こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTAです。
4月頭に入手した【リップルフィッシャー リアルクレセント ベイトモデル RC-67】ですが、バス釣りとメバリングで数回使ってきました。
投げモノ(投げて巻く釣り)を中心に試し、ワーミングからブラッギングまで使ってみましたので、インプレをしてみたいと思います。
魚はそれほど掛けていませんので、釣れた時の感触はサラッと (^^;;
Keep Casting ということで。
因みに、趣味はキャスティングではありませんので〜
重めのワームの使用感
まず、重めのワーミングとして、琵琶湖で8インチのストレートワームに3.5gのネコリグを試しました。
リグの総重量は軽く10gは超えているかと思いますが、フルキャストしてもリグの重さに対する負け感は一切ありませんでした。
NANOブランクス特有の曲がって戻るという感覚は、ラインを指で押さえるベイトタックルの特性なのか?スピニングロッドよりも実感できる使用感でした。
(注)比較したスピニングロッドは、ヤマガブランクス ブルーカレント 77 NANO 比です。
と言うことで、当たり前の話しではありますが飛距離という観点では全くの不安(不満)要素はありませんでした。
ただ、フッキングにおいては若干の不安要素有でした。
魚が掛かった時点でのロッドのしなりは相当なものだったので、積極的に追い合わせをしたとしても太軸のフックであればどこまで掛かってくれるのかが正直心配でした。
曲がるロッドは釣り人が行うアワセのアクションのパワーを著しく吸収してくれるので、アワセ切れなどを心配する必要は限りなくゼロに近くなるのですが、その逆の効果として瞬間的なフッキングパワーが針先に伝わりきらないのでフッキング初期の刺さりは甘くなると思われます。
ここで大事なのは、やり取りの過程でしっかりとテンションを掛け続けてやることかと思います。
フックポイントがしっかりしているフックであれば、ファイト中に針先に掛かる負荷により徐々にフックが刺さっていってくれるので、ランディング時にはフックのカエシまでしっかりと刺さり込んでくれるはずです。
とは言え、あまりに太軸でカエシの大きなフックはあまり相性良くないかと思います。
ロッドが曲って仕事をしてくれるので、フックが伸びる心配も少ないことから、ある程度ファインワイヤー(細軸)でカエシもマイクロバーブのタイプが使いやすいと思います。
バス釣りとライトゲームでは使うフックも変わってきます。
元々細軸が主流のライトゲームではあまり気にしなくてもよいかもしれませんが、バス釣りにおいては少しフックのタイプに気を使って使った方が、タックルのパフォーマンスを最大限引き出せるのではないかと感じました。
軽いリグはやはり苦手
そして、ライトソルトシーンでの使用についてですが、ロッドのスペックとして『0.8g~』との記載があるので、実際に【サーティフォー 34 ストリームヘッド 0.8g】に【サーティフォー 34 オクトパス 1.8in】をセットして使ってみました。
ここまで軽いリグになると、リールの性能も大きく影響してくるかと思いますが、最新のベイトフィネス用のリールである【アブガルシア Revo ALC BF-7】に【キャリル KTF フィネススプール KAHEN】のコンビネーションで使ってみましたが、ほぼ期待した飛距離は確保できませんでした。
しかも、リグが軽いので、リグの自重で自然にラインが引き出される(スプールが逆転する)こともほぼ無く、必死でラインを送り出す作業が必要になり、結果としてリグはほぼ自分の目の前までカーブフォールしてしまっていました。
表層をただ巻きで探るのであれば、まだ使える感じはしましたが、リグをボトム付近まで沈めて釣るスタイルへの相性はかなり厳しいものがあると感じました。
やはり以前からこちらのブログでも書いている通り、極軽量リグでの釣りにおいてはスピニングタックルの操作性が勝っていると思います。
ちなみに、ジグヘッドを1.5gまで上げてみると飛距離は少し伸びましたが、リグを沈める作業が大変になる点は同じでした。
放置していても、ジグヘッドの自重負荷でラインが勝手に出ていってくれることはほぼ無い状態でした。
これを、3.5gの【デコイ デルタマジック】まで上げていけば状況は大きく変わります。
当然飛距離も伸びますし、リグが沈む速度も速いので着水直後に大きくロッドを煽ってラインを出しておいてあげればそのまま一気にボトムまでリグが沈んでくれます。
これを見ると、港湾部での非常に繊細なライトゲームではなく、外洋向きに近い防波堤や地磯などで重めのジグヘッドと大き目のワームをセットで使うのには向いているかもしれません。
釣れてくる魚のサイズも大きければ、魚とのやり取りにおいて不要にラインを出されることも無いのでファイトは有利に展開できるメリットを発揮できそうです。
結局、先に書いた『重めのリグ』であれば相性は良いのではないか?という話しに落ち着きますね。
プラグ類は2gから快適キャスト
次にメバリングでの実釣経験から、プラグでの使用感を書いてみます。
プラグはジグヘッドのようにワームの重さなどを考慮にいれる必要がありません。
なので使用するプラグの重さがそのまま、キャストするリグの重さとして確認できます。
実際に使ってみたプラグでは主に4点。
①【タックルハウス オルガリップレス 43】
②【タックルハウス オルガリップレス 50】
③【INX label スープラ65PD】
④【バスデイ S.P.M.55】
などが主な実釣プラグになります。
正直、試す前から②~④は3g以上あるプラグなので、快適に使えるだろうと予測はしていました。
そして、実際に使ってみた感覚としてはメチャクチャ快適に釣りができるレベルです。
特に、5gオーバーとなると飛びすぎて危ない(何が?)くらいです。
PEライン使用時にはバックラッシュ率も非常に低く(これはリールの性能のお陰もありますが)スピニングタックルで使っていた以上に操作性はアップすることを実感できます。
そして、2g台の軽い①のオルガリップレスですが、これが意外と飛んでくれます。
2g台でもしっかりとロッドにウェイトが乗って曲がってくれている感を実感できました。
しかし、2g台のプラグでもしっかり飛ばせることには、ロッド以外の要素があるように感じます。
それは、重心移動システムの効果が隠されていると言うことです。
1.5gのジグヘッドにワームをセットすれば、確実に2g台の後半くらいにはなっているはずですが、そんなリグよりもオルガリップレスの方がはるかに飛んでくれます。
このように、単純な重量比較だけでなく、飛距離が稼げるギミックなども実際に釣りをする上では考慮しないといけない要素であることを実感しました。
因みに、サイドハンドキャストでしっかりと振りぬけば快適に飛んでくれるので、風がある時などでも飛距離を大きく落とすことなく釣りができました。
ロッドが非常に軽いので、片手(シングルハンド)で十分振り回せます。
なので、サイドハンドキャストの釣りが非常に快適です。
なお、向かい風の時はくれぐれもオーバーヘッドキャストはしないようにしてくださいね。
後半で一気にルアーが失速してバックラッシュを引き起こしますので、風のある時は風に強い投げ方でアジャストするのが重要かと思います。
最後に、プラグの釣りではシンペンのカーブフォールなどで狙う時以外はほぼ表層付近で巻くか流すことになるので、ワームのところで指摘した『沈める動作』に関する煩わしさもほぼ発生しません。
やはり、ベイトタックルはプラッギングへの相性が良いと言えると思います。
このプラグ使用時の相性の良さは、ライトゲームに限らずシーバスのバチパターンの釣りでもメリットとして実感できると思います。
スピニングタックルよりも巻き感度に優れているので、バチパターンの時に頻発するショートバイト対策に効果を発揮するかと思います。
リアルクレセント ベイトモデル インプレ まとめ
と言うことで、【リップルフィッシャー リアルクレセント ベイトモデル RC-67】のインプレでした。
やはり、何度も書いてきていますがベイトタックルにはルアー小僧の夢があります。
しかし、実際に釣りをするにあたっては全て良いことばかりではなく、不利になることやデメリットもあります。
ベイトタックル、スピニングタックル、それぞれのメリット/デメリットを踏まえた上で、状況に応じて使い分けるrのが一番快適にタックルを使うポイントではないかと思います。
ただ、最近のタックルの進歩はめざましく、ひと昔前まではそもそも選択肢に入らかなったライトゲームにおけるベイトタックルが選択肢に入ってくれるのは嬉しいことです。
今後ももっともっと使い易く、釣りを快適にしてくれるアイテムが登場してくれると思いますが、そんな情報をアンテナ高く入手し、釣りの幅を広げることに役立てていければと思います。
最後に、最近のタックルは値段だけでは比較できない時代になってきていると思います。
高いタックルはそれなりに良いポイントが詰め込まれているので、そこに投資できるかどうかは個々人の判断ですが、廉価版でも実釣性能としては全く遜色ないタックルが沢山あるのは嬉しい事実だと受け止めています。
タックルを手に入れる資金を実釣のために回すことができれば、釣りのレベルを上げる為の機会をより多く得ることができることになります。
実釣至上主義の自分的には、非常に有難い時代になってきたと喜んでいる今日この頃です。