こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
本日2回目の投稿になりますが、前から気になっていた新製品がいよいよ発売になったようですのでちょっと記事にしてみたいと思います。
お題はライトゲーム用のPEラインで、サーティフォーから初めての発売となるPEライン【サーティフォー 34 サーパス】についてです。
試行錯誤で苦戦した結果生み出されたPEライン
このラインは、少し前に放映された釣りビジョンのギアコレクションという番組で紹介されていて存在を知りました。
前からPEラインの開発をサーティフォーさんとしてされているという話しは聞いたことがあるのですが、なかなかリリースされないので検討が裁ち切れになってしまったのかな?と思っていました。
しかし、実際にはかなり試行錯誤を繰り返しながら開発が進んでいたようで、2017年に晴れてお披露目という運びになったようです。
サーティフォーさん的には、やはりアジングメインのイメージなので、エステルラインである【サーティフォー 34 ピンキー】が有名で、ショアアジングにおいてPEラインの活躍シーンがあまり見られないことから、PEラインとは縁の遠い印象を持っていました。
しかし、昨年から俄かに注目を集めているボートアジングにおいて、陸っぱりより明らかに深いレンジを釣るためにPEラインの必要性に行き着き、自社ブランドのPEラインの製作に本腰を入れられたようです。
製作過程では、ラインのコーティングについて苦労されたようです。
細いラインで強度を出そうとするとコーティングの影響で実質線径が太くなる。
太くなると、ラインが受ける水の抵抗も大きくなり、快適な深場の釣りができなくなる。
細さを求めてPEラインを導入しているのに、太くなっては意味がないということです。
そんな中でアメリカのコーティング特許が切れていることがわかり、その技術を導入しつつ製品化を進めたとのことです。
また、細いPEラインは3本組の製品がメインになる中で、4本組のラインのメリットに拘り、今回の製品は4本組となっています。
確かに、シーバス用で使っているPEラインでも、4本組と8本組ではしなやかさの面では雲泥の差です。
操作性や使用感を重視するなら、3本組で妥協せずに4本組で追求されたのは納得です。
製品は2ラインナップ
今回正式にリリースされたのは2種類の太さのラインです。
細い方が0.175号という小数点以下3桁まで表示されている、見たこともないラインです。
既にリリースされているラインを見ると、【ラパラ ラピズム-X】が、0.09号で4lbというが細かい表示のMAXだったのではないでしょうか?
この細サイズのラインは、バーチカルに真下に落として釣るスタイル専用のラインということです。
投げて使えないことは無さそうですが、想定している使用方法は真下狙いですね。
また、号数表示はテレビでも見ていたのですが、気になっていたのは強度表示(ポンド表示)でした。
いくら細くても、強度が伴っていないと使いようがありません。
で、この0.175号は3ポンド以上は保証されている感じです。
ここで考えたのは、密かにショートレンジのメバリングに使えるのではないか?と。
ショートレンジのメバリングでは、主にフロロカーボンラインの2.5lbを使っていますが、少しサイズ的に不安がある場合は3lbを使っています。
しかし、、、2.5lbと3lbでは操作性の面で雲泥の差が付くのが実情です。
なので、どうしても2.5lbの使用頻度が高くなるのですが、良型のメバルがかかった時には抜き上げに不安が残ります。
風さえ無ければ、3lbの極細PEラインの投入はアリではないかと思っています。
続いて、0.25号です。
こちらは商品説明にもある通り、ボートアジングに限らずメバリングのプラッギングなどキャスティングベースの釣りも意識したラインのようです。
因みに、【ラパラ ラピズム-X】の0.2号で7lb。
しかし、先に書いた話しですが、ラピズム-Xは個人的には本当に0.2号の太さなのか?は未だに疑問を持っています。
なにせ、【シマノ 13ソアレCI4+ C2000PGSS】はスペック上であ0.6号が140m巻けるはずなのですが、ラピズム-Xの0.2号は150m巻けません。ガッツリ余ります・・・
そういう意味では、7lbの強度を出すために、実際の線径はもう少し太いのではないかと感じてしまいます。
で【サーティフォー 34 サーパス Surpass】の0.25号は、強度表示で4lbちょいということで、ある意味現実的な強度ではないかと思います。
因みに、【東レ ソルトライン メバリングPE】は0.3号で4lb。
こちらのラインは結構前からリリースされているラインですので、最新の技術を展開して製作されたラインが同じ強度を保ちつつ少し細いという
点でも、非常に現実的な感じを受けます。
サーティフォー 新作PEライン サーパス まとめ
以上、サーティフォー初のPEラインの検証をしてみました。
一見普通っぽい(突出して目を引く要素がない)ラインですが、それなりに長い期間のテストを経てリリースされていることを考えると、実性能としては安心して使える製品ではないかと思います。
価格については、定価ベースで3000円超と、少し高いので、ここはもう少し何とかならないか?という期待がユーザー目線としての正直な意見です。
ラパラのラピズム-Xは、実売価格で約2000円くらいですので。
PEラインは、ライトゲームにおいては使いどころが意外と難しいラインですが、唯一の組み糸である特性が絶対的に有利に働くシーンがあるのは事実です。
その一つが、ボートでのバーチカルな釣りなんだと思いますが、キャスティングの釣りでもいくつか思いつきます。
記事本文内にも書きましたが、個人的には0.175号の方をショートレンジの釣りで使いたいと思っています。
今は、サーティフォーの会員専用サイトでしか買えませんが、その内実店舗にて販売されると思いますので、それを楽しみに待つこととします。