皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
最近の釣り具は非常に多様化&専門化してきており、ある意味選びやすいというメリットは感じます。
しかし、一方でいろいろな釣りをしようと思うと揃えるものが多岐にわたり、釣りのジャンルを増やそうとするとハードルが高くなる傾向にあるもの事実かと思います。
釣り具メーカーサイドから考えると、ひとりの釣り人がいろいろな種類の釣り具を買うことで売上が確保できるというメリットがありますが、ハードルの高さからいろんな釣りをしなくなるというデメリットもあるのではないでしょうか?
私自身はルアーフィッシングを中心に楽しんでいますが、ヘラブナ釣りもやってみたいし、磯のフカセ釣りや鮎の友釣りなども可能ならやってみたいと常々思っています。
まぁ、ここまで極端に違うジャンルの釣りでなくても、エサ釣りでクロダイやシーバスも狙ってみたいし、ハゼ釣りなんかもエサ釣りでも楽しめそうと思います。
同じようなことを考えている方も実際多いと思いますし、そんなアングラーにとってはジャンルを特定しないタックルがあれば興味を持つのではないでしょうか。
そんなアングラー向けに、最近、フリースタイルのロッドというのも結構増えてきているのを感じます。
と言うことで、今回はフリースタイル系として新しくリリースされるロッドをピックアップ。
合わせて、フリースタイル系のロッドをチェックしてみたいと思いますので、興味を持って頂けた方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
2024年9月リリース ”シマノ UNFIX”
では、今回ピックアップする新しいロッドについて紹介していきたいと思います。
そのロッドは【シマノ UNFIX アンフィッスク】になります。
”アンフィックス”という言葉はいろいろな意味がある言葉ですが、敢えてこのロッドのコンセプトに近い意味としては”(既成概念などを)外す、取り除く”という感じでしょうか。
製品コンセプトについては以下の通り
いつでも、どこでも、カタにはまらず自由気ままに。水辺時間をアソビ尽くすモバイルゲームロッド。
アソビカタに、キマリはない。スキマ時間にちょこっと竿を出す。出かけた先の水辺で気ままに楽しむ。1セットのタックルで、あらゆる魚とアソビ尽くす…。アンフィックスは、「フィールド」「時間」「空間」を問わず、気ままで自由な釣りスタイルをサポートするゲームロッドとして誕生しました。携行性を最優先にした最大仕舞寸法60cmアンダーのマルチピース設計は、サイクリングや国内外の旅行へと持ち出すのに適しています。スパイラルXやCI4+リールシートといった先進の装備が採用されており、実釣性能は専用ロッドにも引けを取りません。バスやトラウト、ショア・インショアを問わずソルトターゲットまでカバーする充実のラインナップから、あなたのアソビカタを拡げる1本をお選びいただけます。
釣りを自由な感覚で楽しむためのロッド、という理解でいいかと思います。
釣りもの(釣りのジャンル)を”アンフィックス”するだけでなく、釣りをするタイミングやシーンについても”アンフィックス”するということで、5本継のモバイルロッドになっています。
専用のロッドケースが付いており、自動車以外の移動手段にも対応させることができます。
ロッドをまとめる為のベルトが長めに作られているので、自転車のフレームなどに括り付けることも可能なようです。
仕舞寸法は57cmなので、旅行バッグや飛行機持ち込みバッグへの収納も可能です。
よって、遠方への旅行・出張?にも持っていくことができます。
フリースタイルのルアーロッドとしては、詳細は後述しようと思いますが、かなり前から【シマノ スコーピオン】があります。
”スコーピオン”と聞けばサソリのロゴのバスロッドのイメージが強いのですが、今となっては完全にFreeStyleのルアーロッド。
ワンハーフの2ピースがメインになっていますが、5本継も多く揃えています。
しかし、細かく見ていくと、”アンフィックス”の方が少しだけライトな設計になっているようです。
6.6フィートのモデルで比べると、【シマノ スコーピオン 1652R-5】が”M”クラスのパワーでロッド自重が130g。
ロッドティップ部の径は1.9mmとなっています。
同じクラスと思わしき【シマノ UNFIX B66M-5】はロッド先径は1.9mmと同じですが、ロッドの自重が大幅に軽い105gとなっています。
これは、ロッドのパワーだけではなくアクションにも少し影響しているように感じます。
”スコーピオン”はFreeStyleと言いつつ、バスロッド感覚(使ったことがありますので)で結構硬いイメージがあります。
これに対して”UNFIX アンフィックス”はかなりスローテーパーなイメージです。
下の画像はスピニングロッドでありベイトロッドと比較は難しいところですが、バスロッドでここまでスローテーパーなロッドは無いので、やはりかなりテーパーが違うのは間違いないと思われます。
バスロッドのようなファーストテーパーなロッドはベリー部~バット部のパワーを持たせる為にブランクスが肉厚にデザインされています。
その分、ロッド重量もアップするので、スローテーパー設計が軽量化の一因になっているのは間違い無いかと思います。
この辺りの、ロッドのテーパーデザインについては、ヤマガブランクスさんは全製品のテーパーデザインをカタログなどに明示してくれていてわかりやすいですね。
続いて、ロッドデザインについての印象ですが、スコーピオンなどの鮮烈なカラーリングはされておらず、ナチュラル&シックなデザインが好印象。
グリップ部もフロントグリップが短く、ブランクタッチができるようになっているので、巻き物だけでなく止めて細かく操作するような釣りにも向いている感じです。
最後に、ラインナップですが、ベイトロッドとスピニングロッドがありつつ、ベイトロッドにはちょっと特長があります。
それが長さの設定。
なんと、ベイトロッドは5本もありながら、全て6.6フィートなのです!
もう少し詳細に見ると、ベイトロッドは”ML”、”M”、”MH”、”H”、”XH”と全て6.6フィートのパワー違いで取り揃えられています。
パワーラインナップは充実しているのに、レングスは1種類・・・
長さで迷う必要が無くなるので、自分が一番やる可能性が高い釣りのジャンルにパワーレンジだけ合わせればいいと言うのは、アリなような、残念なような?
まぁ、ここは今後ラインナップが増えていく可能性も高いので、今後も注目していくとしつつ、現時点で買うとなると、”ML”か”M”かな~という感じです。
一方、スピニングモデルは長さもパワーレンジも非常に充実しています。
アジングやメバリングなどで使えそうなソリッドティップのショートロッド”S58UL-S/4”から、シーバスやロックフィッシュ、フラットフィッシュなどができそうな”S86M-5”まで7本のランナップ。
FreeStyleなので何の釣りをしてもいいと言いつつ、スピニングモデルは結構ターゲットの釣りが特化されている印象。
メーカーの商品サイトでは、各モデルがターゲットとしている釣りものについてのガイドが掲載されているので、これらを参考にしつつ選んでいくのがいいかと思います。
元祖 FreeStyle ”スコーピオン”をチェック
FreeStyleのロッドはダイワからもリリースされていますが、元祖のFreeStyleのロッドと言えばシマノの”スコーピオン”かと思います。
”スコーピオン”については先にも書いた通りメインブランク部分+グリップ部のワン&ハーフ2ピースが主軸になっていますが、パックロッドとなる5ピースのモデルも揃っています。
ワン&ハーフ2ピースほど細かくラインナップが揃っている訳ではありませんが、よく使われるレングス&パワーのロッドは準備されている感じです。
5ピースなので長尺モデルが無いところが特徴で、5フィート~6フィートでベイトとスピニングモデルで準備されている感じです。
こうして改めて”UNFIX”と比べると、スピニングモデルは”UNFIX”の方がしっかり揃っていることがわかるかと思います。
その他、”UNFIX”との違いとしてはグリップ部の違いが挙げられるかと思います。
”スコーピオン”はグリップジョイントモデルが多いので、グリップ部が長いデザインのロッドが多い感じ。
”UNFIX”はグリップジョイントタイプは無いので、”スコーピオン”よりもグリップ部が短いロッドが多いという感じです。
そして、見た目の最大の違いは赤色がポイントの”スコーピオン”。
先に紹介した通り、”UNFIX”はシックなデザインなので、センセーショナルな赤色が好みの方は”スコーピオン”一択かと思います。
以上、簡単ですが、シマノの元祖パックロッドの”スコーピオン”についてチェックしてみました。
シマノ パックロッド “UNFIX” まとめ
と言うことで、シマノから新しくリリースされた【シマノ UNFIX アンフィックス】についてピックアップしてみました。
ベイトモデルが6.6フィートのみというのが少し残念な気がしますが、レングスが長くなると何かと釣りジャンルに特化しがちになるので、汎用性を追求するのであれば6.6フィートという長さはアリな気がします。
”UNFIX”は価格帯としては3万円未満と言うことで、比較的入手しやすいところも魅力です。
Amazonでは既に定価よりも割引されて売られています。
悩ましいところですが、正直、めっちゃ欲しくなってきました!