タックルインプレ

【タックルインプレ】シマノ 18バンタム MGL

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

今回は昨年にリリースされたシマノのNEWリール【シマノ 18バンタム MGL HG】について、琵琶湖で一日投げ倒してきた結果を踏まえたインプレを書いてみたいと思います。

釣行までに一切使っておらず、実釣にて初めて使ったぶっつけ本番でしたが、結構斬新な使い心地でした。

良い意味で。

では、私なりのインプレ記事いってみたいと思います。

お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

メカニカル ユルユルでも全く問題無し


さて、実釣で持ち込んだのは、全く同じリール【シマノ 18バンタム MGL HG】を2台。

因みに、この時、銀メタことメタニウムMgも一緒に使ったのですが、大袈裟に聞こえるかもしれませんが『驚愕の使い勝手の違い』でした。

キャストフィールやルアーの飛距離など、18バンタムとは大きな違いを実感しました。

まず最初に、メカニカルブレーキも、遠心ブレーキ(SVSインフィニティ)も全く初期設定のままで、10gのチャターに4inスタッガーをトレーラーとしてセットしたものを投げてみました。

投げ出しから着水まで、スムーズそのもの。

2日前に巻いたフロロカーボンライン(14lb)が特に浮くようなこともなく。

着水後にサミングした親指を離したところ、ここでラインがルアーや風で引っ張られた惰性で軽くバラインが浮きました。

ここで初めて、メカニカルブレーキが非常に緩く設定されていることに気づきました。

そのくらいメカニカルブレーキが緩くてもバックラッシュしない、というのが18バンタムです。

因みに、この段階ではメカニカルブレーキは触りませんでしたが、しばらくしてメカニカルブレーキを少し締めてみました。
IMG_9132

このメカニカルブレーキですが、固くてなかなか回ってくれません。

メーカー的にはあまり触るな、ということかと感じるほどでした。

遠心やマグ、そしてデジタル系のブレーキなど、2次ブレーキの性能がどんどん上がってきているので、メカニカルブレーキにはあまり頼らなくても十分快適にキャストができるようになってきていることを痛感しました。

アンタレスDCではメカニカルブレーキが無いくらいですもんね (^^;;

次に、サイドプレートを開けてSVSインフィニティのブレーキを調整。

4個のブレーキブロックがON状態になっていたので、1個だけOFFにして再度キャスト。

写真ではわかりにくいですが。写真の一番上のブレーキブロックはブレーキユニットにロックしてOFF状態にしています。
IMG_9131

特段ブレーキが強まった感もなく、ほぼ同感覚でキャストできました。

また、過去のSVSブレーキのようにキャスト時にブレーキシューがリール本体側に当たって出る『ウィ~~ン』的な音はほぼ出ませんでした。

大袈裟に言うと、無音に近い感覚でした。

SVSインフィニティブレーキのリールを使ったのが初めてだったのですが、結構新鮮な感覚でした。

ブレーキが利いている感は無いのですが、実際にはちゃんとブレーキが機能しているので、これはこれで良いのではないかと思います。

ルアーのウェイト的にはおそらく20g近い状態になっていると思いますので、かなり重めのリグを投げたイメージは、こんな感じでした。

また、釣行の後半の方では、1.8gのジグヘッドリグにISANAの4.8inをセットして投げてみました。

このリグ自身は、最初はベイトフィネス用のタックルにセットして使っていたのですが、釣行の後半では【シマノ エクスプライド 1610-M】にセットして使ってみました。

ロッドのパワー的にはMクラスなのですが、バス用のロッドはパッツンパッツンなので、ちょっと投げにくいかも?と思っていたのですが、実際に投げてみると全くストレスを感じることなくキャストすることができましたし、飛距離についても何の不満も感じないくらい飛んでくれました。

正確に測っていませんが、1.8gジグヘッド+ISANA 4.8in で恐らく10g前後(いや、それ以上?)ではないかと思います。

ベイトタックルで投げる標準的なウェイトかと思いますが、このクラスでもノンストレスでキャストすることができました。

この日は超軽量リグやプラグは投げていませんが、ロッドがしっかり曲がってくれるロッドであれば5g前後~以下でも問題やストレスは感じないと思います。

ノーマルスプールと夢屋 浅溝スプール


次にスプールについて。

18バンタムは太いラインをしっかりと巻けるように、ノーマルのスプールは比較的深めのスプールがセットされています。

14lbで約110m。16lbで100mちょうどが巻けるスペックになっています。

琵琶湖などのビッグフィッシュが出るフィールドで投げる釣りをするにはベストなスペックだと思います。

また、夢屋からはバンタム用の浅溝スプールが販売されています。
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<出展:シマノ HP

こちらのスペックは、12lbで100m。16lbだと80mというもの。

リザーバーなどでカバー狙いのベイトフィネスの釣りを展開するには8lb~10lbくらいが標準的な使用ラインになるので、このクラスの細いラインを使うには浅溝スプールはちょうど良いように感じます。

因みに、私もリールを買った時に一緒に浅溝スプールも買っておいたので、琵琶湖でも両方を使ってみました。

こちらが浅溝スプールで、12lbを80mほど巻いています。

実釣スペックとしては十分な糸巻き量でした。
IMG_9128

そして、下の写真がノーマルスプールに14lbを80mほど巻いています。

根掛かりなどでラインをロストしたので少し減っていますが、14lb以上を投げて巻く釣りで使う場合には、ノーマルスプールの方が安心して釣りができる糸巻き量を確保できる感じです。
IMG_9129

なお、キャストフィールの違いについて、タケ師匠からも何か違いがあるか聞かれたのですが、実際にはほぼ実感できる差は感じられませんでした。

それは、琵琶湖釣行では軽いリグやプラグを一切投げていないからなのですが、一日投げ倒して感じたのは、シャロースプールの方がキャスト後半の伸びは少しあるように思いました。

やはり、浅溝スプールの方はライン放出に伴うスプール径の変化が少ないので(巻いているラインの太さも違いますので当たり前)キャスト後半でのスプール回転数もノーマルよりは低く抑えられているかと思います。

となると、その分、遠心ブレーキの抵抗も減るので飛距離の伸びを感じたのではないかと思います。

ノーマルスプールに12lbを100m巻き、でも何ら問題ないかと思いますが、少し軽い5g~7gのリグやプラグを投げる場合には、浅溝スプールの優位性が発揮されるのではないかと思いました。

因みに、MGLスプールはスプールのサイド部分にもブランキングが施されているのですが、ノーマルスプールの場合は、この穴が6個。

浅溝スプールの場合は8個空けられていました。

少しでもスプール重量を減らして慣性力を低減させようとしている努力の表れかと思いました。


マイクロモジュールギアの巻き心地は秀逸


次に、巻き心地や巻き感度について書いてみます。

いくらキャスト性能が高くても、巻いた時の感触が悪ければ使い心地は台無しになってしまいます。

この点については、18バンタムはマイクロモジュールギアが採用されているので、巻いた感触はヌメヌメ感がハンパない感じでした。

ひと昔?ステラにマイクロモジュールギアが採用された時に感じた感動を改めて感じることができました。

ボディがコサソリッドボディ構造の18バンタムなので、コンクエストなどの丸型リールで感じられる剛性感もあり、巻いていて『安心感』が非常に高いのですが、それにマイクロモジュールギアが合わさることで、まさに『巻き感度』のレベルアップが実現されていることを実感しました。

チャターやスタスイなどの巻きモノをしていて、ボトムやテトラなどにコンタクトした感覚は手元にビンビン感じることができたので、バスのバイトを感じるどうこうを抜きにしても、ボトムのマテリアルの把握など釣り全体としての情報量アップに間違いなく貢献してくれるパーツが導入されているといえます。

ここ最近はずっと【ABU Revo ALC BF7】をライトソルトで使ってきましたが、ひと味では済まずふた味は使用感が違うと言えるくらの差を感じました。

以上、巻き心地についてのインプレでした。

シマノ 18バンタム インプレ まとめ


と言うことで、【シマノ 18バンタム MGL HG】のインプレでした。

先にも書きましたが、約20年ほどでのリールの性能の進化を改めて感じさせてもらいました。

リールの重さで言うと215gなので決して軽い訳ではないのですが、銀メタのメタニウムmgでも190gある訳ですから、この剛性感が加わっての +25g は十分な価値があると思います。

最近の丸型リールもロープロファイル化が進んできているので、あまり違いがなくなってきている感じがしますが、現状でのロープロリールとしてはタフさでは最強と言えるのではないでしょうか?

また、MGLスプールの完成度の高さにも驚きました。

ダイワのSV(ストレスフリー・バーサタイル)スプールか?シマノのMGLか?という記事はネットでも時々みかけますが、18バンタムを使うまでは、使いやすさではSVの勝ちだろうと思い込んでいました。

というのも、ソルトのシーバスで使っていたPE-SVがノーバックラッシュで非常に使いやすかったからです。

しかし、少し考えを改めさせられました。

特に、ある程度の重さのリグやプラグを投げて巻く釣りには、MGLの方が使いやすいんじゃないの?という気がしています。

その理由は軽くロッドを振って投げた時のルアーの飛んでいくフィーリングです。

ブレーキがかかっていることを感じさせずに、ス~っと飛んでくれる感じが気持ちいい!

これを考えると、次に気になるのは【シマノ 19アンタレス】ですね。

賛否両論のバーサタイルモデルにチェンジした19アンタレスですが、新しく導入されたナロースプールの実力はいかがなものなのか?

タケ師匠が買うと言っていた?ので、是非使わせてもらって18バンタムとの比較をしてみたいと思います。
※タケ師匠頼み!!

実売価格でも倍近い価格差がありますが、その違いや如何に?

■シマノ 18バンタム MGL
PG、ノーマル、HG、XGとラインナップも豊富。汎用性に優れるのはHGかな?と思いますが、個人的には次はPGでも買ってみたいです。

 

 

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■シマノ 19アンタレス
究極のバーサタイルリールの実力が気になります。
セールの時に狙うか?安いところでは45000円からありますね (^^

 

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