皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
先日、2025年に新しくリリースされる【シマノ 25アルデバランDC】をご紹介したところですが、今回もシマノのNEWリールの情報です。
シマノのベイトリールのフラッグシップと言えば、誰もが知る”アンタレス”ですね。
”アンタレス”と言っても、オリジナルの遠心ブレーキモデルからDCブレーキモデル、また少し前のモデルですがARというバーサタイルモデルがあります。
2025年にリニューアルするのは遠心ブレーキのオリジナルモデル。
オリジナルモデルは2019年にリニューアルしているので、6年ぶりのリニューアルとなります。
かなり大胆にモデルチェンジした”19アンタレス”ですが6年の時を経てまたかなり大きな変更がされている”25アンタレス”
では、その詳細について見ていきたいと思いますのでお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
ボディデザインはほぼシンメトリー設計が復活
”19アンタレス”については先にも書いた通り、デザイン面において大きな刷新がされました。
左右非対称のデザインはアブのリールなどでもエルゴノミックデザインとして採用されており、ちょっとした流行りだったのかな?と言う気がします。
ボディは完全鏡面加工で『これぞアンタレス』という感じですね。
そして、2025年リニューアルの”25アンタレス”は改めて、ほぼ左右均等デザインに戻っています。
サムレスト(レベルワインダーの上の部分)の内側は少し左右非対称(アシンメトリー)ですが、19アンタレスに比べれば限りなくシンメトリーに近いですね。
ボディカラーは伝統のシルバーですが、19アンタレスと違って少し艶消しが入ったようなシルバーのようです。
サムレストが前方に少し出た感じのデザインは、”メタニウム”に近いデザインになったように感じます。
では、詳細な仕様についても見ていきたいと思います。
スプールは”MGLスプールⅣ”
まず、大きな変更点として、スプールはマグナムライトスプールの最新となる”MGLスプールⅣ”を搭載。
先日の”25アルデバランDC”でも紹介しましたが、スプールの糸巻き面が少し飛び出る方にテーパーしており、糸巻き形状を矯正して綺麗に規則正しくラインが較差して巻かれるようになっています。
ラインが綺麗に巻かれることで、ベイトリールでは是非とも避けたい糸噛みなどが発生しなくなり、飛距離なども伸びる効果があるようです。
また、スプールにおいてはスプール径が気になるところ。
”19アンタレス”については、賛否両論あるものの34mm径というバーサタイルサイズが採用されていましたが、”25アンタレス”は37mm径を採用。
ちなみに、初代と12アンタレスの間に発売された”03アンタレスAR”はオールラウンドモデルということで34mm径が採用されており、この流れを引き継いだのが”19アンタレス”となっています。
遠投性能を売りにしていた”初代98アンタレス”及び”12アンタレス”で採用されていたスプール径であり、改めて遠投モデルとしてリニューアルしたことがわかります。
ブレーキシステムはSVS∞(インフィニティ)
ブレーキシステムについては、シンプル且つ遠投性能に長けた”SVS∞(インフィニティ)”を搭載。
このブレーキシステムそのものとしては目新しい機能はありません。
ブレーキシステムとしては伝統的な遠心ブレーキを踏襲しつつ、バネを利用してスプールのガタつきを排除した”サイレントチューン”と”S3D”の採用を相まって、抜けるような遠投性能を身に着けたリールとのことです。
”12アンタレス”以降、遠投性能に振ったアンタレスが出ておらず”12アンタレス”の高人気が続いていると聞いていましたが、そんな遠投指向のアングラーさん待望の新機種ということになります。
ラインガイドは新設計
ベイトリールでは、その構造上、キャスト時にスプールから出ていくラインはラインガイド1点に集約されます。
そうなると、ライン放出時のライン抵抗はラインガイドに集中するので、少しでも抵抗が掛かりにくい仕組みを各社検討されています。
ダイワの場合は有名な”TWS”があり、ライン放出時じだけラインガイドの横幅が広がる画期的な仕組みです。
シマノの場合はメガホン構造でライン放出抵抗を抑えるようにされていますが、この構造が今回見直されています。
また、この新たなラインガイドで注目すべきは、ロッド先端側のガイド穴の小ささです。
ラインガイドの穴は大きければよいというものではありません。
単純にラインガイドの穴が大きいだけだと、ラインの巻取り時のラインの巻き方にバラつきが大きくなってしまい、ライン放出時の阻害となります。
今回の新しいラインガイドは、ラインガイドの左右の動きの大きさとスプールの糸巻き面の幅を踏まえて、糸巻き面が綺麗に整形されることを実現する仕組みとなっています。
パーミング重視のボディと新設計クラッチレバー
最後は繰り返しになりますが、ボディ全体のデザインとクラッチレバーになります。
ボディデザインについては、改めてパーミングのし易さを追求した形にした、とのこと。
ただ、これを言い出すと、何のために”19アンタレス”は左右非対称のデザインにしたの?となってしまうので、個人的にはちょっと微妙かなと感じました。
これをモデルチェンジによる正統深化と呼ぶのは厳しい気がします。
ただ、新しい形状もリールを包み込めるデザインになっているのは間違いないと思いますので、実際に触ってみれば握り込み易いかと。
クラッチレバーについては、今回新たに再設計したようです。
スプール面との高さの関係や距離感など、クラッチを切る→キャストする→サミングする→リトリーブする、という一連の動作が行い易いようにバランス設定されているようです。
クラッチの親指で押さえる部分は、鏡面状態のタイプあればゴムなど滑り止めが付いているタイプもあります。
どちらの方が良いという絶対的な評価は難しいかと思いますが、見た目のデザイン性と操作性のバランスの問題が一番大きいですね。
シルバー系のボディにブラックラバーのクラッチの滑り止めのバランス、悪く無いと個人的には思います。
シマノ 25アンタレス まとめ
と言うことで、今年のフィッシングショーでは目玉になること間違い無しの”25アンタレス”についてチェックしてみました。
まぁ、なんだかんだ言っても”かっこいいのは間違いない”ですね。
好みの問題ではあるかと思いますが、シマノさんのリールは星座の名前が付けられているのが結構好きです。
ネーミングも所有欲を満たす要素であるのは間違いないですね。
そして、先日紹介した”25アルデバランDC”は発売時期未定でしたが、”25アンタレス”は2025年3月に発売開始とのことなので、もうすぐですね。
そろそろ予約注文できるかと思いますので、欲しい人は要チェックです。
なお、最後になりますが、気になる価格。
なんと!と言うか、68,500円(税抜)
決して安い訳でないのは間違い無いのですが、最大手メーカーのフラッグシップ機の価格としては受け入れられる設定かと思います。
ダイワの最新のスティーズが77,200円ということを考えると、ぶっちゃけリールのスタイルや指向性はかなり違うと思いますが、NEWアンタレスが安く感じてしまうのは私だけでしょうか?