステラから4年経つので、来年は出るはずだよね?という話し。
そこからそれほど時間は経過していませんが、一気に18ステラの情報が出てきましたね。
新機能やスペック、価格までほぼフル情報が出回っています。
なので、細かいスペックについては他の詳しく書かれているサイトを見ていただくとして、このブログでは変更点について単純な機能の内容だけでなく、実際に釣りでリールを使っている者としての目線で触れてみたいと思います。
マイクロモジュールギアの進化は必要なのか?そしてギアの強度2割増し、ハガネギア!
マイクロモジュールギアについては、私も16ヴァンキッシュで味あわせて頂きました。
なんともシルキーで滑らかな巻き心地は最高だと感じました。
が、今回の『マイクロモジュールギアⅡ』は更にそれの上をいく巻き心地を提供してくれるとのこと。
巻き心地が良いのに越したことはないので、価格面でほぼ据え置きであることを考えると、新たにステラを購入される方にはウェルカムの話かと思います。
ただ、実際に釣りをしていて感じるのは、屋外で行う遊びである釣りにおいて、現場でそこまでの巻き心地の良さが感じられるのか?という事です。
私が鈍感なので感じないだけ、という話しかもしれませんが、追求する先は本当にここなのか?と感じてしまいました。
まぁ、これもフラッグシップを担うステラとしてはアリであり必要なことなのかも知れない、という事で、このテーマは締め括っておきます。
<出展:シマノ>
しかし、『ハガネギア』はアリな改善点かと思います。
ステラなどのフラッグシップ機種は、車で言うとF1マシンのようなもので、最高のパフォーマンスと引き換えに、ハードな扱いには必ずしも強い訳ではなく、メンテナンスには気を遣った方が良いというイメージでした。
しかし、18ステラには、ツインパワーXDに搭載されているギアである『ハガネギア』が採用されており、2500番の機種で、旧モデルの4000番相当の丈夫さを持っているとのこと。
シーバス狙いの時に青物が来ても安心してやり取りができますね。
ギアが丈夫と言えば、ダイワの某〇〇デジギアが強度面で優れていると言いつつ、硬すぎて巻き心地が最悪であった経験があるだけに、硬ければ良いという認識は全く持っていないのですが、先の『マイクロモジュールギアⅡ』との組み合わせは、狙った組み合わせなのかも知れません。
因みに、ギアの強度と言うと、ライトゲーマーとしてはあまりメリットに感じない変更点かも知れませんが、長い目で見たときに、長く同じ使用感が味わえるという点では魅力となり得るのではないかと思います。
Xプロテクトがラインローラーに採用されたのは歓迎?
次に、水の侵入を防ぎ、使用感を維持する機能である『Xプロテクト』について触れたいと思います。
ダイワのマグシールドに対抗するイメージで導入されたシマノのコアプロテクトでしたが、個人的には歓迎の機能でした。
マグシールドは、磁帯オイルが漏れるとか言う話しが付きまといましたが、最近では改善されたのか?皆さん諦められたのか?あまり話題として問題の声を聞かなくなりました。
ただ、私自身、マグシールド搭載の15ルビアス を使っていますが、マグシールドが使われているが故の巻きの重さ、モッサリ感はマイナス要因として認識しています。
これに比べると、非接触のシマノのコアプロテクトは巻き心地に影響がないのが良いのではないかと思います。
実際、コアプロテクトの15ストラディックや16ヴァンキッシュは巻きの重さを感じたことはありませんでした。
そんなコアプロテクトが進化した『Xプロテクト』。更に水の侵入を防ぐ機能が強化されているようです。
<出展:シマノ>
ラビリンス構造(迷路構造)で、より水が浸入しにくくしているとのことです。
海水を浴びるほどハードな使い方をされる方にとっては必要な機能か?とはとは思いますが、毎回、釣行後に水で流すなどの手入れをしないアングラーさんにとってはあっても困らない機能かとは思います。
シーバス釣りをメインにしていた時に欲しかった機能です (^^
また、コアプロテクトもラインローラーのボールベアリングに採用されていましたが、18ステラでは『Xプロテクト』がラインローラーに採用されるようです。
14ステラではあまり良い評判は聞きませんでしたが、不評の意見が反映されていれば使える機能になっているのでは?と期待もあります。
しかし、ラインローラーのボールベアリングは消耗品と割り切る方が多いのも最近の傾向という気もします。
実際、コアプロテクトの場合はラインローラーにボールベアリングが組み込まれてセットになっており、メンテナンス時には丸ごと交換が必要であり、ちょっとコスト面で負担が大きいような?
私なども【M.T.C.W. ラインローラー 零】を愛用する派なので、ラインローラーに最新パーツがプリセットされることを期待していません。
個人的な希望ですが、車では当たり前のシステムとして、こういう機能性に差が出るパーツはオプションで付ける・付けないを選択できるようなシステムがあってくれると嬉しい限りです。
メーカー様、是非ご検討をお願いします (^^
軽くすることで、ブランド別の存在意義がわかりにくくなっているのでは?
さて、18ステラにおいて、正直一番ウェルカムで一番疑問に感じたのが軽さです。
最近のリール軽量化合戦は凄まじいものがありますが、軽さを求める路線と耐久性重視の路線は別ものだと思っていました。
例えばですが、シマノでもヴァンキッシュをTOPとして操作性重視のクイックレスポンスシリーズは軽さ重視。
質感や剛性重視のコアソリッドシリーズの代表格であるステラに軽さを求めるのはナンセンスと思っていました。
しかし、18ステラは軽くしちゃったんですね。
しかも、ヴァンキッシュに肉薄する軽さを実現してきました。
しかも、マグナムライトローターは搭載していないようなので、それでこの軽さはある意味驚異的と言えるかも知れません。
ただ、ここでふと思うのは・・・それぞれのブランドの違いがわかりにくくなっているような・・・
これまで質感と信頼性を最大の訴求ポイントとしていたステラですが、先に記載の『ハガネギア』で剛性・強度を手に入れ、軽さを手に入れた18ステラは、他のリールの全てを凌駕する存在を求めているのでしょうか?
完全なる新機能、サイレントドライブ
これは、これまで聞いたことのない新機能ですね。
サイレント性はマイクロモジュールギアで実現されていると思っていたのですが、ギアにおける工夫では納得できなかった(誰が?)のか、リーリング時に発生するカタカタ感を徹底的に排除する機能を導入してきました。
ステラにおいては、既に十分過ぎるほどのリーリング時の静寂性が備わっていると思っていた私が甘かったようです。
ライトゲームをやっている立場的には非常にありがたいし、是非体感してみたい機能です。
しかし、全ての番手に必要な機能なのか?
まぁ、豪快さの中にも私がわかっていない繊細さもあると思うので、不要な雑音は無いに越したことは無いというのは理解もできます。
先のマイクロモジュールギアⅡのところでも書きましたが、今回のシマノさんは、ステラにおいてある意味ものすごく真剣にリニューアルに取り組まれたということなのかも知れません。
18ステラは、まさに無二の存在の域に達してきているのかも知れないと感じました。
最後に、フラッグシップ機としてのデザインはこれで良いのか?
そして最後に、一番誰もが気にする(と言うか、気になる)見た目・デザインです。
歴代のステラのデザインで言うと、ステラFWや10ステラのデザインが好きでした。
上品に配色されているゴールドのさりげなさが良かったのですが、14ステラで少し地味になり過ぎたなという感じを受けていました。
そして今回のデザイン。
ツインパワーですか?という気もしないではないデザインと思ったのは私だけでしょうか?
カラーリングにおいて、金属感を前面に出し、無駄なカラーリングや装飾感は徹底排除、という感じ。
見た目ではなく、中身・実質性能で勝負、ということでしょうか?
過去のモデルではゴールド感を強くして高級感を演出されていたモデルもあったかと思いますが、今回の18ステラは見た目でのフラッグシップ感は出されていない、ある意味真剣な割り切りがあるのかも知れませんね。
まぁ、釣具にシンプルさを求めるアングラーは多くいますので(私も正直、ゴテゴテ感は苦手)、このシンプルデザインが好きという方は多いような気もします。
<出展:シマノ>
18ステラ 機能検証 まとめ
と言うことで、机上で収集した情報のみでの【シマノ 18ステラ】の機能検証をしてみました。
使ったことも無いくせに、というのは確かにその通り。
しかし、ミレニアムステラから、ほぼ全てのステラは使ってきています。
手元に残っているのはFWと10ステラだけですが (^^;;
そんなステラだけに、NEWステラが出る度に楽しみにして見ています。
『男ならいつかはサバーバン』ではありませんが、釣り人ならほとんどの方が夢の存在として見るのがステラであることは間違いないと思います。
毎回、期待通りの新機能もあり、期待を大きく超える新機能もあり、そして期待外れの機能もあり・・・
しかし、ステラなら最大限期待に応えてもらいたい、というのが欲張りな釣り人の希望であるのもまた、事実ではないかと思います。
値段も確かに最高峰ですが、その価格に見合う存在であって欲しいと願います。
来年のフィッシングショーで、実際に触ってみるのを楽しみにしています。
■シマノ 18ステラ 1000SSSPG
スーパーシャロースプールにて、パワーギア。
エリアトラウトのクランキング?いや、私はアジング。
手が出るか出ないか?自分で自分が楽しみです (^^