タックル関連情報

【新製品情報】アピア アーチヘッド検証

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

昨日は年始初めて釣具屋に行きました。

メインの獲物?は、在庫切れとなったサーティフォーのストリームヘッドだったのですが、ライトゲーム用品のコーナーを見ていると、ライトゲームの新作に弱い?地元の釣具屋にしては驚くほど、新しいアイテムが入荷されていました。

ジグヘッドもワームも、気になるアイテムが多かったのですが、迷った末に手元に残ったのは【アピア APIA アーチヘッド】でした。

ということで、今回は新しく発売されたメバリング用のジグヘッドとされている【アピア APIA アーチヘッド】について書いてみたいと思います。

釣りビジョンにて存在を知ったアーチヘッド

最近、全くと言っていいほど釣り雑誌を買わなくなった私としては、新商品の情報は友人からのLINEに頼りっ放しの状況です。

それ以外は、毎週土曜日に放映されている釣りビジョンの番組、”ギアコレクション”くらいです。

しかし、アーチヘッドの存在を知ったのは、12月に釣りビジョンで見た、金丸さんの新番組”メバリングゲート”の中で、サラッと紹介されているところからでした。

金丸さん×アピアと言えば、こちらでも紹介した事のある【アピア APIA ゴールドワン】が有りますが、このハードルアー以外にも、【アピア APIA プロント】というワームと、【アピア APIA アーチヘッド】もリリースされる事を知りました。

金丸さんが以前に所属されていたオーシャンルーラーさんのレンジキープは、私も時々メバリングでは使っていました。

プラグのレードルリップのような形をしたヘッド部が特徴で、商品名通りカウントダウンで決めたレンジをキープし易いのがメリットのジグヘッドでしたが、フックの形状に抵抗感がありました。

一言で言うと、ロングシャンクナローゲイブです。

ひと昔のアジング用ジグヘッドほどナローゲイブではありませんが、バルキーなワームには明らかにミスマッチなゲイブ幅。

それにも増して抵抗感があったのはロングシャンク。

ジグヘッドの軸部が長いのがロングシャンクですが、このタイプのジグヘッドはワームの動きが制限されてしまうので、アピールが下がってしまう感じが否めません。

なので、私はショートシャンクのサーティフォーのジグヘッドを多用しています。

で、今回紹介するアーチヘッドは、見ての通りロングシャンク。

なのになぜ買ったかと言うと、レンジキープよりはフックのワイヤー径が細そうで、ライトゲームロッドでも刺さり易そうだったからと、敢えてこのフック形状に拘る金丸さんの真意を、使ってみて確認したかったからです。

また、パッケージングの内容もとっつき易さを感じた点です。

通常のジグヘッドは、だいたい5本前後入っていて400円~500円。

このアーチヘッドは3本入りで実売価格(税抜)で242円。

単価80円程度なので決して易い訳ではないのですが、合わないと感じた時に多くの不要在庫を抱えずに済むという点が気に入りました。

どのような製品化の方針でこうなったのか?は不明ですが、小分けパッケージにすればするほど、メーカー側のコストは上がると思います。3本でも5本でも、パッケージにかかる費用はほぼ変わらないからです。

しかし、ユーザにとってみれば前述の通り、使ったことがない製品を買うにあたってハードルは低くなるので、新しい製品をリリースする時の今後のひとつのスタイルになるのでは?と感じました。

形状面での特徴はヘッド部にあり!

同じメバリング専用を標榜しているジグヘッドとして【サーティフォー 34 ドライバーヘッド】がありますが、このドライバーヘッドは商品名の由来となるヘッド形状も特徴的ですが、フック自身もかなり特徴的な形をしています。

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一方で、このジグヘッドの特徴は、フック形状よりはヘッド形状にありそうです。

ヘッド部は、水を受ける面が深いカップ形状になっていて、ここで水を受けることでジグヘッドの存在や、潮の動きを把握し易くするのが狙いのようです。

ジグ単の釣りはともするとジグヘッドの存在がわからなくなり易いので、どの辺りのレンジを釣っているのか把握できずにノー感じになるのが難しいところかと思います。

ぶっちゃけ、ボトムを狙うならどんなジグヘッドでも構わないと感じています。

ボトムの釣りは、ジグヘッドがボトムに触れている感じを感じ取れていれば根掛かりも回避できますし、それがわかっていればガシラやタケノコメバルは釣れると思います。

逆に、ボトムの釣りでジグヘッドに求めるのはダート性能。

連続ダートでルアーの存在を知らせ、止めて見せて食わせる。

これが出来るジグヘッドがボトムの釣りには向いていると思います。

先に案内したレンジキープもある程度のダート性能は発揮してくれるジグヘッドですが、やはり一押しは【デコイ デルタマジック】ですね。

ただし、ダート性能は秀逸ですが、ヘッド先端が尖っているので、根掛かりもそれなりに発生し易いのがデメリット。

そこは、感覚を養って上手に根掛かりを回避する技術を磨かなければなりません。

話しがボトムの釣りにズレましたが、今回のアーチヘッドに関しては、あくまで中層のスイミングに使うジグヘッドであり、その中層スイミングがやり易いタイプではないかと思われます。

そして、中層スイミングで使うジグヘッドとして意識されている証のラインアイの位置も注目です。

ヘッド部の鉛の一番後ろに飛び出ているラインアイ。

最近では珍しく無いラインアイの位置ですが、ここにラインアイがある事で、ワームをセットしてもジグヘッド全体は水平姿勢を維持してくれます。

頭下がりでもなく、お尻下がりでもなく、水平姿勢。

これがスイミングでメバルを狙う時に有効な姿勢だと思います。

ラインアイの位置によるジグヘッドの特性は、商品説明には書かれていませんが、これは書かなくても自然とそうなるので書いていないんだろうなと思います。

しかし、この姿勢を維持できる事で釣れるジグヘッドとして認知される事になると思います。

ラインアイの位置に関連してもう1つ。

ラインアイをジグヘッドの後方にセットする事で生まれるもう1つのメリットがあります。

それは、フックポイントがフッキング時に立つという事です。

フッキングによってラインアイが引っ張られる事で、フックポイントが上に持ち上がり、魚の口の中で上顎や上唇の奥に針先が当たりやすくなり、結果フッキングが良くなると思います。

ジグヘッドは小さなパーツですが、その中にもいろんな要素が盛り込まれています。

それらが高い次元でバランス良く融合するように設計されている商品が、良い商品になると思います。

ワームの適合性を確認

さて、最後は実際にワームをセットしてみてジグヘッドとの相性を見てみました。

検証には普段使い慣れている1軍ワームを準備しましたが、ハッキリ言って1.5in未満のワームにはこのジグヘッドは使えません。

よほど1.5in全体がズン胴の筒状態のワームなら使えるかと思いますが、テール側が細くなっていく普通のワームでは使えませんでした。
(例)フィッシュライク 1.5in、ジュニア 1.3in、オービー1.6in

ということで、メバリングで愛用している【サーティフォー 34 オクトパス 1.8in】と、【ジャッカル ジャコナックル 2in】そして、少しバルキーな【オンスタックルデザイン ワインドシャッド40】をセットしてみました。

普段あまり使わないロングシャンクのフックなので、きれいに刺すのは結構気を遣いましたが、オクトパスは刺した後のバランスも良く、合格の相性かと思われます。

2inと言いつつ、1.8inのオクトパスよりも短く感じるジャコナックルですが、こちらも胴体とテール部の接合部の手前でフックポイントを出すことができるので、テール部の動きを阻害する心配もなく、相性の面では合格点かと思われます。
写真では若干ボディの上部分にフックを抜いていますが、もう少しボディと並行に深く刺しても問題ない感じです

で最後がバルキーなワインドシャッド40。

そもそも、ブリブリのボディにロングシャンクのフックを刺すのは結構至難の業。
しかも、ワインドシャッド40やマナティ38は、ボディの上部が山形になっていて、山形の頂点から綺麗にフックポイントを出さないと綺麗に泳いだりワインドしてくれないので、更にフックを通す難易度はアップします。

なお、このようなタイプのワームでは、指でボディを潰すように強くつまんでから刺すことでワームの中心にフックを通しやすくなることを補足しておきます。

で結論として、この手のワームはちょっと厳しいかな?と感じました。

ジグヘッドのヘッド部の形状が先端が広くて後ろにかけて細くなっているだけに、ジグヘッドとワームとの接合部に違和感アリです。

まぁ、使えないことは無いと思いますが、相性の面ではやはり細身のワームの方に軍配が挙がる感じでした。

敢えてセットしてみてませんが、プロントのようなスクリューテールグラブ(ピンテールタイプ)にも相性は良いかと思います。

新製品 APIA アーチヘッド まとめ

ということで、ジグヘッド如きで長く引っ張りました。

正直もっとあっさりと書こうと思って書き始めたのですが、書き始めると、これまでのジグヘッド選びにおいて考えたことや経験したことが次々と浮かんできて、枝葉の話しで長くなってしまいました。

しかし、いろいろ書きましたが、一番大事な点は“信じて使い通せるか?”という点に尽きると思います。

そのアイテムの特性を知り、使ってみて使用感を自分のものにして、そして釣果で成果を確認する。

そのためには、そのジグヘッドの性能が活きるシーンで使ってみないといけませんので、どのようなシーンで検証するかはアングラー側の経験と技量も試される点かと思います。

メバリングシーズン本格化に向けて市場投入されたこの【アピア APIA アーチヘッド】、試してみるのが楽しみです。

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