こんにちは! NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
先週末は家族旅行で和歌山の白浜へ行ってきました。南紀なので、アジングをしてやろうと企んでいたのですが・・・
まさかの台風の接近により宿泊した日の夜には強風が吹いてしまい、釣りどころではなくなってしまいました。
昼間の海水浴はできたのがせめてもの救いでした~
と言うことで、今回の記事はテーマをがらっと変えてNEWタックルについて書いてみたいと思います。
取り扱うのはサーティフォーの新しいパックロッドです。
同時にベイトロッドもリリースされていますが、個人的に関心を惹いたのはパックロッドの方でした。
では、お時間のある時にお付き合いいただければ幸いです。
34初の4ピースロッド
サーティフォーのロッドについては、過去もいろいろと使ってきましたが、ティップやバットの設計が特殊な【Advancement DFR-511】を使い込み、現在は、その継機種的な存在の【Providence FER-58】に落ち着いています。
アジングロッドについては5フィート台全盛の昨今ですが、確かに港湾部などで遠投が必要無い場合はショートロッドが楽しいのは事実かと思います。
ショートロッドはバイトなどが非常にリニアに感じ取れるので、アジなどのライトなターゲットと言えどもエキサイティングな釣り味を楽しむことができるが魅力ではないかと思います。
また、アジングロッドと言いつつ、バット部にはクロスカーボンで補強がされていたりして、不意の大物でもある程度やり取りが可能なのも素敵なところです。
そんな最近のアジングロッド事情ですが、パックロッドというお手軽な釣りを実現するイメージの領域にサーティフォーさんがガチで作ったロッドを投入してこられました。
それが今回紹介する【サーティフォー 34 Advancement BCR-56】になります。
全長は5.6フィート(1.71m)ですが、仕舞寸法は47.5cm。
本格的にアジングに打ち込んでいるアングラーでも満足できる本格的なパックロッドとなっているようです。
その証拠の一つとして、ロッドのベントカーブの写真が商品紹介サイトで公開されていますが、非常に繊細な先調子のロッドながら、負荷がかかるときれいにバット部まで曲がりこむベントカーブを実現しています。
豆アジから標準的な20cm弱くらいのアジまで楽しめるラインとしては、エステルラインの0.2号が多用されるかと思いますが、0.2号のエステルラインの標準的な強度は0.9lb。
約440g前後というところですが、400gを超えるアジはなかなか港湾部のアジングでは釣れないので、300gでこれだけ綺麗に曲がってくれるロッドであれば、湾奥アジングにおいては魚とのやり取りを十分楽しめるロッドスペックと見て問題ないかと思います。
実際の実釣シーンも十分意識した上で、アジングにターゲットを絞ってバランス設計されている面白いロッドという感じを受けました。
マルチピースロッドの感度に拘った設計
釣具屋さんに足を運ぶと、最近強く感じるのが、パックロッドの浸透です。
名だたるロッドメーカーから、テレスコ(振り出し)や並継のパックロッドが非常に多くリリースされています。
廉価版も沢山出ていますし、シマノさんなどからはハイエンドモデルのワールドシャウラにおいてもマルチピースロッドがリリースされています。
バスロッドなどで見ると、いまだにワンピース至上主義的な印象を受けますが、その他のルアーフィッシングではほとんどが2ピース以上の継数のロッドなので、決してワンピースロッドが性能面で最高という訳では無いというのは常識になりつつあるのではないかと感じています。
しかし、マルチピースロッドに付きまとう懸念事項としては『感度問題』は未だに払拭できない課題なのではないかと思います。
ロッドのティップ部に伝わったバイトの感度を手元まで伝える能力は、途中で阻害要因が無いワンピースロッドがベストというが神話的な常識ですが、実際には感度は『共振周波数』によって決まってくるそうで、それを意識して設計・製造することでマルチピースロッドでも感度を損なうことが無いそうです。
継の形式については、細さを維持する為に『並継』が採用されています。
細いロッドでの並継は抜けやすいという弱点があるようですが、そこはこれまでのロッド制作で得てきたノウハウを適用することで克服されているようです。
以下に、34のホームページから商品紹介文の一部を抜粋して引用しておきたいと思います。
ここで皆様が疑問に思っておられるだろう「継数が増えることによる感度の低下」について少しお話しさせて頂きます。
皆様は継数が増えるにつれて感度が落ちると思われている傾向にありますが、実は感度は共振周波数に依存し、継数が増えても共振周波数が一致した素材と設計なら感度が落ちる事はないのです。
例えば一般に感度がいいと言われる素材同士を繋ぎ合わせても共振周波数が違えば感度は逆に落ちてしまいます、それは振動が逆に減衰するからです。
ですから今回の4本継のロッドの感度は申し分なく、むしろ良いアジングロッドが出来たがそれがたまたま4本継だったといった感じで、何の違和感や不自由なくアジングを楽しんでいただけると思います。
価格はそれなりに上位機種クラス
最後に価格です。
釣り人にとっては一番気になる部分ですが、『本格的アジングロッド』と謳われているだけあり、パックロッドと言えども低価格帯のロッドではありませんでした。
定価ベースで、『39,500円(税抜)』
やはり4万円台に乗るロッドですね。
欲しいと思われている方は、消費税が増税されるまでに購入された方が良いかと思います (^^;;
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34 Advancement BCR-56 まとめ
と言うことで、久々にアジングのNEWロッドをピックアップしてみました。
ここ数年で本格的なライトゲームロッドが本当に増えてきましたが、34さんはあくまでもアジングを主軸に捉えたロッドを出し続けておられるのが面白いと思います。
ともすると、汎用的なライトゲームロッドとして販売した方が裾野が広くて沢山売れそうな気がしてしまうのですが、実際にはアジングとメバリングではロッドに求められる性能や期待される仕事が違うので、汎用的な機能に寄せていくとどちらにも中途半端な製品になってしまいがちだと思います。
もっと言うと、ライトゲームのカテゴリーの中で扱われるボトムロック系の魚を狙うには、また違った特性が求められてくると思いますので、自分が意識しているターゲットを突き詰めて狙っていくには、しっかりとそのターゲットを掘り下げて考えられたロッドを使うのが一番かと思います。
こと、アジングに関しては、やはりシャープな張りは絶対に捨てられない要素ではないかと思います。
まだ実際にBCR-56を振ってみたことがないので何とも言えないところが多いのですが、機会があれば是非触ってみたいと思います。
買うのは・・・FER-58があるので、ちょっと今は無いかな?と思っていますが~