こんにちは! NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
さてさて、今回はタックルインプレ。
魚は掛けましたが、まだキャッチまではできていない【シマノ 19アンタレス HG LEFT】の実釣での感触について書いてみたいと思います。
18バンタムとの違いなども交えながら書いてみたいと思います。
お時間のある時にお付き合いいただければ幸いです。
中間点でのライン放出のバタつきはセッティング次第?
まず最初はキャストフィールについて書いてみたいと思います。
今回使用したリグは、【ハイドアップ スタッガーオリジナル 4in】のオフセットフック仕様のノーシンカーです。
重さについては15g前後と言うところでしょうか。
リグとしては重い方と言えると思います。
先の津風呂湖釣行記でも書きましたが、いきなり、何もセッティングを意識せずに投げてみました。
出荷時のメカニカルブレーキの設定が非常に緩いようで、フルキャストするとルアーが飛んでいっている途中(中間点)でスプールのラインが膨らみ始め、キャスト後半の時点で軽くバックラッシュしていました。
スプールの回転が想像以上にスムーズ過ぎて、遠心ブレーキ(SVS∞)も追従できずという感じでした。
ここで少しずつブレーキ調整を実施。
メカニカルブレーキを絞め過ぎると、当然ですがルアーの失速が早いので、メカニカルブレーキの設定を先に煮詰めます。
メカニカルブレーキの設定方法については、クラッチを切ってルアーの落ちる速度で調整するのもよいのですが、スプールを指で挟んでみて、ギリギリがたつきを感じないくらいがちょうど良いと思います。
メカニカルちょうど良いブレーキ感になったところで遠心ブレーキの調整を実施。
遠心ブレーキについては、スプール側のブレーキブロックは1個だけOFFに。
そして、外部ブレーキのダイヤルにて、MAXとMINのちょうど中間に設定して投げると、ルアーが重いので初速が付き過ぎるようで、やはり中間点の制御に弱さが出ました。
7g以下くらいの軽いリグを投げるのであれば、外部ブレーキダイヤルは真ん中以下で良い感じですが、重めのリグを投げる場合は遠心ブレーキは少し強めにしておかないとキャスト初期~中間点の制御が厳しい感じがしました。
これはデメリットという問題ではなく、スプール回転がスムーズであるが故の話しであり、ちゃんとセッティングを出していけばキャスト後半まで延びのある快適なキャストができる感じです。
また、サミングに慣れている人にとってもあまりデメリットには感じ無い位かも知れません。
ここで18バンタムと比較してみると、琵琶湖釣行にて同じリグを18バンタムで投げていますが、投げ易さや飛距離についてはほぼ違いを感じませんでした。
スプールの横幅が18バンタムの方が広いので、その分キャスト時には(微妙ですが)適度な負荷がかかってくれていた感じで、若干ですが18バンタムの方が気を遣わずに投げれた感じがします。
そもそも、重いリグ(1/2oz=14g以上)は最近のリールであればほぼ問題なく遠投可能なので、重いリグに特化して比較するのであれば、19アンタレスと18バンタムにはそれほど目立つ差は無いように感じました。
逆に、軽いリグだと18バンタムのスプール回転は立ち上がりが悪く、ライン放出の追従がしんどいという声を良く聞きますので、ロッド1本で軽いリグから重いリグまで使うという陸っぱりの釣りなどでは、19アンタレスの優位性が引き立つのではないかと思います。
巻き心地と剛性感は差異無し?その他の機能で差別化?
次にリーリング時の巻き心地・巻き感度について。
こちらについては、19アンタレスも18バンタムも、どちらもマイクロモジュールギアを搭載しているので違いは感じられず。
精緻に巻き比べてみれば差が出てくるかも知れませんが、フィールドでの実釣レベルでは認識できる差は感じませんでした。
また、剛性感については18バンタムはモノコックボディなので優位性があるように思いますが、19アンタレスも精密さから来るカッチリ感がハンパなく有り、モノコックボディとの差はほぼ感じられず。
その他、メカニカルブレーキについては、19アンタレスはクリック音が出るモデルなので微調整は19アンタレスの方がやり易かったですね。
スプールの逆転時にも19アンタレスはエキサイティングドラグシステムなのでクリック音が出ます。
これは大物の魚を掛けた時でないとメリットを実感できない機能ではありますが、使ってみると結構効果を感じる機能です。
過去の記事でも書いた通り、重さなどではほぼ同じであり、握った感じもほぼ違いは感じないので、細かいレベルでの差異と価格差をどう見るか?で評価がわかれてくるところかと思います。
最後に19アンタレスのセッティングに関する動画を紹介
と、使用頻度が少ないながらに実釣インプレを書いてみました。
また、自分の評価以外も気になったので、19アンタレスに関する情報を探してみていると『19アンタレスはバックラッシュし易い』と言う評価を目にしました。
しかし、これはセッティング方法のコツを押さえると格段に改善させることができるようです。
それを動画にてわかり易く解説してくれている動画を見つけました。
実際にフィールドでいろんな重さのルアーや、状況の変化を踏まえつつ解説されており、非常に参考になります。
この方は、他のリールのインプレ動画も沢山出されているので、スプール径の比較やメーカーの違いによる比較などが反映されていて、見ていて面白いし勉強になる動画でした。
また、動画投稿者の方の19アンタレス愛も非常に伝わってくる動画です(^^
通常のセッティング方法に加えて、風向きが変わって急に逆風になった時などのブレーキ調整の方法なども結構参考になります。
逆風でも平気、などと無理をせずに動画で紹介されている調整をするだけで快適な釣りが展開できるのは間違いありません。
『19アンタレスはバックラッシュし易くて使いにくい!』と思われている方はぜひ参考に見てみてください。
19アンタレス 使用感/インプレ まとめ
と言うことで、19アンタレスの使用感について書いてみました。
キャストフィールも巻き心地も、ハイエンド機種らしい性能かと思います。
ただし、DCのようにオートマチックではないので、ちゃんとベイトリールで投げている感は味わえる。
趣味キャスティングの人も納得のリールというところです。
また、左右非対称の形状から来る持った感じのフィット感も、過去のアンタレスよりは進化していると思います。
初代のアンタレスのようにじゃじゃ馬感は無くなってしまいましたが、1投毎にピリピリしながら投げていたのでは釣りそのものに集中できませんので、よりアングラーに優しいスタイルとして生まれ変わったと言っても良いのではないでしょうか?
陸っぱりも含めて、できるだけフィールドに持ち出して、早くより良いバディになりたいと感じさせてくれる1台なのは間違いないと思います。
それとベイトリールについては【シマノ 19SLX 71HG LEFT】こちらも注目ですよ~~!!
GONTAさん、初めまして。
初コメですが、以前から本ブログは参考にさせていただいています。
それでは本題に入ります。
19アンタレスに搭載されている幅狭のmglスプールⅢがもたらす低慣性化は、軽量ルアーへの対応力も備えていると想像できます。
そこで私が楽しみで仕方ないのが、ベイトシーバスリールへの応用、具体的にはnewエクスセンスdcへの期待です。
低慣性スプールとdcブレーキによるさらなるバックラッシュの低減、軽量ルアーの飛距離向上などいいこと尽くめだと思うのですが、どのようにお考えですか。
私はライトソルトをベイトフィネススタイルで釣りをしているのですが、シーバスもベイトタックルでやりたいと考えています。ベイトシーバスもされていたGONTAさんの意見が聞きたいです。
長文失礼しました。よろしくお願いします。
ムーミンさん
コメント頂いておきながら回答が出来ておらず失礼しました。
ベイトシーバスの場合は、扱うルアーが圧倒的に重いのでベイトタックルとの相性はライトゲームよりも良いと思います。
ヒットさせた後のやり取りの優位性はスピニングよりも確実に上だと思います。
ただ、初代エクスセンスDCを使った身としては、あまりの飛距離の伸び無ささに残念な思いをしました。
DC効かせすぎると飛ばないし、緩くするとバックラッシュ率が上がるし・・・
その点、ダイワのPE-SVは優秀でした。
MGLスプールの搭載で性能改善したNEWエクスセンスdcを見てみたいですね。